蓮佛美沙子、水原希子、本田翼……“低視聴率女王”なのにオファー殺到女優の謎

 映画、ドラマ、CMなど、メディアへの露出が多いものの、必ずしも結果がついてこない女優がいる。そうした女優は、大抵の場合“ゴリ押し”と揶揄されるのがお決まりだが、「最近、特にネットで名前が上がるのが蓮佛美沙子、水原希子、本田翼の3人」(芸能ライター)という。

 遠藤憲一&渡部篤郎のW主演で現在放送中の連続ドラマ『お義父さんと呼ばせて』(フジテレビ系)に、遠藤扮する大道寺保と相思相愛のヒロイン・花澤美蘭として出演する蓮佛美沙子。同ドラマは、初回平均視聴率9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、惜しくも2ケタならずで始まり、以降は第2話6.2%、第3話5.5%、第4話6.5%と、初回以外は全て消費税割れの大爆死となっている。

「蓮佛は昨年夏、『37.5℃の涙』(TBS系)で民放連続ドラマ初主演を果たしました。しかし、自慢のロングヘアーを35センチ以上カットし、病児育児士を熱演したにもかかわらず、全話平均視聴率 は6.14%と爆死。現在の『お義父さんと呼ばせて』も6%台をさまよっています。メディアへの露出も増えており、世間では当然のようにゴリ押しがささやかれていますが、彼女が所属するソニー・ミュージックアーティスツは事務所が女優のゴリ押しをするタイプの事務所ではないので、業界では制作側に気に入られていると目されています。ただ、自身の初主演作である『転校生 -さよなら あなた-』をはじめ、映画女優として演技力には定評がありますが、華に欠けるため、ドラマには向かないかもしれませんね」(同)

 続いて、水原希子は現在、SMAP・香取慎吾主演『家族ノカタチ』(TBS系)に、ヒロインである上野樹里の会社の後輩として出演中。同作は、前期に高視聴率をマークした『下町ロケット』の後に始まったのだが、その恩恵を受けることができず、初回平均視聴率9.3%、第2話9.0%、第3話10.3%、第4話9.9%と苦戦が続いている。

「生意気に思われる言動が原因なのか、アンチが多い女優の水原は、15年4月期の『心がポキッとね』(フジテレビ系)が全話平均視聴率6.6%で終えた際も、ネットを中心に戦犯扱いされていました。今回の『家族ノカタチ』についても、『水原出てる時点で見ない』『こいつが出る限り、視聴率は見込めない』などの声が噴出。しかし、ドラマに引き続き映画『信長協奏曲』や『進撃の巨人』のほか、CMや雑誌など、露出は増える一方です。制作会社スタッフによると『アンチは多いし、演技力もそこまでだけど、存在感は抜群で、とにかく目立つ。彼女を起用したがるスタッフは非常に多い』とのことですし、まだまだ露出は続くでしょう」(同)

 最後は、15年7月期の『恋仲』(フジテレビ系)でヒロインを演じ、月9としては歴史的低視聴率(全話平均10.74%)をマークしてしまった本田翼。同作を最後にドラマには出演していないが、主演を務めた同年11月公開の映画『起終点駅 ターミナル』は、全国200館で公開ながら、全国週末興行成績ランキングにおいて初登場12位と、トップ10入りを果たせずに“大爆死”している。

「本田の演技を褒める声は業界内外問わず見られません。それでも、今年秋公開の湊かなえ原作の映画『少女』にも、山本美月と共に主演に抜擢されるなど、女優業は順風満帆。その理由は、愛嬌の良さでキャスト、スタッフ受けが抜群だからと言われています。また、観客の年齢層が高かった『起終点駅 ターミナル』は爆死してしまいましたが、若い世代からはルックスの良さで支持を集めています。年を重ねるごとに、通用しなくなってくるかもしれませんが、現時点では、彼女を起用する理由の1つになっているようですね」(同)

 蓮佛、水原、本田、それぞれ、理由があって起用されているようだが、いつか視聴率が伴う女優に成長することを期待したい。

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