韓国で大ヒット! ドラマ『未生』に見る、“日本以上にシビア”な韓国非正規社員の実態とは

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『未生』

 昨年末に韓ドラ史を塗り替えた、話題のドラマがある。『未生』(2014年tvNドラマ)がそれだ。このドラマ、有料放送であるにもかかわらず、民放を含む同時間帯視聴率1位(一部年齢層を除く)を記録。囲碁の世界で天才と称され、プロの道を目指した主人公が、夢を諦め、26歳で一流貿易会社のインターンとして働くことに。貧困家庭で育った高卒の主人公が、周りにバカにされながらも必死に努力し、成長していく姿を描いている。一見するとよくあるサクセスストーリーに思えるが、既存のドラマと大きく異なるのは、出生の秘密や四角関係、記憶喪失といったような、韓ドラではおなじみの要素がまったく登場しないところにある。それだけではなく、財閥や悲劇のヒロインすら出てこない。にもかかわらず、ヒットした理由はどこにあるのだろうか?

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