餓死する2日前の子どもの瞳…! 骨と皮になった生後5カ月の赤ん坊は絶望を見て死んだ=イエメン

【不思議サイトトカナより】

 普通であれば日ごとにすくすくとめざましい肉体的成長を遂げるのが乳児だ。しかし戦争は赤ちゃんの当たり前の発育すらも許してくれない。あまりにも悲惨な姿で写された生後5カ月の赤ちゃんの写真に世界中の哀悼の眼差しが注がれている。この写真が撮られた2日後、残念ながら赤ちゃんは息を引き取った――。


■国内の32万人の子どもが深刻な栄養失調状態に

 長らく内戦状態が続いている中東・アラビア半島に位置する共和国、イエメン――。先日、国連の仲介で政府軍と反体制派が4月10日から一時停戦に入る合意が結ばれたが、まだまだ先行きは不透明だ。

 政府軍と反政府軍の内戦にIS(「イスラム国」)も加わり、泥沼の様相を呈しているシリア情勢のニュースの影に隠れがちだが、世界最貧国のひとつ、イエメンで昨年あたりからさらに激化している内戦も、多くの国民に被害を与えて悪化の一途を辿っている。

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