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アイドル界の歪な「身長問題」とは? アイドルライターが真剣に語る!

【不思議サイトトカナより】

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※イメージ画像:『フォトテクニックデジタル 2008年10月号』(玄光社)

 
 無期限活動停止中のアイドルユニット「Berryz工房」の熊井友理奈が今月14日、ファッションデザイナー桂由美氏の「パリコレ・ドレス発表会」に出席。そこで、桂氏のドレスを着用した姿が話題になった。

 アイドルらしいキュートな顔立ちながらアイドルとしては規格外ともいえる181センチの身長で独特の魅力を放つ熊井。発表会では8センチのヒールを履いていたため、その迫力がさらに際立った。

 15日にTOKYO MX系『5時に夢中!』にゲスト出演した元「モーニング娘。」の矢口真里はこのニュースを受け、自身の約145センチの身長がかつてはコンプレックスだったが「芸能界に入ると、それが真逆になって、小さいからよく見つけてもらったり、それがキャラになる」と説明。また男性ファンと握手する際も、自然と上目遣いになるので低身長がメリットになったことを明かした。

 意外に見過ごされがちなアイドルと身長の問題だが、多くのアイドルにとっての理想はどれぐらいなのだろうか。ハロプロやAKB48などアイドルの取材経験豊富なライターは次のように説明する。

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ブラック企業ジャニーズ。SMAP独立を阻止しマネージャーを退職させたメリー喜多川のパワーハラスメント

 1月13日から連日のようにスポーツ紙やワイドショーが取り上げ、18日の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)をもって“収束”となった、SMAP解散騒動。25年間世話になってきた飯島マネージャーの退社を受け、ジャニーズ事務所を離れようとした中居正広(43)、稲垣吾郎(42)、草なぎ剛(41)、香取慎吾(38)の4人が、結局ジャニーズ残留を表明することになり、もうこの騒ぎはこれでおしまい。事務所の大恩を理解せず“裏切り者”になりかけた4人を引き止め、激怒する事務所幹部との仲介役に徹した木村拓哉(43)は英雄で、株を上げたことになっている。

 だが最高瞬間視聴率37.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と非常に多くの注目を集めた『SMAP×SMAP』での4メンバーによる謝罪は、視聴者に強いショックを与えている。事態の説明は省かれ、生気を失った表情でただただ「申し訳なかった」と繰り返すメンバーたちの様子に、「事務所の内紛が原因なのにタレントが謝ることはない」「独立させてあげてほしい」等々、ファン以外からも大きな声が上がった。ここまで大騒動となり話題を独占するのは、彼らの姿が“別世界のタレント”ではなく、身近なイチ労働者として視聴者の目にうつり動揺させたからに他ならない。何よりおかしいのは、彼らの「謝罪」は、ファンに対してでもスポンサーに対してでもなく、ジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長(89)に向けた屈辱的なものだったということだ。まさにテレビの私物化である。

 「週刊新潮」(新潮社)ではメリー喜多川副社長が、「週刊文春」(文藝春秋)では同事務所顧問でジャニーズ・エンタテインメント代表取締役の小杉理宇造氏(68)がそれぞれ取材に回答。両誌すらもジャニーズ側のシナリオに沿っている。いずれも、『独立を表明したにもかかわらず事務所に戻るには謝罪が必要だった』との見解を示しており、やはりあくまでも4人が軽率だったせいで騒動が巻き起こったと言わんばかりだ。

 だが当サイトでもたびたびお伝えしているように、SMAP独立の火種をまいたのは他でもないメリー喜多川副社長である。昨年1月に行われた「週刊文春」のインタビューで、メリー氏は飯島氏に対して次のように言及した。

「事務所内で派閥を作っているという噂が事実なら許せないこと」
「(文春記者に)そう思わせたとしたら、飯島を注意します。今日、辞めさせますよ。仕事の大事なことって、そういうことだから」
「(メリー氏の実娘で副社長の)ジュリーと対立するなら、SMAPを連れていっても出て行ってもらう」
「うちの娘と飯島が争うなら私は飯島に『出て行け』と言うしかない。だって、飯島は私の子供じゃないんだもの」
「うちの娘が、何で飯島と派閥争いしなきゃならないの? だったら、どうぞ自分のところで別に(会社を)作ってくださいと言うだけ。派閥争いをしたら、飯島がどんなに(仕事が)できても、私は娘の味方です。親ですから、当たり前のこと」

