「映画」の記事一覧(28 / 35ページ)

大麻シーンだらけ!『テッド2』大ヒットで、日本にドラッグが蔓延する……!?

ted0828wb.jpg
(C)Tippett Studio/Universal Pictures and Media Rights Capital

 8月29~30日の国内映画ランキングが発表され、R15指定ながら『テッド2』が初登場1位の好スタートを切った。オープニング土日2日間で動員30万7,960人、興収4億4,200万円を記録。2012年に公開され興収42.3億円の大ヒットを記録した、前作『テッド』を上回る人気ぶりだ。

 今作では、人格を持ったテディベアのテッドが人間と結婚、子どもを持つために「人権」を求める内容だ。テッドは「所有物」か「人間」か、という重いテーマにもかかわらず「R指定」。激しい下ネタもさることながら、前作にも増して大麻を吸いまくっているシーンのオンパレードなのだ。

続きを読む

あの豪快なパンチラが銀幕で! 今週公開の2作品『映画 みんな!エスパーだよ!』 『ヴィンセントが教えてくれたこと』

espa0903
(C)若杉公徳/講談社 (C)2015「映画 みんな!エスパーだよ!」製作委員会

 今週取り上げる最新映画は、売れっ子監督・園子温が手がけた人気テレビドラマの劇場版と、ビル・マーレイ主演の心温まるコメディ。前者はおバカなストーリーとセクシーな女優陣、後者は演技達者の主要キャストによるアンサンブルと、それぞれ見どころは異なるが、笑いと感動で気分転換にうってつけの2作品だ(いずれも公開中)。

 『映画 みんな!エスパーだよ!』は、若杉公徳の人気コミックを園子温演出、染谷将太主演でドラマ化した『みんな!エスパーだよ』(テレビ東京系)の劇場版。愛知県東三河に住む高校2年生の嘉郎は、ある日突然、人の心の声が聞こえるテレパシー能力に目覚める。超能力研究者の浅見教授は、嘉郎や同じく超能力に目覚めたエスパーたちを招集。頼りない嘉郎らに、悪のエスパーが進める「人類エロ化計画」を阻止して世界を救うよう告げる。

続きを読む

『四月は君の嘘』実写化キャストに「それが嘘だろ!」の嵐!山崎賢人・広瀬すずがウケない理由

suzu0904.jpg
『広瀬すず公式ブログ』

『ちはやふる』『海街diary』『orange』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『デスノート』『進撃の巨人』……今年もアニメ・漫画の実写化が続いているが、その実態は“死屍累々”。原作ファンからポジティブな反応を得られる作品は極めて少数派であり、視聴率や観客動員がコケることも珍しくない。

 そして4日、また一つ“屍(しかばね)”たちの仲間入りをしそうな作品の発表がなされた。新川直司原作、「月刊少年マガジン」(講談社)で連載され、アニメでも大きな反響を呼んだ『四月は君の嘘』の実写映画化である。

『四月は君の嘘』は、母の死をきっかけにピアノを弾けなくなった中学2年生の主人公と、自由奔放で強気なバイオリニスト・宮園かをりの関係性を軸にした青春ラブストーリー。美しいクラシック音楽と切ない物語が絶妙にマッチしており、大げさなアクションなどもないために“実写向き”の見方もできる作品だった。

続きを読む

名台詞「お前はすでにヤッている」が脳に刺さる! 多部未華子がエロきゅんな『ピース オブ ケイク』

<p> 恋におちた瞬間のフワフワとしたゼログラビティ感、そして惚れた相手への胸の中へとぐい~んと引き寄せられていく甘美なひと時。体が触れ合うと激しい電流が全身を貫く。あの陶酔感が忘れられず、人は何度でも恋をしてしまう。田口トモロヲ監督、多部未華子主演による『ピース オブ ケイク』は人が恋におちる瞬間をディテールたっぷりに描き、狂おしいまでに成長したその感情がどのような終焉を迎えるかまでを克明に描いている。いわば、人間にはコントロールしがたい“恋愛”という感情の一生をドラマ化したものとなっている。<br />
</p>

