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「お兄ちゃん! 私、濡れているの」韓国名門大学の卒業式でハレンチ垂れ幕

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 韓国では、日本より少し早い2月に卒業シーズンを迎えた。そんな韓国の卒業式といえば、トラブルと切り離せない。特に「裸コンパ」と呼ばれる、卒業生を後輩が全裸で送り出す伝統行事などは、SNSの普及で「やりすぎでは?」と問題視されるようになり、ここ数年は自粛傾向にある。また、各学校の関係者や警察が厳重な警戒態勢を取ったことから、今年は例年に比べると穏やかな卒業シーズンだったといえるだろう。

 それでも、トラブルが完全になかったわけではない。2月23日には、名門・檀国(タングク)大学で騒動が起きている。

 問題が大きくなったのは、あるユーザーが同大学のFacebookに、卒業式会場で掲げられた“垂れ幕”をアップしたからだ。垂れ幕には赤字で大きく「オッパ(お兄ちゃん)! 祝・卒業」と書かれているのだが、実はその下にも黒字で小さく文字が書かれている。

 それらを大小すべての文字を合わせて読むと、「お兄ちゃん! 私は今、濡れていて締まりがよくなっている」となる。手が込んでいる割に、実にくだらないイタズラだ。

 この件がメディアで取り上げられると、ネット上では「これが名門大学かよ?」「最近は名門も三流もレベルが変わらないな」「父母が卒業式に来たら恥ずかしい」と、あきれ返る声が多く上がった。

 さらに、この垂れ幕を制作した同大学の担当委員会が謝罪するも、当事者の名前を伏せたため、在校生からは「大学の恥を全国に晒されたのだから、当事者を除籍しろ」などという批判の声が相次いでいる。

 とはいえ、今回の騒動は、例年に比べたらずいぶんおとなしく、厳戒態勢が功を奏したのは確かだ。韓国の風物詩だった卒業式トラブルも、今年で見納めかもしれない。

朴槿恵を支持する高齢者たちが極右化? 「太極旗」片手に大暴れ中!

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イメージ画像(Thinkstockより)

 最近韓国で、「太極旗」をめぐるトラブルが相次いでいる。韓国のシンボルであり、ときには愛国心の象徴でもある国旗が、なぜ“トラブルの元”と化したのか?

 事の発端は、朴槿恵大統領の弾劾に反対する団体「パクサモ」によるデモだ。パクサモとは、「朴槿恵(パク・クネ)大統領を愛(サラン)する集まり(モイム)」を縮めた言葉で、いわば朴大統領のファンクラブ。彼らは朴大統領の弾劾を求めるロウソクデモに対抗するデモを開催しているのだが、そんな彼らの象徴として引っ張り出されたのが、太極旗なのだ。

 パクサモによる“太極旗デモ”は、はたから見ればお祭りのように見えるかもしれない。参加者たちがさまざまなサイズの太極旗を手に持ち、道路を埋め尽くす光景は、2002年の日韓ワールドカップ時に熱狂的な応援を繰り広げた韓国人を見ているようだ。しかし、あの頃と明らかに違うのは、パクサモのほとんどが高齢者で、みんな怒りをむき出しにしていること。海外から「平和的だ」といわれたロウソクデモに比べ、暴力的かつ狂気に満ちあふれているのだ。

 実際、太極旗デモをめぐっては、さまざまなトラブルが発生している。60~70代のデモ参加者が通りすがりの若者に「なぜ太極旗を持たないんだ!」と怒鳴ったり、暴行を働いたりするケースは数えきれない。デモを取材していた記者たちを襲ったこともあった。デモ現場近くのコンビニでは、酔っ払った参加者たちが店の前に太極旗を掲揚しようとする迷惑行為が頻繁に起こるという。

 先日は、太極旗デモに出くわした21歳の青年が、参加者が落とした太極旗を燃やすという事件もあった。太極旗を毀損した場合は“国家冒涜罪” で処罰を受けるのが一般的だが、状況が状況だけに、この青年に関しては警察も対応を迷っているらしい。