 そして昨年6月頃からフジテレビが、飯島氏と仕事上の関わりが深かった局員たちを軒並み番組制作から外し、子会社への出向や異動などの“露骨な人事異動”を断行した(「週刊文春」2016年1月28日号)。飯島氏が追い詰められていったことは明らかだ。

◎パワハラではないのか

 前出「文春」インタビューでの、メリー氏から飯島氏への公然叱責は、パワーハラスメントであり解雇通告だ。「文春」での小杉氏インタビューによれば、「あのくらいのことは日常茶飯事」で、メリー氏は日頃から社員や所属タレントに厳しく辛口なところがあるそうだが、それが経営者としてふさわしい態度かどうかは疑問視せざるを得ない。

 特定非営利活動法人セクシャルハラスメント協議会が運営する、セクハラやパワハラに関する情報の提供や、悩み相談などを行うサイト「セクハラ110番」によれば、パワハラの基礎知識として「原因の多くは上司の感情と性格的な問題」と説明。わかりやすく分類すると、以下4つの型にすることが出来る。

■攻撃型
・他の社員たちの前で怒鳴る
・ねちねちと嫌味を言う

■妨害型
・仕事の足を引っ張る
・必要なものや情報を与えない

■強要型
・自分のやり方を押し付ける
・責任をなすりつける

■否定型
・人格を否定する
・能力を評価しない

 1988年に結成されたSMAPが現在の地位を確立するに至ったのは、ひとえに飯島氏の尽力あってこそだ。光GENJIブームが終わり、アイドル氷河期だった91年にCDデビューするが、ろくなプロモーションも出来ず売れる見込みがなかったSMAPのマネジメントを「私にやらせてください」と直訴し、バラエティや俳優としての道を切り拓いていった。SMAPが売れたからこそ、TOKIOや嵐など後輩ジャニーズグループたちの通る道が出来たと言える。また、彼らが事務所にもたらす利益は年間200億円を超す。こうしたことを正当に評価せず、「娘と対立するなら辞めてもらう」と言い放つことは、果たして「仕事の大事なこと」なのだろうか。所属タレントを公式に「ウチの子」と呼び、家族的な扱いをするメリー氏の姿は、「社員は家族である」と主張していたワタミ株式会社の創業者・渡邉美樹氏と重なる。ジャニーズ事務所は、2016年のブラック企業大賞ノミネートは確実だろう。

◎圧力から解放されるには

 SMAPが結果的に独立を断念した経緯も興味深い。スポーツ紙の報道では、独立を画策した4人を受け入れようとする芸能事務所がどこにもなかった、つまり、彼らにそれだけ求められる資質がなかったことを伝えている。しかし単純に考えて、これだけ個々人での知名度が高く、俳優としてもバラエティタレントとしても才能を発揮し続ける彼らを、あらゆる芸能事務所が「ウチには不要」と突っぱねる理由があるだろうか。あるとすればその理由は、メリー氏の逆鱗に触れることを恐れて……に他ならない。

 前出「文春」小杉氏インタビューにおいて、小杉氏は「メリーさんが怒って、ジャニーズの歌手を全部引き上げるとか、そんな恥ずかしいことはしませんよ」と発言しているが、各事務所間のパワーバランス、そしてテレビ局との関係においてジャニーズが強い力を誇ること自体は疑いようもない。仮に独立メンバーを受け入れたとすれば、そのプロダクションは業界内での確執を避けて通れないことになる。結局、誰も危ない橋を渡らなかったのだ。しかしその危ない橋が保たれているのは業界全体に蔓延る悪習ゆえであり、誰かが壊してしまえば跡形もなく消えるものではないのか。

 芸能人は事務所に所属していても会社員ではなく、事務所にマネジメントを委託する個人事業主。独立したり移籍したりという行動を制限されること自体がおかしいが、芸能界は「そんなの当たり前」という前提で動いている。『報道ステーション』(テレビ朝日系)で古館伊知郎が「事務所あってのタレント」と発言し、その異常性に気付かない愚かさを露呈したが、タレントが在籍しなければ事務所など機能しない。

 今回の騒動を、「メリー氏が飯島氏とSMAPをわざとハメた」と見る向きもある。昨年の段階では、ジャニーズ事務所はSMAPの5人そろっての独立に合意し、今年9月の契約更新時期に円満退社となる予定で調整されていたにもかかわらず、12月になってメリー氏が翻意し、移籍予定だった大手事務所にクレームをつけたという。これにより「円満」退社があり得ない状況となり、木村拓哉も「自分だけはジャニーズに残る」と言い出したことですべてが頓挫した。経営者によって大いに振り回された中居ら4人が、生放送で疲れきった表情を見せていたのも仕方のないことだろう。