憎めないアイツが帰ってくる! 今週末公開の注目の2作品『テッド2』 『わたしに会うまでの1600キロ』

ted0828wb.jpg
(C)Tippett Studio/Universal Pictures and Media Rights Capital

 今週取り上げる最新映画は、日本でも大ヒットを飛ばした中年テディベア喜劇の続編と、1,600キロの山道と砂漠を1人で踏破した女性の実体験に基づく感動ドラマ。笑いで気晴らしをしたいなら前者、旅を疑似体験して人生を見つめ直したいなら後者がオススメだ(いずれも公開中)。

 『テッド2』(R15+指定)は、命を宿した不良で下品なテディベアが、ダメ中年男ジョンと繰り広げる騒動を描いた大ヒットコメディー『テッド』(2012年)の続編。バイト先で知り合った彼女タミ・リンと結婚したテッドだが、新婚生活も早々に険悪な雰囲気になり、危機を乗り切るため子どもを持つことを決意する。ジョン(マーク・ウォールバーグ)の助けを借りて奮闘するが、州政府から「テッドは人間ではなく物」と判断され、婚姻を無効にされてしまう。ジョンは新人弁護士サマンサ(アマンダ・セイフライド)を雇い、テッドの“人権”を勝ち取るために裁判所へ乗り込む。

続きを読む

女優・大島優子はビンボーキャラがよく似合う! 20代後半を迎えた女の半端な生き辛さ『ロマンス』

<p> 大島優子はビンボーな役がよく似合う。ただビンボーくさいだけの女なら誰も振り向かないが、シビアな環境に身を置きながらも懸命に抗う姿に魅力を感じさせる。劇場版『闇金ウシジマくん』(12)ではパチンコ三昧の母親の借金を肩代わりするために出会いカフェに通う健気に歪んだ女の子、『紙の月』(14)ではいかにも明るい現代っ子のふりをしたお金と男にこすからい銀行の窓口係を好演した。AKB48時代にエースの座を競った前田敦子が今年公開された『さよなら歌舞伎町』と『イニシエーション・ラブ』でふわふわと浮ついた、お股のゆるいビッチキャラを演じていたのとは対称的に、生活感のあるキャラクターを得意としている。</p>

<p> AKB時代に白石晃士監督の都市伝説をモチーフにしたホラー映画『テケテケ』(09)に主演していた大島優子だが、AKB卒業後初となる映画主演作がタナダユキ監督の『ロマンス』だ。小田急線を走るちょっとリッチな特急列車ロマンスカーのアテンダントとして、制服姿でテキパキと働く。生活感のある大島優子はタナダユキ作品にぴたりとハマる。タナダユキ監督はお金にうるさい女子を生き生きと描く。蒼井優がブレイクした『百万円と苦虫女』(08)はバイト先を転々としながら100万円貯めることに異様な情熱を燃やす女の子のロードムービーだった。『赤い文化住宅の初子』(07)は集合住宅で兄と2人きりで暮らす女子中学生のビンボーサバイバル物語だった。タナダユキ作品のヒロインたちは、お金が喉から手が出るほど欲しいのにお金のことを憎んでいる、そんな相反する感情を抱えて生きてきた。タナダユキ監督にとって『百万円──』以来となるオリジナル作『ロマンス』では、お金の代わりに家族がキーワードとなっている。</p>

正しさとは? 家族とは? 観客に訴えかける! 今週末公開の2作品『ナイトクローラー』『at Home アットホーム』

m0nightwb.jpg
(C)2013 BOLD FILMS PRODUCITONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 今週取り上げる最新映画は、違法行為を働く主人公という共通点がある2作品。とはいえ、報道パパラッチの男が一線を越える過程をダークに描く洋画と、優しく穏やかな空き巣稼業の男が家族を守る邦画、好対照な2本でもある(いずれも8月22日公開)。

 『ナイトクローラー』は、『ブロークバック・マウンテン』(2005年)のジェイク・ギレンホール主演で、倫理観の欠如した男がテレビ業界の裏側で成り上がる姿を描くサスペンスドラマ。ロサンゼルスで盗んだ品を売りさばいて日銭を稼ぐルイスは、通りかかった交通事故現場で、スクープ映像専門の報道パパラッチに遭遇する。悲惨な映像がテレビ局に売れると聞いたルイスは、早速ビデオカメラと無線傍受器を入手。事件や事故の現場に駆けつけ、被害者や犠牲者の姿を無遠慮に撮影していく。映像が過激になるほど報酬も高額になることに味をしめたルイスは、さらなるスクープ映像を求めて行動をエスカレートさせていく。