 市民の間では、「太極旗を持つ人はパクサモか、過激な保守派」という偏見が生まれ、太極旗を避けるようになった人も少なくない。SNSでは「太極旗に対するイメージが悪くなったな」「祝日に太極旗を掲げるのをやめる」「いっそのこと、新しい国旗を作ろうよ」といった書き込みも見受けられる。

 いまや国民が目をそむける存在となった韓国の国旗。いくら政治的葛藤が深刻とはいえ、国家の象徴を汚すことは本末転倒かもしれない。
(文=S-KOREA)

●参考記事
・何があっても支持します!…孤立する朴槿恵大統領の唯一無二の味方、“パクサモ”とは
http://s-korea.jp/archives/11143?zo
・「独立を願う国民の思い」を忠実再現…ソウル市庁の超巨大“太極旗”が強烈すぎる
http://s-korea.jp/archives/7402?zo

イケメン配信者に横領した5,000万円を送金! 動画配信に翻弄される女たち

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裁判で横領した経緯について淡々と語る、会計担当の女

 日本でも、ユーチューバーが子どもの「なりたい職業ランキング」にランクインするなど話題になっているが、ネット利用人口が7億人に迫る中国では、動画の生配信がさらに過熱している。

「南方網」(2月26日付)によると、江蘇省淮安市にある政府系機関で会計業務を担当していた女が、280万元(約5,000万円)を横領したとして逮捕された。気になるのはこの大金の使い道だが、なんと女は、ネットで知り合ったイケメン動画配信者に全額送金してしまったというのだ。

 この配信者と、ネット上のオンラインゲームで定期的にプレイしていたという女は、彼の気を引くため、2015年9月頃から約10カ月間、複数回にわたり送金を繰り返していたのだ。現在、女は公判中だが、横領罪で実刑判決が下されるであろうと地元メディアは報じている。

 動画配信者に大金を注ぎ込んでしまうのは、成人女性だけではない。「網易新聞」(2月18日付)によると、上海市に住む13歳の女子中学生が親のクレジットカードを使い、25万元(約400万円)を男性動画配信者に送金する事件が発生している。この女子中学生は、この男性の歌声に恋心を抱き、1曲リクエストするたびに1,000元(約1万6,000円)を送金していた。

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家庭内暴力で、シリコンが胸からはみ出た女

 生配信で散財してしまう者もいれば、自ら配信者となって稼ごうと、プライベートを切り売りする女性もいる。同じく「網易新聞」(2月26日付)によると、セクシー動画配信者として知られている女性が、夫からの家庭内暴力で受けた体の傷を配信し、炎上騒ぎを起こしている。彼女がアップした動画の中には、豊胸手術をした胸を殴られ、シリコンが傷口からはみ出しているものもあり、ネットユーザーからは「アクセス稼ぎ目当てのイカれた女」とのコメントが寄せられている。

 一晩で数千万元が動く中国の動画配信の裏には、それに依存する悲しき女が存在しているようだ。
(文=青山大樹)

鬼コーチが陰口を叩いた部員にブチ切れ→脳死状態になるまでフルボッコ!

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イメージ画像(Thinkstockより)

 日本では教師の体罰に対する世間の視線は厳しいものがあるが、お隣・韓国では、ある程度の体罰ならば容認される風潮がある。儒教の教えが色濃く残っているため、「目上の人間を敬うべき」という考えが根本にあり、序列社会が明確になっているからだ。

 そんな中、ソウルの高校で2月25日、ハンドボール部の部員6人に暴行を加え、そのうちA君(18)を脳死状態にさせたとして、コーチのチェ容疑者(32)が暴行致傷容疑で逮捕された。

 チェ容疑者は、シャワー室で部員たちが、自分と自分の師匠に対する不満を口にしているのを聞き、激怒。問題の6人を体育館に呼び出すと、指導と称して腕立て伏せを強要したり、部員たちの頭や体を蹴るなど、フルボッコにした。さらに、A君が意識を失っていたのにもかかわらず、そのまま放置。1時間後にようやく病院に搬送したが、今もA君の意識は戻っていないという。

