結婚目前カップル・鈴木京香と長谷川博己が同棲解消 “鈴木京香の恋人”という肩書に嫌気?
2010年のドラマ『セカンドバージン』(NHK)での共演がきっかけで交際をスタートさせた女優の鈴木京香(47)と俳優の長谷川博己(38)。2013年には鈴木のマンションで同棲も始め、また今年6月にはタヒチのタハア島へ旅行に行く姿が目撃されるなど交際は順調で、結婚目前と言われていた。しかし、発売中の「女性セブン」(小学館)によると、破局は確認されていないものの、すでに同棲を解消し、最近の長谷川はもぅぱら“おひとりさま状態”だという。
記事によれば、長谷川は現在、鈴木のマンションから歩いて20分ほどのところにある別宅で暮らしているという。彼は昨年夏から仕事部屋としてこの部屋を借りたが、その時点では鈴木との同棲は続いていた。しかし、今年は年内の公開を控える映画『MOZU』の撮影などで忙しい長谷川と、今年に入ってからは仕事をセーブし、主演映画『おかあさんの木』のPRと、1~3月に放送された主演ドラマ『だから荒野』(NHK BSプレミアム)の同じくPRぐらいでオフ期間を過ごす鈴木にすれ違いが生じたという。また、昨年秋に鈴木の母親が病気になり、鈴木が母親を東京に呼び寄せたこともあってか、長谷川は別宅で過ごす時間が長くなっていったとのこと。最近では、長谷川が一人で近所の定食屋を訪れることが増えているとか。
さらに、昨年鈴木との入籍が近いとメディアに報じられた際、長谷川は仕事仲間に「私生活じゃなくおれ自身を評価してほしい!」「無性にひとりになりたくなるときがある」とこぼしていたという情報も掲載されていた。鈴木との私生活ばかりが取りざたされるのではなく、俳優としての自分をもっと評価してほしいということだろうか?
大学卒業から文学座附属演劇研究所で演劇に取り組み、30歳を過ぎてからテレビや映画の大舞台で注目を集め、一気に売れっ子俳優の仲間入りした長谷川だが、一方の鈴木は『セカンドバージン』で共演した時点ですでに大御所女優として安定したポジションを確立していた大先輩。ゆえに、2人に年齢差以上の格差が指摘されることもあった。“鈴木京香の恋人”という肩書きに嫌気がさしたのか。
この同棲解消報道に、ネット上では「さんざん結婚を待たせておいて逃げるなんて卑怯!」「これで20代の女と結婚したら最悪」と、長谷川を不誠実な男かのように罵る論調と、「堤真一とか真田広之とか、長く付き合っても結局は結婚につなげられない鈴木京香にどこか問題があるのでは?」と疑問を呈する意見など、様々な声が上がっている。しかしいずれも、「鈴木京香は結婚したがっている」前提を共有しているところが興味深い。女なら誰でも、恋愛=結婚の道筋を描いていると思うのだろうか? 当の鈴木が結婚願望を抱いているかどうかなど、知る由もないと思うのだが……。ちなみに鈴木は、2013年に上梓した初エッセイ『丁寧に暮らすために。my favorites A to Z』(講談社)を拝読する限りでは、炊飯器ではなく鉄釜で米を炊き、生活須賀敦子や中島らもや森茉莉を愛する読書好きで、大橋芳子を敬愛する「暮らしの手帖」系女子、である。「年齢を重ねるのが楽しみな、自称“万年老女”」だという彼女に、結婚によって幸せのステップアップを踏もうという気配は見当たらない。
さて、同棲を解消したといっても、徒歩20分の距離に暮らしているのであれば、現在も長谷川と鈴木は程よい距離感を保てているのかもしれない。出演作が続々と決まり、俳優としてのキャリアを築きつつある長谷川が求める「ひとりになりたくなるとき」を確保でき、しかし会いたい時には会える距離である。同棲していたとはいえ、夫婦ではないのだから、鈴木の母の介護を長谷川がサポートする立場でもない。彼らの恋愛を「結婚か破局か」の二択で見てしまうのは、あまりに早計のように思うが……。
(ルイコスタ松岡)