「本」の記事一覧(4 / 16ページ)

出版界に大旋風! 『夫のちんぽが入らない』こだまが語る、夫とネットと大喜利と

<p>「このタイトルで出せないなら、他社に持っていく」。担当編集者にそこまで言わせる作品は、昨今なかなかないかもしれない。文学フリマで異例の大行列を生んだ同人誌「なし水」。そこに収められた一編のエッセーが、2017年出版界に大波乱を巻き起こしている。ただ衝撃的なタイトルに惹かれて読み進めれば、必ずやいろいろな意味での裏切りに遭う。お涙頂戴路線で読もうとすると、センスあふれる表現力が痛快に感動のはしごを外す。ちんぽが入る人も入らない人も、すべての生きとし生けるものたちへの挽歌『夫のちんぽが入らない』(扶桑社)。うらやましい、あやかりたい、そして、こだま氏の素顔が知りたい!!</p>

『スター・ウォーズ』に高田馬場が登場していた!? 名前のルーツを探る!『知っているようで知らない「ネーミングの謎」』

<p> 日刊サイゾー読者のビジネスマン諸氏に、ぜひともおすすめしたい一冊がある。『知っているようで知らない「ネーミングの謎」』(三笠書房)では、ありとあらゆる商品名の由来や、企業名の成り立ちについて解説している。</p>

<p> さて、誰もが知る大ヒットシリーズ『スター・ウォーズ』。現在、新作が絶賛公開中だが、同作品に、早稲田大学などで知られる学生の街、高田馬場の名前が登場するのをご存知だろうか?</p>

<p> 本書によれば、15年に公開した『フォースの覚醒』で登場する「タコダナ」という惑星が高田馬場から取って名付けられたという。『フォースの覚醒』の監督は、JJエイブラムス。エイブラムスが初来日した際に、宿泊したホテルが高田馬場にあり、その思い出を込めてつけたとのこと。<br />
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相模原障害者殺人事件は前触れにすぎない? 植松容疑者の「思想」はなぜ、共感を呼んだのか

<p> 神奈川県相模原市にある障害者福祉施設「神奈川県立 津久井やまゆり園」で、この施設の元職員・植松聖(当時26)の凶行によって19人の入所者が殺害された事件から、およそ半年が経過した。戦後日本国内で発生した事件として、「津山三十人殺し」に次ぐ犠牲者の多さとその規模もさることながら、ネット上に寄せられたこの事件の犯人に対する共感は、ショッキングな出来事として記憶された。いったい、なぜこの事件は起こってしまったのか? そして、この事件から何を考えなければならないのか? 社会学者で、『弱くある自由へ』『精神病院体制の終わり』(青土社)などの著作を持つ立岩真也と、『非モテの品格』(集英社新書)、『フリーターにとって「自由」とは何か』(人文書院)などで知られる批評家の杉田俊介による共著『相模原障害者殺傷事件――優生思想とヘイトクライム』(青土社)から、この事件を振り返る。<br />
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かわいいアイツも食べるとウマイ!?  アルマジロ、イグアナ、アルパカ……珍肉エッセイ『世界のへんな肉』

かわいいアイツも食べるとウマイ!?  アルマジロ、イグアナ、アルパカ……珍肉エッセイ『世界のへんな肉』の画像1
『世界のへんな肉』(新潮社)

『世界のへんな肉』(新潮社)は、100以上もの国や地域を訪れたフリーライター・白石あづさ氏が、旅の話を交えながら“珍肉”の味を伝える、ほんわか珍肉エッセイ。「おとなの週末.com」での連載「世界一周“仰天肉グルメ”の旅」を加筆修正し、書籍化したものだ。

 白石氏は、プロフィール写真だけ見ると、線の細い色白美女といった感じだ。しかし、なんでもよく食べる。南米グアマテラでは「君の肌もツルツルさ」と勧められ、ゼラチン質たっぷりの「アルマジロのブラウンシチュー」を、エルサルバドルでは、“樹上のニワトリ”と呼ばれる「イグアナのスパイス炒め」、スウェーデンではちょいとおしゃれに、日本で天然記念物に指定されている「雷鳥のロースト」と「トナカイのカルパッチョ」を食す。