 部員がコーチの陰口を叩くなど、どこにでもある話。そんな些細な理由で、部員をフルボッコにしたチェ容疑者の罪は重い。
 
 この報道を見聞きした韓国ネット民からは、「最近のガキどもは口が悪すぎるから、コーチの心情も理解できるけど、ここまでやるのは許せない」「いつまでたっても、体罰ってなくならないんだな」「悪口を言われたからって、脳死状態になるまで暴力を振るうなんて……」「体罰に対する早急な対策が必要だ」などと、体罰が横行する社会への苦言があふれ返っている。

 韓国では、2月だけでも体罰に関するニュースが続発している。14日には、高校の野球部のコーチが、部員の襟首をつかんで顔を殴りつける事件が発生。また同じく14日、学生が「運動場の芝生部分」を歩いたり、「大学前で買い食い」しただけで体罰を加えて構わないとする、某大学の“体罰マニュアル”の、ネット上への流出騒ぎなども起きている。

 実際、体罰は、どれくらい起きているのか? 1月末に発表された「2016年京畿道学生人権実態調査報告」によると、同市内の小中学生の15%以上が、学校で「年に1~2回体罰を受けた」と告発している。直接的な体罰はもちろん「悪意のある指導」や「性的発言」など、言葉の暴力を訴える生徒も多い。こうした精神的体罰を受けた生徒は、小学生で10.3%、中学27.8%、一般高校28.7%と、非常に多い。

 長幼の序を尊ぶ精神は素晴らしいが、上の人間が模範にならなければ、その思想に意味はない。本当に生徒のことを思うなら、真摯な態度と言葉で、指導を行ってほしいものだ。

恋人も友人も作らず、ネットの世界に没頭……中国全土で2,000万人以上が“ぼっち化”

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 中国で今、「空巣青年」と呼ばれる人たちが社会現象になりつつある。日本語に直訳すると「独居青年」となるが、単に一人暮らしを指すのではなく、そのライフスタイルを含めた造語で、いわば「巣籠もり青年」といったところだろうか。

 中国中央テレビのニュースによると、空巣青年は20~39歳で、大都市で仕事をしている地方出身者のことを指すという。賃貸住宅で一人暮らしをしており、友達と外で食事をしたり、遊んだりせず、仕事が終わればすぐに帰宅してインターネットの世界に没頭するのだ。他人の干渉を嫌い、孤独だが、自由な生活を好んでいるのだという。

 自宅では、スマホやPCなどをいじりっぱなしで、ほとんどの時間をネットやゲームに費やし、食事も当然ひとりだ。ただし、消費意欲は旺盛で、グルメやファッション、デジタル機器やガジェットなど、最新のライフスタイルを好んでいる。外出しないのにグルメやファッションに消費するというのは矛盾している気もするが、これは会社でのランチ時や、通勤時の服装にこだわる、という意味らしい。

 こうした空巣青年は現在、中国で2,000万人以上存在するといい、社会との関わりが少なく、殻に閉じこもる若者たちが増えることで、社会全体がコミュニケーション不全になるのではないかと危惧されている。また、空巣青年の約20%が「月光族(消費生活を謳歌して貯蓄がない人々)」か、あるいは少額の借金を抱えているという。

「上海でも、そういう若者はたくさんいます。仕事が終わればすぐに家に帰り、家に引きこもってネットでゲームや動画を楽しんでいる。夕食はスマホで出前サービスを利用し、生活必需品もすべてネットショッピングでそろえているので、外出する必要はない。休日は一歩も外に出ないという若者も多いですよ。こう言うと、なんだか引きこもりの変人のようですが、身なりも普通で、コミュニケーションも問題ない。ただし男性の場合、結婚は『カネがかかる』と諦めていて、童貞率も高いと思います(笑)。今はまだ、社会に与える悪影響があるとも思えませんが、こうした人たちが高齢化するとどうなるか、ちょっと心配です」(IT企業に勤める上海在住の日本人)

