JKリフレ、JKお散歩、そして売春…女子高生たちが“JK産業”で働く理由

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】

jk_01_140904.jpg
『女子高生の裏社会 「関係性の貧困」に生きる少女たち 』(光文社新書)
 アメリカ国務省が公表した人身売買に関する報告書で、日本の「JKお散歩」が新たな人身売買の例として示され、話題になった。「JKお散歩」とは、秋葉原などの路上で女子高生が会社帰りのサラリーマンなどに声をかけ、一緒に食事をしたり、カラオケに行ったりしてデートするというもの。昨年も女子高生に個室でマッサージしてもらう「JKリフレ」が摘発されるなど、ここ数年、“JK産業”で働く女子高生たちが増加している。

 これまで、児童買春や犯罪の温床になる場で働く女子高生たちは、金銭面で困窮している者や家庭環境に問題がある場合が多いと思いがちだった。だが、『女子高生の裏社会』(仁藤夢乃/光文社)によると、一概にそうとは言えなくなってきているという。

 たしかに、親にお金を渡すために働くという子もいる。18歳のサヤは、高校受験に落ちてから、親に毎朝、貯金残高を告げられ、「金がない、お前の授業料でいくら消える」「銀行に借金しているのはお前のせいだぞ」と言われるようになったことがきっかけで、JKリフレを始めた。そして、稼いだお金で家にお金を入れ、自分の服を買っているうちに、やめられなくなってしまったという。

コメントは停止中です。

サブコンテンツ

このページの先頭へ