謎の聖女・璃子の半自伝的セックス『好きでもないくせに』

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 2015年5月、週刊誌をめくっていた男性たちの前に「聖女」が現れた。

 長く美しい髪が醸し出す大人びた魅力、微かに微笑みながらも、媚びることなくまっすぐにこちらを見つめる瞳。透き通るような白い肌とスレンダーなカラダ……。写真週刊誌「FLASH」(光文社)のヌードグラビア連載で注目を集めた「謎の聖女・璃子」は、その後1年間以上にわたって誌上をにぎわせ、低迷する写真週刊誌を牽引するまでの存在に成長した。

 しかし、ようやくここにきて、その「謎」のヴェールが解かれようとしている……。今年8月にはファースト写真集『璃子 愛しい女』(光文社)で、まるで絵画の登場人物のように美しい肢体を惜しげもなく披露した彼女。さらに、9月3日には、初の主演映画『好きでもないくせに』が公開され、11月23日には待望のブルーレイ&DVDが発売された。

 今作で、璃子が演じるのはナンバーワンキャバクラ嬢・沢石琴子。彼女は、男性からの押しに弱く、好きでもない男とすぐに寝てしまう。キャバクラのボーイとして働く男に誘われて合コンに足を運んだ彼女は、全く恋愛感情がなかったのに酔った勢いで彼を部屋に連れ込み、激しいセックスをしてしまう……。その一方で、好きな男とはセックスをすることができない琴子は、合コンの席で知り合ったモデルの陸に一目惚れ。しかし、彼の部屋に上がり込み、キスをしながらも「好きな人とセックスなんてできない」「セックスしたら、カラダだけになっちゃうでしょ」と、どうしても彼を受け入れることができず、男女の関係になることを拒んでしまうのだった……。

「好き」と「セックス」の間にある一筋縄ではいかない複雑な女性の心理を描いた本作だが、そのストーリーとともに魅力的なのが、やっぱり璃子が演じる濃密なラブシーン。写真集で見せているオールヌードはもちろんのこと、男性に固くなった乳首をしゃぶられ、指をアソコに入れられて熱い吐息を漏らしたり、クンニをされて恍惚の表情を浮かべる……。もちろん、AVではないので「疑似」であるのは当然だが、激しいピストンに身体をくねらせるその姿は、演技とは思えない程のリアリティを醸し出している。85cmのバストを揺らす聖女の姿は、下手なAV女優よりもはるかにエロティックで刺激的であり、チャームポイントとして挙げる「かぼちゃみたいにプリッとしたお尻」は、スクリーンいっぱいに広がりながら、映画館に駆けつけた男性ファンたちをムラムラと昂ぶらせた……。

 では、いったいなぜ、彼女は映画初主演にして、ここまで迫真の演技が可能だったのか?

 実は、この映画、璃子の過去にあったエピソードをモチーフとしている。璃子自身もまた、押しに弱く、流されるままに男性と過ごした経験を持っているようだ。高校を卒業後に秋田から上京し、スカウトを経てタレントとなった璃子。しかし、東京のきらびやかさは田舎から上京したばかりの少女を誘惑した。完成披露試写会では、マスコミの前で「若気の至りというか黒歴史」と、過去を振り返りながら苦笑を浮かべた璃子。もちろん、かつては、璃子自身も好きな人とはセックスができなかったという……。映画初主演とは思えないほどにナチュラルな仕上がりになっているのは、そんな、自分の半生を元にしたストーリーであることも、大きく関係しているはずだ。もしかしたら激しすぎるセックスシーンも、璃子の経験に基づいているのかもしれない……。

 その大胆さとエロさは、同じく秋田出身の壇蜜と比較して語られることが多いものの、自然体で親近感のあふれるエロさは、他に類を見ないであることは間違いない。今後、ますます注目されるであろうエロティックな「聖女」のこれからに、すべての日本男児の期待がかけられている!

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