J・J・エイブラムス、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』での後悔シーンは!?
J・J・エイブラムス監督は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でハン・ソロの死後、レイア将軍がチューバッカを抱きしめなかったことを後悔しているという。ハリソン・フォード演じるミレニアム・ファルコン号のキャプテン、ハンの死を受け、レイア将軍が明らかに落ち込んでいた長年の相棒のチューバッカではなく、新キャラクターのレイ(デイジー・リドリー)を抱きしめたシーンにおいてファンから集まっている落胆の声に対し、エイブラムス監督が初めてコメントを出した。その感情的なシーンでは、キャリー・フィッシャー演じるレイアがむしろチューバッカに冷たい態度を取っているような描写になっており、エイブラムスはスラッシュフィルムに「あのシーンは恐らくあの作品で僕が犯した間違いの1つだろうね...あそこにチューバッカがいなかったら、そんなに気にならなかったと思うけど、まさにあの場にいて、レイアすれ違っているからこそ無視されたような感じになってしまったんだ。そんなつもりは全くなかったんだけどね」と語った。
そのシーンについてより注意を払うべきだったと認める一方で、エイブラムスはチューバッカのハイライトは戦闘で傷ついたもう1人の新キャラクター、フィン(ジョン・ボイエガ)を助ける英雄的行為の方に充てることがメインの焦点であったとしており、「当時の僕の考えとしては、チューバッカがハンを失って辛い思いでいるにも関わらず、フィンを救出して治療を受けさせようとする姿が焦点だったんだ。だからチューバッカはフィンと行かせて、レイに焦点を置き換え、レイがレイアを見つけて、レイアがレイを見つけるっていう風にしたんだよ。お互いに会ったことがないながらも強いフォースを持っていることですでに知り合いであるかのような存在であって、レイアは僕達がスクリーン上で目にする以上のことをレイについて知っているだろうし、レイはもちろんレイアからそれを聞かされるだろうからね。だからあのシーンは出会いあり再会であり、大切な人を失った共通の悲しみへの同情が掛け合わさったものなんだ」と説明している。
一方でチューバッカとハン・ソロはキャラクターのルーツを描くスピンオフ作でまたタッグを組む予定になっている。同新作については詳細がまだ明らかになっていないものの、『LEGO(r) ムービー』を手がけたフィル・ロードとクリス・ミラーのコンビがメガホンを取ることになっており、ハン・ソロとチューイーことチューバッカの昔の姿が描かれることが発表されている。
タイトル未定の同作は2018年5月25日公開予定だ。