 ほかにも、イグアナ、水牛、ビーバー、ダチョウ、ガゼルなど、20種類以上の珍肉を食べまくった。その中には、日本ではアイドル的な存在の、もふもふの毛に、くりんくりんの長いまつ毛が愛らしいアルパカの姿も。「Oh、残酷!」と嘆く人もいるかもしれないが、南米のレストランでは、結構よくメニューに登場する動物である。

 筆者も、ペルーへ行った時に現地人に勧められて食べてみたが、これが……うまいんですよねぇ。本書でもつづられているが、脂肪たっぷりでやわらかく、臭みもない。申し分なく、ウマイ肉なのだ。日本では、食用肉といえば、豚、鳥、牛の3種類が超王道だが、世の中には、日本人は知らぬ食用肉だらけ。動物をペットとして見るのか、ハタマタ、食用とするのかは、人間次第で国によってさまざま。

 なお、日本にも家畜としてワニを300匹ほど飼育する、食用ワニ牧場があるそうで、白石氏は果敢にも“ワニおじさん”に会いに出かける。そして、ワニの背中部分のゴツゴツとした部分を煮込んだスペシャルカレーを食べることに。気になる、そのお味は……。

 まずは本書を呼んで、国内のどこかでお確かめを。
(文=上浦未来)

●しらいし・あづさ
日本大学芸術学部学科卒業。地域紙の記者を経て、約3年の世界放浪へと旅立つ。帰国後はフリーライターとして旅行雑誌、グルメ雑誌等に執筆。これまでに訪ねた国や地域は100以上に上る。著書に『世界のへんなおじさん』(小学館)。

元ハリガネロック・ユウキロックが語る、お笑い界で「迷子」になった芸人がすべき“決断”

<p> 漫才師としては異色なパンクファッション、そしてグラサンを外して「目ぇ離れてました~」。テンポのいいボケ、ひょうひょうとしたツッコミで、初期『M-1』の常連コンビだったハリガネロック。2014年にコンビを解消し、芸人人生に幕を引いたユウキロックが初の自叙伝『芸人迷子』(扶桑社)を上梓した。一時は渋谷公会堂を単独で埋め尽くした彼が「売れなかった」と振り返る過去、自分を飛び越えていく天才たち、そして相方へのやるせない思い……。地獄を見たユウキロックが語る、複雑化したお笑い界で「迷子」から抜け出すために芸人がすべき“決断”とは――。</p>

紗倉まな、自身初のスタイルブック発売に感激! メイク術から勝負下着までプライベートを大公開

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 セクシー女優の紗倉まなが14日、東京・ヴィレッジヴァンガード下北沢店で行われた初のスタイルブック『MANA』の発売記念イベントに出席した。

 紗倉の撮りおろしのグラビアはじめ、直筆絵画やコラム、私服や下着を紹介するプライベートスナップ、ヘアメーク術が掲載された本書。紗倉は「ある意味今まで出してきたエロ関係の本とか、男性を楽しませることをメインとした本とは真逆の、本当に女性の方も楽しめる内容になっています。エロ要素は全くないんですけど、わたしが『messy』さんで連載していたコラムや、吉田豪さんやケンドーコバヤシさんとの対談も入っています」と本書を紹介。

「ぱっと見からすごくかわいらしい本で、ティファニーブルーの表紙がすごくお洒落です。活字は少しネガティブでドロドロしていますけど、その対極的な部分を逆に楽しんでもらえたら」と見所をアピール。掲載されている下着のスナップもすべて正真正銘の私物だといい、「普通に自分が着けているもの。わたしの勝負下着も写っています!」と笑顔。

 その勝負下着について「わたし、肌色の下着が好きなんです。一見、裸に見えるじゃないですか。すげえエロいなって。他の人が着けているそういう下着を見てから自分の勝負下着は肌色って決めたんです」と持論を展開。「肌色で胸の形がよく見える、あんまり安価じゃない、ちゃんとしたブラジャーを勝負下着として使っています」と、うれしそうに話した。