 中国中央テレビでは、「周囲に相談できる近親者や恋人もおらず、その寂しさをネット上の消費活動によって紛らわせている」と分析し、人との関わりを絶ち、孤独な生活が続けば精神も空虚になっていくと警鐘を鳴らしている。

 中国では近年、「蟻族(地方出身の、就職にあぶれた大卒者)」や「剰女(高学歴高収入の独身女性)」など、さまざまな属性の一群が誕生し、社会現象になってきた。空巣青年の増加で、中国社会はどう変貌していくのだろうか?
(取材・文=五月花子)

「キムチ女なら2時間でベッドに連れ込める!」YouTubeナンパ動画に韓国社会が騒然!

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問題の動画のキャプチャ画像

 2月17日、YouTubeに「Street To Bed In 2 Hours With Shy Korean Girl(2時間以内に、韓国人女性をベッドに連れていく)」というタイトルの動画が投稿された。タイトル通り、ナンパの伝道師を名乗る男性たちが、路上で韓国人をナンパして、ベッドインするまでの姿を撮影した動画だ。チェコの首都プラハの路上で隠し撮りされた2本の動画には、2人の男性がそれぞれ韓国人をナンパする姿が隠し撮りされている。

 女性の顔にはしっかりとモザイクがかけられているが、路上でのキスシーンはもちろん、男性の家についていき、下着姿になる姿まで映されていた。

 この動画は3月2日時点で26万回以上再生されており、韓国メディアでも大きく取り上げられた。ネット民の間からは「プライバシーの侵害だ」「女性をだまして再生数を稼ぐ犯罪行為」などと投稿者を非難する声が上がる一方、「韓国女に白人男性を与えたらダメだな」「やっぱり韓国女は尻が軽い。特に外国人に対しては……」などと、韓国人女性の貞操観念の低さを嘆く声も多かった。

 しかし、ネット民が指摘するように、韓国人女性が外国人男性に心を開きやすいというのは事実のようだ。2014年に韓国内の結婚情報サービス業者が全国の未婚男女各284人に「結婚相手は外国籍がいいか?」というアンケートを実施したところ、男性の63.7%が否定的な回答だったのに対して、女性の約60%は肯定的な回答。男女で真逆の結果となっているのだ。“韓国人女性が外国人に弱い”というのも、あながち間違いではないのかもしれない。ちなみに、結婚相手に外国人を選ぶ理由としては、「分別のある生活が送れそう」「容姿が優れている」が最も多かった。

 最近、韓国ネット上では異性蔑視の風潮がまん延しているが、この動画をめぐる反応を見てもその傾向は顕著なようだ。

豊胸手術で“可動式おっぱい”に!? 偽乳が背中にお引っ越し

<p> 中国広東省中山市の病院に、一人の中年女性が診察にやってきた。豊胸手術で大きくなったおっぱいが、今年に入ってから突然移動を始め、その痛みに耐えられなくなったのだという。地元の新聞「南方都市報」が伝えた。</p>

<p>今年46歳になる張さんは10年前、自分のペッタンコな胸にコンプレックスを持っていた。それを克服しようと、1万5,000元(約25万円)をかけて美容外科で注射式豊胸術を受け、AカップからCカップへと変身を遂げたのだった。</p>

<p> それから10年たった今年初め、突然おっぱいのあたりが腫れ始め、痛みを感じるようになってきた。近くの病院で鎮痛のための点滴を受けたものの効果はなく、公立病院で検査を受けたところ、胸部に入れられていた注入物が背中にまで移動していることが判明した。</p>

「“心づけ”を渡さなければ発車しない!」重病患者に賄賂を要求する“悪徳救急車”が横行中

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空の祝儀袋を患者の家族に渡す看護師。中国では、赤は縁起がいいとされているが、重病患者を前に不謹慎すぎる