 今後、ジャニーズ事務所との契約を更新したとしても、中居ら4人が従来のような活動を続けていけるかどうか。そのことをファンはもっとも気に病んでいる。飯島氏が去り、メリー氏とジュリー氏が残る中で、のびのび活動していくことができるかどうか。もちろんメリー氏は高齢で、ジュリー氏にトップの座を譲る日は遠くないと見られている。であればこそ、たとえ一時的にテレビから姿を消されることになろうとも、中居らには独立を果たしてほしいと願ってしまうのである。

本当の“ゲスの極み”は文春! まだジャニーズの“爆弾情報”を握っている可能性と、ベッキーにとどめ刺した理由とは?

【不思議サイトトカナより】

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※画像:会見に臨むベッキー

 年明け早々、にぎやかな芸能界。

 その原動力となっているのが「週刊文春」(文藝春秋)だ。まずは1月7日発売号で好感度タレント・ベッキーと人気バンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音の不倫疑惑をスクープした。

 ふたりのLINEやりとりを極秘入手し、それを躊躇なく掲載。離婚届を「卒論」と称し、川谷に妻・Aさんとの離婚を促すベッキーの腹黒さが白日の下にさらされた。川谷とAさんは現在、別居中で前者は離婚を希望。LINEの画面画像を見る限り流出元は川谷側で、本人が持ち込んでいない限り、誰が流出させたかはおおよそ見当がつくだろう。

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ベッキーの常軌を逸したポジティブ・エゴイストぶり 真の姿が与える恐怖

 ゲスの極み乙女。川谷絵音(27)との不倫疑惑騒動で、憔悴しきっていると伝えられていたタレント・ベッキー(31)。しかし21日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、ベッキーが今月6日に行った釈明会見の前後に川谷と交わしたLINEのやり取りが公開され、その内容からは微塵も“憔悴ぶり”が伺えなかった。

川谷「(スクープされたことで)逆に堂々と交際できるようになるかも」
ベッキー「私はそう思ってるよ!」
川谷「よし!」
ベッキー「そうとしか思えない」
川谷「ありがとう文春!」
ベッキー「オフィシャルになるだけ!」「ありがとう文春!」

川谷「長崎手繋ぎデート」
ベッキー「長崎不倫旅行」
ベッキー「天才だね!文春!」

 スポンサー向けの釈明会見ではこの関係を「友達で押し通す予定!笑」としていたベッキー。川谷の離婚が成立するまでは会わないことになっているようだが、

ベッキー「(離婚が成立したら)楽しい春と夏になるよ」
川谷「遠恋だと思って過ごす」
ベッキー「えんれん」

 と、会えない時間さえ恋のスパイスとして活かす。

 ベッキーは「練習しといてね」と川谷に離婚届の書き方を掲載したサイトURLも送付。川谷が妻と離婚し、自分と再婚すると信じて疑わない様子がある。前週の「文春」誌上で、切実な感情を吐露していた川谷妻への気遣い等はなく、また、自らの築き上げたタレントイメージが傷つきCM降板などの事態に陥っていることも何とも思っていないように見えるが、すべては「プラスの言葉を発した分だけ人生の中での笑顔の数は増える。マイナスな言葉を発した分だけ人生は曇っていく」というベッキー独自のポジティブ・マインドが成せるわざか。過ぎたことを悔やんでも仕方がなく、くよくよ悩むよりも前向きな気持ちで進むことが大切だという思考法で、彼女も自分自身を納得させようとしているのかもしれない。

 だが川谷との離婚に納得していない妻側の心境を慮ることなく、愛し合う二人のみが幸せであればそれで良いかのような一連のLINEメッセージはエゴイズム全開で、常日頃から「周りの人々に感謝」を表しているはずのベッキーとは真逆の顔である。だからこそ世間に強い衝撃が広がっているのだ。

