集団リンチで鼓膜破裂も、報復を恐れて泣き寝入り……過激な“後輩イジメ”動画がSNS上に流出!

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イメージ画像(Thinkstockより)

 1月17日、韓国のSNSに、少年たちが後輩を集団暴行している動画が投稿された。少年たちはまだ中学生ということもあり、大きな波紋を呼んでいる。

 事件が起きたのは、昨年11月30日、巨済(コジェ)市の歌の練習場。A(15)ら4人は、「先輩の話を聞かない」として、1つ年下の後輩2人を呼び出した。

 Aらはノリノリな音楽を流しながら、おびえる後輩たちの顔に何度も強烈なビンタを食らわし、さらに無抵抗の2人を蹴ったり顔を踏みつけるなど、残酷な仕打ちを続けた。暴行を受けた2人のTシャツは泥だらけで、凄惨さがうかがえる。

 被害者の1人は全治2週間、もう1人は左鼓膜破裂などの重傷を負ったが、報復を恐れ、泣き寝入りしていたという。今回動画が流出したのは、加害者の1人が知人に動画を送ったことで、SNSを通じて広まったとされている。

 加害者の中学生4人は現在、警察の取り調べを受けているというが、この凄惨な後輩イジメに対して、韓国ネット民たちは「厳しく処罰してほしい。今年、自分の子どもが中学生になるから心配だ」「このクズはなんだよ? 未成年でも、まともな判断はできる。これが正々堂々とした行為なのか?」「加害生徒だけでなく、両親にも厳しい量刑を与えてほしい」などと怒り心頭だ。

 韓国社会において、先輩・後輩の関係は日本以上に厳しい。そのことが、今回のような事件が相次ぐ原因ともいえる。

 実際に韓国メディアを見ると、「教師に怒られた腹いせに、後輩を屋上に呼び出し」「『SNSでの返事が遅い』と暴行」「挨拶が適当な後輩に制裁」などなど、学校内における後輩への過激な暴行がしばしば取り上げられている。

 目上の者を立てる礼儀は必要不可欠だが、後輩が先輩の奴隷となるような事件が続いている昨今の状況は、大きな社会問題だと言わざるを得ない……。

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