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 普段、紗倉が自宅で行うメイク術も掲載されおり、「メイクのハウツーをこんなに細かく書いたことはないです」と自信たっぷり。「丸顔女子の方はぜひ。仕事をする中で、プロのメイクさんに過去5年くらい、丸顔の子に似合うメイク方法を教わったものを自分なりにアレンジして編み出したものです。丸顔、たぬき顔の女子はぜひチェックしてください」と紗倉。

「今年は心身共に健康がモットー」と一年の豊富も明かし、「去年は心の浮き沈みが激しい時期があったり、体もちょっと弱かったので、今年は健康で丈夫にいきたい」としみじみ。「スタイルブックなんて出せると思っていなかったのですごく嬉しい。したいことの積み重ねで次の仕事が決まるのかなって感じました。今年も安定してやりたいことをのんびりとやっていきたい」とコメント。「アクセルはベタ踏みではなく中踏みくらいで一年頑張ります!」と話していた。
(取材・文=名鹿祥史)

MANA~紗倉まなスタイルブック

発売中

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「あなたを殺したくて殺したわけではない……」増え続ける『介護殺人』の悲しい現実

<p> こんな悲劇があっていいのだろうか?</p>

<p> ニュースを見ていると、しばしば目にする「介護殺人」の文字。介護への疲れから逃れるために、殺人へと発展してしまう、痛ましいこの種の事件。超高齢化社会を迎えた日本において、1年間に発生する介護殺人の件数は数十件に上るとみられており、もはやありきたりな事件のひとつとなってしまった。だが、毎日新聞大阪社会部取材班による書籍『介護殺人』(新潮社)を読めば、そんなニュースに立ち止まらざるを得なくなってしまうだろう。介護殺人事件の「加害者」たちを追った本書に描かれているのは、愛するがゆえに殺人にまで追い込まれてしまった、介護者/殺人者たちの苦悩である。</p>

滑稽すぎる! 戦争が生み出した本気の“おバカ珍兵器”『マンガ 本当にあった! 世界の珍兵器コレクション』

<p>「人生は近くで見ると悲劇だが、 遠くから見れば喜劇である」これは喜劇王チャールズ・チャップリンの言葉である。人間は必死に生きる。その“必死さ”は関係のない他人からすれば、滑稽に見えるのである。戦争という人類が起こせる最大の災厄の中においても、その“必死さ”が生んだ兵器群には、滑稽なものが多々ある。</p>

70代、80代でも「濡れるわよ!」 女性ライターが丸裸にした“高齢者風俗嬢”の意外な真実

<p> 男性の間で、「風俗に行ったら、ババアに当たった……」なんていう笑い話は珍しくない。しかし現在、70代、80代といった高齢の風俗嬢たちが、じわじわと増殖しており、そんな超超熟女たちを好む男性たちも増えつつある。そんな高齢者風俗の実態に迫ったのが、『高齢者風俗嬢』(洋泉社)を上梓したライターの中山美里氏だ。</p>

<p> いったいどうして、男性たちは“ババア!”と蔑んできたはずの高齢風俗嬢たちに魅せられてしまうのか? そして、彼女たちはなぜ風俗で働くのか? 超高齢化社会を迎えた日本に生まれつつある、新たな性産業に刮目せよ!<br />
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マザーテレサもスティーブ・ジョブズもサイコパス!? 隣の“名もなき殺人者”『サイコパス』

<p> 凶悪な殺人事件の犯人を指す言葉として“サイコパス”がよく聞かれるようになった。サイコパスの頭の中は、いったいどんなことになっているのだろう? そんな半分怖いもの見たさの好奇心を満たしてくれる一冊が『サイコパス』(文春新書)だ。本書では、脳科学者の中野信子が、サイコパスの頭の中を詳しく解説している。</p>

<p> さて、サイコパスという言葉にはどんなイメージを持つだろうか? 猟奇殺人、異常性癖、尋常ならざる執着……。どれも想像するだけでゾッと鳥肌が立つが、本書によれば、歴史に名を残した多くの偉人がサイコパスであったというのだ。<br />
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