中村蒼、“食われるイケメン”から“食う個性派”へ 『無痛~診える眼』で見せる同世代俳優への反撃
【リアルサウンドより】 「これが中村蒼?」「ガチなのか?」、目を疑った人も多かっただろう。『無痛~診える眼~』(以下、『無痛』)で中村が演じるイバラは、先天性無痛症で無毛症の清掃…
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【リアルサウンドより】
『フォースの覚醒』公開まで一ヶ月をきった11月26日、株式会社パイ インターナショナルより『スター・ウォーズ』歴代シリーズ(エピソードⅣ〜Ⅵ、エピソードⅠ〜Ⅲ)の宣伝用ポスターやコンセプトアートを集めたアート集『スター・ウォーズ アート:ポスターズ』が発売された。
これまでの6エピソードの映画公開時に使われた世界各国の宣伝用ポスターを集めたルーカスフィルム公認のアート集となる本書。ハワード・チェイキン、トム・ユング、さらには先月残念ながら他界してしまった生頼範義をはじめとする日本人アーティストなど、これまでルーカスフィルムが世界中から選んできた一流アーティストたちによる120点余りの作品を掲載。中には、これまで日本のファンの目にしたことがないであろうレアな図版やコンセプトアートなども収められている。なお、ドリュー・ストルーザン、ロバート・カステルによる序文、及び各アーティストのプロフィールの翻訳監修を本サイト主筆・宇野維正が務めている。
■商品情報
『スター・ウォーズ アート:ポスターズ』
著者:ルーカスフィルム
判型:A4判変型(299mm×226mm)/ハードカバー/180頁(フルカラー)
ISBN:978-4-7562-4727-8 C0074
価格:本体3,900円+税
発売日:2015年11月26日
発売元:パイ インターナショナル
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【リアルサウンドより】
12月18日の公開まで1ヶ月を切った『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の主要キャストとJ.J.エイブラムス監督の来日が決定した。
このたび来日が決定したキャストは、新3部作のスタートを切る『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のキャラクターたちの中でも、最も注目され、物語の中心人物となると噂されている3名。今年4月に「『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』 KICK OFF MEETING」で来日を果たした、レイ役のデイジー・リドリーが今年2度目の来日を果たすほか、フィン役のジョン・ボイエガとカイロ・レン役のアダム・ドライバーが来日する。
さらに、ジョージ・ルーカスから「スター・ウォーズ」を受け継いだ、J.J.エイブラムス監督もキャストの3人と一緒に来日。大の親日家としても知られ「機会があれば日本に引っ越したい」と過去に語っているエイブラムスは、「ジョージ・ルーカスが創り出した世界のパワーを、もう一度、皆さんに信じてもらいたい。「善」VS「悪」のパワー、そして、フォースのパワーを」と語っている。
リドリー、ボイエガ、ドライバー、エイブラムスの4人が来日するのは、12月10日と11日。彼らは2日間の滞在中、ジャパンプレミアや特別映像上映会、シークレットイベント、記者会見に出席する予定だ。
J.J.エイブラムスとキャスリーン・ケネディ (C) 2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
■公開情報
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
12月18日(金)18時30分 全国一斉公開
監督:J.J.エイブラムス
脚本:ローレンス・カスダン
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(c)2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
【リアルサウンドより】
第16回東京フィルメックスが、昨日11月21日に開幕。オープニング作品として、園子温監督の最新作『ひそひそ星』が上映され、上映後のQ&Aに園と主演を務めた神楽坂恵が登壇した。
『ひそひそ星』は、2014年に園が自ら設立したシオンプロダクション製作による第1作。ロボットが8割、人類が2割になった未来の宇宙を舞台に、宇宙宅配便の配達アンドロイド鈴木洋子が、様々な星を巡りながら人間たちに荷物を届ける模様を描いたSF映画。
『ひそひそ星』上映前には開会式が行われ、林加奈子ディレクターによる開会宣言のあと、釜山映画祭ディレクターのイ・ヨンガンのほか、映画監督の塩田明彦、映画評論家で字幕翻訳家の齋藤敦子、映画配給会社アド・ヴィタムで買付・編成を担当するグレゴリー・ガジョスが登壇(シルヴィア・チャンは欠席)。