 21日朝の『とくダネ!』(フジテレビ系)でもこのLINE流出を取り上げており、笠井信輔アナウンサーが「もしこれが捏造されたものなら、二人はすぐに表明した方がいい。会見したあとにこんなやり取りするのは人としてありえないから。事実じゃなかったら表明した方がいい」と発言した。ベッキーのInstagramにも「誰かのLINE借りてプロフ画変えて、名前も変えてベッキーとゲス川谷になりすましてるだけでは」「いくらなんでも嘘でしょう」と、とても信じられないという趣旨のコメントが多く届いている。それほど驚きを与える“裏の顔”だったということだ。ネット上では「ベッキー怖すぎる」「次の仕事はホラー映画主演で頼む」等々、その図太さに戦慄する声が多い。

 釈明会見で「あくまでお友達」「実家に行ったのは軽率だった」と宣言していたにもかかわらず、このLINEが事実だったとしたら、さすがにスポンサー企業に顔向けできない状況。タレントイメージではなく音楽で勝負している川谷に関しては、仕事上のマイナスよりも、バンドや楽曲の知名度が上昇するプラスポイントの方が大きかった。しかしベッキーに関して言えば、仕事上は明らかにマイナスが大きすぎる。ベッキーの出演するテレビCMのうち、「太田胃散」は別商品へのCMに差し替え、CM動画を公式サイトから削除。「ローソン」は放送を一時取りやめ、「スタジオアリス」も店頭の広告物を取り下げるなどの措置をとっている。「花王」と「NTT都市開発」は1月中に契約満了を迎え更新はしない。継続予定だった「ケイ・オプティコム」も今回の騒動を受けて出演契約を更新しないと発表した。「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険」は、イメージキャラクターの変更が検討されているという。所属する芸能事務所の損害も含めて、ベッキーは「プラスだよ☆」と言えるのだろうか。
(犬咲マコト)

「SMAP独立にGO」「飯島残留も」ジャニー喜多川社長、“沈黙”だった解散騒動の舞台ウラ

 18日に一部生放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で、ようやく草なぎ剛の口から名前が登場した、ジャニー喜多川社長。当初から分裂・独立騒動は、副社長のメリー喜多川氏とSMAPチーフマネジャー・飯島三智氏との“対立関係”が原因とされていたが、なぜジャニー社長はここまで沈黙を貫いてきたのだろうか? 彼らと親交があるという広告代理店幹部が、ジャニーズ事務所の内幕について語った。

 13日の解散報道以降、SMAPメンバーや飯島氏、ジャニーズ事務所関係者の動向は何度も報じられてきたが、事務所トップであるはずのジャニー氏の言動はほぼ伝えられず、ファンからは「ジャニーさんはどうしたの? 何をしてるの?」「この状況をどうにかして!」という声が多数上がっていた。

「今月6日の時点で、SMAP独立騒動から残留に至る一連の流れのシナリオは、全て出来上がっていたといわれていますが、それ以前にジャニーさんは、SMAP独立にOKを出していたはず。もしSMAPが残る場合は、飯島さんも残留させていたでしょう。あの人は怒ると怖いですが、最終的にはファン以上にタレント本人の意思を尊重する人で、その甘やかし方が、メリーさんには納得いかないわけです。結局、ジャニーさんの計画がメリーさんに勘づかれたことで、この大騒動に発展したのでしょうね。メリーさんがどんなにめちゃくちゃなことを言ってきても、最後にはきっとジャニーさんがなんとかしてくれる、というのは、所属タレントたちの共通認識でした。ただ今回の一件で、その希望は完全に崩れ去りましたが」(広告代理店幹部)

 草なぎは『スマスマ』で、「ジャニーさんに謝る機会を木村くんに作ってもらった」と語り、ジャニー社長からグループ継続の許可を得たことをうかがわせていた。ところが、5人にジャニーズ残留の決定を下したのは、やはりジャニー氏ではなくメリー氏で、「飯島さんと独立を画策した中居正広、稲垣吾郎、草なぎ、香取慎吾の4人を悪者にし、木村ひとりをヒーローに仕立て上げた各スポーツ紙の報道も、メリーさんの言い分をそのまま記事にしたことで間違いないでしょう」(同)。

 現在、各スポーツ紙の報道では、「今後SMAPは特別待遇を失い、カウントダウンコンサートにも出演する」「嵐との共演もあり得る」と伝えられているが……。
「そもそもジャニーズ本体とSMAPの距離が開いたのは、ほかならぬメリーさんの要望。『週刊文春』(文藝春秋)インタビューでも、メリーさんはSMAPと嵐が共演しないのは『SMAPは踊れないから』と断言していたじゃないですか。こんな明らかな矛盾にも、黙って従わざるを得ないのがジャニーズ事務所なんです」(同)