 日本では救急車の利用は当然無料だが、海外では有料なことも少なくない。そして中国の場合、正規の料金以上の出費を強いられることもあるようだ。

「重慶晨報」(2月20日付)などによると、広東省広州市に住む陳さんの父親は重病で、同市の病院に入院していた。しかし、病状が思わしくないため、別の病院に転院することになったのだが、高熱があり、点滴を受けていたことから、医師は救急車での搬送を勧めた。そこで陳さんは病院のホワイトボードに書かれた番号に救急車の申し込み電話をかけるも、一向につながらない。すると医師は「担当者の携帯電話」として別の番号を教えてきたという。

 そうして手配した救急車が到着すると、陳さんは目を疑うような光景に出くわす。乗っていた看護師が、なぜか空の赤い祝儀袋を2つ渡してきたのだ。心づけを渡さなければ、救急車を発車させないという。看護師いわく、これは運転手に渡すためのもので、これまで数々の患者が助かった縁起物なのだとか。まるでお布施を強要する悪徳宗教のようである。

 陳さんはカネなど払いたくなかったが、高熱でうなされる父親を一刻も早く転院させたかったため、妥協することに。110元(約1,800円)ずつを祝儀袋に入れ、看護師に渡した。一部始終を携帯電話のカメラで撮影していた陳さんが後日、その動画をテレビ局に持ち込んだことから、騒ぎは広まった。

 一連の報道に対し、ネット上では「ニセ救急車ではないか」という指摘が殺到。一方で、「破水した時に救急車を呼んだけど、搬送費に加え、応急手当の費用として数百元取られた。血圧を1回測っただけなのに」「数日前、骨折して救急車に乗ったら、1キロ以内の初乗りが150元(約2,400円)で、さらに20元(約320円)の看護代を求められた」など被害体験も寄せられた。

 前出の看護師の白衣には名札がなく、所属は不明。本当に看護師なのかどうかも怪しく、テレビ局の記者が問い合わせたところ、病院側は「当院所属の救急車ではない」と回答。調査してみると、この車両は外部の会社が所有するものであり、病院所有の救急車が不足した時に利用されるものであることが判明した。

 上海市で医療コーディネーター業に従事している日本人男性は、こう話す。

「救急車の番号を教えたのが担当医であることを考えると、医師もグルである可能性が高い。医師というと日本では高給取りですが、中国の場合は年収が10万元(約160万円)に満たないこともザラ。それでも医師が人気の職業なのは、賄賂など副収入を得る機会が多いから。ただ習近平政権による腐敗撲滅により、製薬会社や医療機器メーカーからの露骨な賄賂を受け取りにくくなっているのが現状。そうなると、一番の金づるは患者、ということになるわけです」

 中国でケガや急病という事態に陥った際には、救急車よりもタクシーを利用したほうが、結果的に安上がりかも?
(文=中山介石)

導入前から悲鳴続出! 韓国版「プレミアムフライデー」は残業が増える!?

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プレミアムフライデー公式サイトより

 月末金曜日の終業時刻を15時に早める「プレミアムフライデー」が今月24日から始まったが、案の定、世間ではあまり盛り上がっていないようだ。

 そんな中、お隣韓国でも23日、同様の施策導入案が発表された。

“韓国版プレミアムフライデー”ともいえるこの施策の正式名称は「家族と共に過ごす日」。毎月1回、金曜日の16時に退社し、家族とショッピングや旅行を楽しもうというもの。個人消費を促すことが目的のキャンペーンで、わざわざ“家族”と付けるところにあざとさを感じるが、韓国政府としては日本との差別化を図ったつもりなのかもしれない。

 大まかな内容は日本版とあまり変わらなそうだが、韓国版には思わぬ落とし穴があった。それは、“16時退社”のための仕組みである。

 例えば、通常18時退社の人は、月曜日から木曜日まで30分ずつ残業し、超過勤務分を積み立て、それを金曜の勤務時間から差し引くといった手法が検討されているのだ。総労働時間は維持しつつ、韓国版プレミアムフライデーを実施しようとした結果、こういう仕組みが考案されてしまったらしい。