林加奈子ディレクター
本年度の審査委員長を務めるイ・ヨンガンは「東京フィルメックスに審査員として招待してくださり、ありがとうございます。ここにいらっしゃる審査員の皆さんと楽しく映画を観させていただき、話し合いながら、いい作品を選ぶように努めさせていただきます」とコメントした。
グレゴリー・ガジョス、齋藤敦子、イ・ヨンガン、塩田明彦
『ひそひそ星』の上映が終わると、園子温と神楽坂恵が観客からの拍手に迎えられ登壇。司会の林が、本作は園自身が1990年に書いた脚本を基に映画化されたことについて触れると、園は「当時、自分たちで自主映画のプロダクションを作って製作しようとしたんですけど、予算的に都合がつかなくて途中で断念したんです。その代わりに、ベルリン国際映画祭のフォーラム部門でも上映された『部屋 THE ROOM』を作ったんです」と、当時を振り返る。会場には、ベルリン国際映画祭フォーラム部門創設者であるグレゴール夫妻の姿も。本作にプロデューサーとしても参加した神楽坂は「プロデューサーとしては、お金のこととかはちょっとやったりしましたけど、そこはそこで…」と謙遜しながら、「(園と)監督と女優って関係になったときは、プロデューサーとかは関係なく、いつも通り厳しく追い込んでいただきました」と語った。
エリカ・グレゴールと握手をする園子温
25年前の企画を映画化するにあたり、園は「奥さんでもあり、プロデューサーでもあり、僕の作品の常連女優でもある彼女は、25年前の僕の脚本をスゴく尊重してくれて。僕自身もそうですけど、20代の頃の考え方に対して、今はどう考えているかというよりは、もう僕にとっては既に“彼”である当時の自分に、『なるほど、君はそう思ってるんだ。そういう純粋に映画を作ろうとする本能的な衝動に対して、リスペクトをする』っていう立場で作りました」と想いを語ると、神楽坂も「引っ越しをする度に脚本や絵コンテを見ていた」とコメント。
園子温
25年前の脚本との違いについては、「ロケーション的には変わらざるを得ないんですけど、宇宙船のシーンは忠実に絵コンテ通りに再現しました」といい、「当時は地球に対して過ちを繰り返してきた人類が通る場所っていうことで、例えば夢の島をロケハンしたりして、撮影場所を探していました」と振り返った。今回、結果的に福島が舞台になったことについては「そこにマッチさせる気は毛頭なかったんですけど、そうせざるを得なかった」と語りながら、「『希望の国』を撮ったときに取材でお会いした、仮設住宅に住んでいる人々、被害を受けた人々、人生が変わってしまったような人々に、あえて出演してもらった」と明かした。また、福島での撮影については、「ロケハンでここで撮影しようと思った場所が、ブルドーザーが入ってなくなっちゃったりするんですよ。今の福島を記録させようという意識があるんだけど、どんどん変わっていっちゃう。なので、今の福島にはもうない、まさにカゲロウであり、幻の町を撮ったと思っています」と語った。
神楽坂恵
客席から作品内での音の使われ方について問われた園は、「当時、ベルリン国際映画祭でアレクサンドル・ソクーロフの特集がやってて、その音使いにめっちゃショックを受けた。そこから、音は映画の半分ぐらい重要だというぐらいに意識が高まっていった」と答えつつ、「(『ひそひそ星』は)1年間ダビングしていた。なおかつ、まだやりたいと思っている」と、音へのこだわりを明かした。
「物語の途中で出てくるミドリガメは『ラブ&ピース』のミドリガメでしょうか?」という質問が客席から飛ぶと、「よくわかりましたね(笑)」と答えながら、「あれは『ラブ&ピース』の主役をやった亀です。もう園組なんで。引き続き今もスタッフが飼ってます」と裏話が披露されるも、なぜあのシーンで出てきたのかという追加の質問に対しては、「僕はこういうときに理詰めで物を言うんだけど、だいたい間違ってるので、今日は言いません(笑)」と戯けてみせ、神楽坂が「絵コンテに書いてなくても、亀が出るってことでみんな納得していたので、自然な流れでした」とフォローした。
園子温、神楽坂恵
最後に、福島県の郡山市出身の観客から、今後も福島をテーマに作品を作る構想はあるのかという質問が出ると、園は「もちろんあります」と答え、「可能な限り、福島のドラマを、映画を撮りたいと思っている」と答えた。Q&Aが終わると、司会の林から、『ひそひそ星』が2016年5月にシネマカリテで公開されることが発表され、観客からは拍手が沸き起こる中、園と神楽坂は舞台を後にした。
(取材=宮川翔)
■公開情報
『ひそひそ星』
2016年5月、シネマカリテにて公開
出演:神楽坂恵、遠藤賢司、池田優斗、森康子
監督・脚本・プロデュース:園子温
プロデューサー:鈴木剛、園いづみ
企画・制作:シオンプロダクション
配給:日活
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