 ジャニーズ事務所のマネジメントの最終決定権が、ジャニーさんではなく、メリーさんにあることは、「マスコミをはじめ、業界内では当たり前の話」(同)だったという。

「ただ、タレントが公の場でネタにする『ジャニーさん』は世間のイメージもいいし、事務所としては頂点に置きたい。本来であれば、マネジメント面において、表に出てこない姉よりジャニーさんが下の立場という構図は公にしたくなかったのでしょう。しかしその事実は、『文春』インタビューから今回の騒動までを追ってきたファンなら、誰もが気づいたはず。いまやスポーツ紙が、メリーさんの言い分だけを報道しているのもバレてしまい、『おかしい』という声が噴出している。長期的に見れば、ファン離れにつながるだろうし、世間がジャニーズや芸能界、マスコミ全体に不信感を持つようになってしまいました」(同)

 一連の独立騒動を、飯島氏と4人のメンバーに全責任を負わせることで幕引きにしたかったであろうメリー氏。だが、多くのファンに不信感を抱かせてしまったこの現状を見るに、解決はさらに遠のいてしまったと感じざるを得ない。

公開処刑にペナルティの理不尽。なぜSMAPは独立できなかったのか

 未だ落ち着く気配のないSMAP解散騒動。18日放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で、ジャニーズ事務所から離れようとしたものの出戻るかたちとなった中居正広(43)、稲垣吾郎(42)、草なぎ剛(41)、香取慎吾(38)の4人が憔悴しきった表情で「お騒がせしたこと」を謝罪し、SMAPは少なくとも“今すぐ解散”にはならないことがわかった。

 スポーツ紙やテレビワイドショーでは、今回の事件を「ジャニーズ事務所への恩義を忘れた4人の軽率な行動」扱いしており、「謹慎などの処分は免れない」とする向きもある。何かしらのペナルティを与えなければ、ジャニーズの後輩たちや、「成功したから独立というのは筋が通らない」と残留した木村拓哉(43)に示しがつかない、というのだ。

 悪いのはあくまでも中居ら4人と、彼らをそそのかしたSMAPの育ての親である飯島マネージャー。とりわけ、強く独立を希望していたという中居は戦犯扱いだ。しかしこれはあまりに一方的な見方であり、その違和感に多くの人々は気がついている。

「どうして独立することが背信行為になるのか」
「悪いことをしたわけじゃないのに謝罪させるなんておかしい」
「まるで公開処刑だった」
「謝るべきは内紛問題で迷惑をかけた事務所のトップ。タレントを矢面に立たせるなんて……」

 ネットに溢れる、「芸能関係者」でもなんでもない一般の声は至極真っ当だ。もちろんジャニーズ事務所にとっては、年間300億円超を売り上げるSMAPが去ることは痛手であり、引き止めるのも自然。しかし今回の事件は、事務所……いや、実質経営トップのメリー喜多川副社長が4人に「戻ってきてSMAPを続けてほしい」と頼んだのではなく、SMAPがメリー氏に「戻ることを許してほしい」と懇願している。事務所サイドの提灯記事を書く多くのメディアが、「メリー氏は彼らに激昂している」「SMAPは頭を下げて許してもらう必要がある」と報じてきた。大元は、メリー氏が飯島マネに向けて「SMAPを連れて出て行ってもらう」と宣言したことが原因であるはずだが、そこに触れるメディアは限られている。

 なぜ彼らは独立することができなかったのか。それぞれに、グループとしてではなく俳優としての実績やバラエティの出演番組があり、ファンがついていて需要もある。完全にSMAPを解散し個人で芸能活動をしていく道もあったはずだ。

 しかしジャニーズ事務所を円満でないかたちで退所すると、その後の芸能活動は閉ざされる。これは既定路線とされており、SMAPを脱退した森且行は長い間「最初からいなかった」ことにされ、元NEWSの森内貴寛は大手芸能事務所アミューズに所属しボーカルを務めるバンド・ONE OK ROCKで高い人気を博しているが音楽番組への出演はほぼない。元KAT-TUNの赤西仁と田中聖はライブ活動が中心になり、ドラマ・バラエティ・音楽番組を問わずテレビ出演は皆無となった。こうした状況はジャニーズ事務所からテレビ局への圧力、たとえば「赤西をキャスティングするなら、ジャニーズタレントを一切、その局の番組に出演させない」という具合の脅しゆえといわれる。犯罪に手を染めたわけでもないタレントの仕事を妨害するなど、冷静に考えればおかしい話。だがこの理不尽が業界内では当然のこととされていて、マスメディアは恫喝営業に慣れきっている。むしろこれはただの駆け引きでビジネスの基本とすらされているほどだ。となれば、SMAPがメリー氏およびメリー氏の娘で次期社長のジュリー氏に追い出された飯島マネと共に独立するとなったら、いくら厚い支持者を持つ彼らであっても“干される”可能性は高かった。だからこそ木村拓哉は事務所に残りメリー氏側につくことを決めたのではないか。

