『ぼくらの勇気』に見た矢田亜希子の“時空の歪み”と、押尾学との「消したい過去」
矢田亜希子オフィシャルブログより
KinKi Kids主演のスペシャルドラマ『ぼくらの勇気 未満都市2017』(日本テレビ系)が21日に放送され、平均視聴率10.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。直前には、4夜連続で『「ぼくらの勇気 未満都市2017」カウントダウンSP』を放送するなど、日テレ側も熱心に告知していたにもかかわらず、物足りない結果に終わってしまった。
このドラマは、1997年に放送された『ぼくらの勇気 未満都市』に登場した「20年後の約束」を描いたもの。KinKi Kidsの2人はもちろん、嵐の相葉雅紀や松本潤に加え、現在は引退し、会社員となった小原裕貴の出演も話題となった。さらに、女優の矢田亜希子も出演し、ドラマ放送に合わせてブログに投稿した20年前と現在を比べる写真が話題となっている。
当時18歳だった矢田は、現在38歳。すっかり妙齢となったが、変わらぬ美しさに「ここだけ時間の流れが違う」「歴史が存在しないかのよう」とネット民も驚きの反応だ。この20年の間、矢田自身にとっても“なかったことにしたい歴史”があるのは確かだろう。
「元俳優でミュージシャンの押尾学との結婚ですね。人気絶頂期の、2006年11月に結婚し、翌年に長男が誕生します。それまで生命保険会社のCMに出演するなど、好感度抜群の女優でしたが、押尾との結婚後に仕事が激減しました」(芸能事務所関係者)
両者はドラマ『夢で逢いましょう』(TBS系)の共演をきっかけに交際を開始。押尾が矢田を口説き落とし、矢田もベタ惚れ状態だったといわれる。押尾のやんちゃなイメージもあいまって、矢田のイメージも落ちていった。そして、決定打となったのが09年8月の押尾学事件だ。
「六本木のマンションで不倫相手のホステスと合成麻薬MDMAを服用し、麻薬取締法違反で逮捕されます。その際、女性と性行為に及び、相手の体調が急変したにもかかわらず救護を行わなかったとして保護責任者遺棄致死罪でも起訴され、懲役2年6月の実刑判決が下り、刑務所に収監。事件を受けて、矢田は離婚を発表。子どもを引き取り、名前が特徴的であったため、家庭裁判所に申請し、改名したといわれています。押尾との復縁は絶対にないという矢田側の強い意志の現れでもあるでしょう」(同)
それでも矢田には、“押尾学の元嫁”のイメージがつきまとい、以前のような活躍を見せていないのは残念だ。変わらぬ美貌を生かして、実力派女優として新たなる活躍を見せてほしいものだ。
(文=平田宏利)