 12キロ減量して頬がこけ、目に異様な光を宿したギレンホールの怪演が圧巻。夜間の暗い照明に青白く浮かび上がる表情が死神のようだ。『落下の王国』(06年)、『ボーン・レガシー』(12年)の脚本を書いたダン・ギルロイによる初の長編監督作ながら、ドキュメンタリータッチの演出とテンポよい編集でぐいぐい引き込まれる。刺激的な映像のためなら違法行為もいとわないパパラッチ、それを知りながら特ダネを買う視聴率至上主義のマスコミ、そして彼らと共犯関係にあるのがほかでもない視聴者の私たちであるという、痛烈な風刺がたまらない衝撃作だ。

続きを読む

犯罪発生率の増加も食料問題もこれで全て解消!? 鬼畜監督が考えたベストアンサー『ムカデ人間3』

<p> ひとりぼっちはイヤ、誰かと繋がっていないと不安……。そんな現代人にぴったりなスカトロ版“人類補完計画”が『ムカデ人間』シリーズだ。頭のおかしな外科医によって拉致された3人の男女が肛門と口を縫合され、数珠繋ぎ状態のムカデ人間にされるという衝撃的なホラー映画『ムカデ人間』(09)は世界各国で上映禁止になるほどの騒ぎとなった。続く『ムカデ人間2』(11)は前作『ムカデ人間』を観たオタクが模倣事件を引き起こすという、さらに悪趣味なストーリーに。そして、いよいよ『ムカデ人間3』でシリーズが大団円を迎えることになった。</p>

<p> 第1作は3人、第2作は12人編成のムカデ人間だったが、シリーズ完結編『ムカデ人間3』は何と500人がひとつに繋がったスーパームカデ人間が登場! また、刑務所を舞台にした本作はただエログロなだけでなく、囚人たちをムカデ人間化してひとつに繋げば、暴動も脱走もできず、食事もひとり分で済み、さらに犯罪に対する抑止力効果も期待できるという“ブラックコメディ”にもなっている。こんなクレイジーな『ムカデ人間』シリーズを考え出したトム・シックス監督とはどんな人物なのか? オランダの自宅で新作の準備を進めているトム監督にスカイプインタビューを行なった。</p>

熱闘! 殿堂入りを目指す男たちの情熱がほとばしる『最後の1本 ペニス博物館の珍コレクション』

<p> オスのヘラジカにとって巨大な角は“男性のシンボル”そのものだ。発情期を迎えたオスのヘラジカたちはお互いの角を激しくぶつけ合って、自分の存在をアピールする。ドキュメンタリー映画『最後の1本 ペニス博物館の珍コレクション』を観て、ヘラジカのことを思い浮かべたのと同時に、人間もまた自然界で生きる動物であることを思い知らされた。それほどまでに本作に登場する男たちは自慢のペニスとペニスで激しいツバ競り合いを演じるのだ。</p>

<p> 本作の主舞台となるのはアイスランドにある「ペニス博物館」。そして中心人物となるのはこの珍博物館の館長シグルズル・“シッギ”・ヒャールタルソン。中学校の校長を務める傍ら、友人から冗談で牛のペニスの骨をプレゼントされたのがきっかけで、哺乳類のペニスをコレクションしてきた。家の中がペニスの標本だらけになるのを嫌がった妻からの要望もあり、1997年に世界唯一の「ペニス博物館」がオープンする。来場者を圧倒するマッコウクジラの巨大ペニスのホルマリン漬けから、確認するのにルーペが必要なハムスターの極小ペニスの骨など、シッギ館長が個人的に集めた大小さまざまなペニスの標本とペニスに関する美術品が陳列されている。極北の島国で生きる男の尋常ならざる情熱を感じさせるではないか。<br />
</p>

10カ月で体重20~30kg増減する『俺物語!!』鈴木亮平の“役者魂”がストイックすぎる!!

「映画『俺物語!!』」(集英社/2015映画「俺物語!!」製作委員会) 「また2カ月で30キロの減量をしたのですが、本人は『Mなので楽しみを感じてますよ!』と、たび重なる体重増減を…

サブコンテンツ

このページの先頭へ