絢香の「ごめんね。。。」にバッシング「育児に専念すれば」「ヒロが見ればいいじゃん」殺到のなぜ

 夫で表現者の水嶋ヒロ(31)との間に今年6月、第一子を出産した歌手の絢香(27)が、今年11月からのツアーについて公式ブログで言及し、プチ炎上している。

 この絢香ライブツアー「レインボーロードTOUR2015-2016~道は続くよ~」は神奈川県秦野からスタートし、名古屋、大阪、東京、福岡、石川、長野、仙台……と続いて、来年2月の広島がラスト。計15会場を予定しているという。

 このツアーは、開催日数も開催地も、過去の規模より縮小されているそうで、絢香がブログで「いつもに比べて本数が少なく、北海道や四国がない事に気付いてる方もいるかと思いますが…>_<…本当に本当にごめんね。。。」と謝罪。確かに昨年の8~11月に敢行した「絢香 にじいろAcoustic Live Tour 2014 ~3-STAR RAW~」は、鹿児島や愛媛・香川、岩手、北海道、岡山なども含め26日間のライブツアーだったが、今回は9カ所12公演。開催地を限定した理由について、絢香は「まだ子供が小さく不安定な時期なので、色々と考えた結果、飛行機でしか行けないエリアはどうしても行くことが難しいとスタッフみんなで判断しました」「今回は赤ちゃんのことを念頭に考えさせてもらいました」と説明している。

 絢香が訪れない地方のファンにとっては残念なのかもしれず、そうした地方に住むファンに向けて絢香は「ごめんね。。。」と言いたかったのだろう。また、興業収入の減少によって落胆する関係者への謝罪の意味も込めているかもしれない。しかし、冒頭で記した通り、彼女はこの6月に出産したばかり。ツアー開始時の11月時点でまだ生後半年未満である乳児の子育てをやりながら、この日程で地方行脚するのはすごいとすら思える。

 ブログには「まだお腹にいた時に、赤ちゃんをどれ位ケアできる体制が整えられるか全くわからない中で会場などをおさえていかなきゃならなかったんだ」ともあり、すでに妊娠が発覚した昨年の時点でライブ会場を決めておく必要があったのだろう。

 そんな絢香の“飛行機で行かなきゃいけないとこ無理でゴメンね”発言が、アンチ絢香には気に食わなかった様子だ。ネット上では、

「ってかしばらく育児に専念したらいいのに。ファンもそんな焦ってないでしょ」
「子供が産まれるのは分かってたんだから、ツアーをもう少し待って貰えば良かったんじゃないの?」
「そんなこと、妊娠中からわかりそうな気がするけど…」

 と、けっこうな批判を浴びている。「そこまでして中途半端にツアー回る必要ある?」と、まだ子供が小さい時期にツアーを強行することを疑問視する声もかなりあった。

 しかし絢香は来年、さらに大きな興業を予定しているようだ。「今年は、私自身の最大規模のツアーである来年の10周年ツアーへと繋がる大切なツアーです!大きくジャンプする前の、アルバム『レインボーロード』をひっさげた大事なツアーだと思っています」とブログにはあり、来年の大規模ツアーを成功させるためにも、「今年は育児休暇をとります」というワケにはいかなかったらしい。

 さらに「ヒモ旦那養うために稼がなきゃいけないのかなー」「最近すっかりヒモ呼ばわりの旦那さんに子守してもらえばよくない?」と夫の水嶋にも火の粉が飛んできている。いやいや、絢香が歌手業を続けることで金銭的享受があるのは、彼女とその家族だけでなく、大勢のスタッフたち仕事関係者であることくらい考えなくてもわかるだろう。水嶋は俳優業を休止しているワケではないが、出演作品は少ない。これによって、「主夫」「ヒモ」「絢香の付き人」等と呼ばれているが、それはそれで個人の働き方の選択である。どうしてこの夫婦はすっかり炎上キャラ化してしまったのか……。最大の要因は、「苦難アピール/幸福アピールがウザイ」と受け止められていることにありそうだ。

 絢香は2009年、バセドウ病で活動を休止すると発表し、水嶋も「彼女を支えたい」と宣言して翌年にそろって同じ所属芸能事務所を辞めた。この時点で絢香に対して「悲劇のヒロイン気取り」「水嶋はあの女に騙されている」(=苦難アピール)などと集中砲火があったのだが、その後、水嶋が2010年、「KAGEROU」(ポプラ社)でゲリラ的に小説家デビューを果たしてからは「八百長受賞」「ゴーストライターが書いたのでは?」と、水嶋のイメージも急降下。さらにその後の作品がいまだ刊行されないエア小説家となってしまったため、胡散臭さが増し続けている。2011年に絢香が歌手活動を再開するときには、元の事務所と揉めていることが報じられたが、結婚自体が所属事務所の反対を押し切ってのことだったために、ふたりと事務所間で確執が生じていたようだ。しかしそうした経緯を当の夫婦はおくびにも出さず、Instagramなどで仲睦まじい写真をたびたびUPするところが、「ウザイ幸福アピール」と叩かれる理由となっていそうである。

 それぞれ“病気の治療”、“小説に専念”という大義名分で事務所退社し独立したのに、この大義名分についてその後の報告や展開がない、すなわち物語で言えば「伏線を回収しない」ため、「治療に専念していたはずでは?」「小説に専念しないのか?」「なんでまた俳優?」「えっ子供できたんだ?」などと、アンチがいちいちツッコミたくなってしまうのかもしれない。
(ブログウォッチャー京子)

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