 この計画は当然のごとく大不評で、SNSでは怒りのコメントが後を絶たない。

「また雑に日本の真似をしようとするな」
「そうでなくても、普段から残業しまくってるよ」
「16時退社なんて誰も望まない。定時に帰らせてくれ」
「次の月曜日が、さらに苦しくなりそう」
「公務員だけが喜ぶ政策ばかり考えやがる」
「お金を使う時間がないんじゃない。お金自体がないんだ」
「給料を上げてくれれば、自然と内需が活性化すると思いますが」
「典型的な机上の空論。この政府は本当にダメだ」

 OECD(経済協力開発機構)が発表した2016年雇用動向によれば、就業者1人あたりの年間労働時間は平均1,763時間だが、韓国は2,124時間で、加盟国38カ国中3位となっており、21位(1,729時間)の日本よりも深刻な状況だ。

 ちなみに、退勤時間を早めること以外にも、国内旅行の活性化を目し、高速鉄道の運賃を最大50%割引、軽自動車のガソリン税の上限を年間20万ウォン(約2万円)に引き下げるといった計画も打ち出しているが、これで韓国版プレミアムフライデーが定着し、政府の思惑通り消費が喚起されるとは到底思えない。

 勇み足で始まってしまった日本と同じ道をたどらないよう、韓国ではまだまだ議論の余地がありそうだ。
(文=S-KOREA)

●参考記事
・月給20万円以下が4割強!韓国サラリーマンの「リアル」と涙ぐましき「防衛策」
http://s-korea.jp/archives/10271?zo
・今年も仕事漬けだった!? 韓国サラリーマンが選ぶ2016年の新語・流行語ベスト5
http://s-korea.jp/archives/12300?zo

狂気の時代へ逆戻り!? ドロボー女が“人民裁判スタイル”で晒し刑に

文革時代へ逆戻り!? ドロボー女が人民裁判スタイルで晒し者にの画像1
公衆の面前で晒し者にされている女性の窃盗容疑者

 文化大革命期、数多くの政治家や知識人を抹殺した「人民裁判」が、まさかの復活だ。今月15日、中国四川省南充市で、まさに人民裁判が行われたと、現地のメディアが伝えている。

 それによると、40歳の女が団地の地下駐車場から電動バイクを盗み出そうとしたところを警備員に見つかり、警察に通報された。すぐに警察官が現場に駆けつけ、女を逮捕して連れ去ったのだが、その際、女の首には「私は泥棒です」と書かれた札がかけられていたという。

 いったい誰がこの札を女にかけたのかはわかっていないが、写真を見ると、警察官が女を連行するときも札がかけられたままになっている。

文革時代へ逆戻り!? ドロボー女が人民裁判スタイルで晒し者にの画像2
あまりの屈辱からか、地面に倒れ込んで苦悶の表情を浮かべる

 これについて、中国法曹界の専門家は「裁判せずに人を裁くことは決して許されることではなく、当事者が抗弁する権利を奪っている。人権および司法への冒涜だ」と話している。

 一方で、ネット民からは「さすがに、やりすぎだ」という声が上がっているものの、今回の行為への称賛も意外に多いようだ。

「この程度の犯罪じゃ、刑罰はたいしたことないだろ?」
「こういう泥棒が裁判を受けて有罪になっても、しばらくしたらまた戻ってきて盗むだけ。晒し者にすれば二度とやらない」
「泥棒なんて、物を盗んだ時点で、人権なんか放棄している」
「法曹界の専門家は、世の中のこと何もわかってないからな」

 文革期の人民裁判でも、有罪とされた人たちに「反革命分子」などと書かれた札を首にかけて晒し者にし、精神的苦痛を与えるという懲罰が頻繁に行われていた。そんな行為がいまだに行われているところを見ると、中国人の法意識というものは、当時と何も変わっていないのかもしれない。
(文=佐久間賢三)

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