 ジャニーズに匹敵するレベルの大手芸能事務所に移籍する手段もなくはなかった。しかしそれには5人そろった「SMAP」であることが不可欠だったと言われている。「SMAP」という看板を残すためには、木村拓哉も揃っていなければならない。そして「SMAP」を残すべく、政財界からもジャニーズ事務所に要請があったというから話は芸能界内部だけにとどまらない。SMAPは2020年東京パラリンピックの応援サポーターを務めており、「SMAP」としての活動が継続できなくなれば、パラリンピックを仕切る日本財団も大いに困る。その他のスポンサーや政財界からも「SMAPが解散すると悪影響を被る」と存続への圧力があったという。

 4人だけが事務所を去り「SMAP」が解体されることで困るのはジャニーズ事務所だけでなく、あらゆるところに迷惑がかかる。木村が動かない以上、他の4人も動くわけにはいかなくなってしまった。そして4人が木村を説得することは出来なかったのである。すくなくとも多くの契約を抱える今の時点で、彼らが「SMAP」から自由になることは難しい。

 さらにもうひとつ。飯島マネが去り、SMAPメンバーまでジャニーズ事務所を離脱するとなったら、“飯島班”だった後輩たちの事務所内での処遇はどうなるのか。Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Zらの未来を案じる気持ちが中居たちに迷いを生じさせたことは想像に難くない。

 SMAP25周年イヤーという記念すべき年の幕開けを飾ったこの解散事件。中居たちは「SMAP」を辞めたかったわけではなく、ジャニーズ事務所を辞めたかったはずだ。しかしその道は阻まれた。あの“人質のよう”と揶揄された生謝罪には、悔しさがにじんでいた。悲痛な心をメンバーたちが抱えたまま「SMAP」が存続していくことを、ファンは望んでいるのだろうか。ジャニーズ事務所と所属タレントの契約は一年ごとの更新で、次の更新は9月。少なくともそのときまで、この問題はくすぶり続けるだろう。

【閲覧注意】舌や両足を切断…! 主演女優が自殺した封印AV映像『肉だるま』の恐怖

【不思議サイトトカナより】

――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロが、ツッコミどころ満載の封印映画をメッタ斬り!

今回の映画:『猟奇エロチカ 肉だるま』(1999年発売/アロマ企画)

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※イメージ画像:Thinkstockより

 2000年代初頭、発売直前に出演女優が電車に飛び込み自殺をしたAVが話題になった。その噂を私が知った時点でビデオは既に廃盤、中古市場では高価で取引され入手困難になっていた。だが、ここ数年、その作品『猟奇エロチカ 肉だるま』がネット上で「絶対に検索してはいけない言葉」に挙げられ、日本だけでなく海外でも「見ると必ず呪われるビデオ」と都市伝説化していると知り、非常に驚いた。

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「俺がSMAP解散食い止めた」と大イバリ! “騒動の暗躍者”AKB48関係者に猛批判

 SMAP解散騒動が世間を大激震させたこの1週間。業界内でも、ただ固唾を呑んで見守る者がいる一方、「飯島三智マネジャーとメリー喜多川を仲裁する」と名乗り出るフィクサーが登場するなど、さまざまな関係者が思惑をちらつかせながら、この事態に便乗しようとしていたという。そんな中、ある芸能プロ幹部が「俺がSMAP解散を食い止めた」などと周囲に吹聴し、各所から猛批判を浴びているそうだ。

「問題となっているのは、大手芸能プロ・ケイダッシュ所属のSという人物。彼はAKB48の運営、特にテレビ露出に関して強い影響力を持っており、飯島マネジャーの独立にあたっても、陰ながらバックアップしていました。一時期、AKB48メンバーと飯島派のSMAP、Kis‐My‐Ft2らの共演が急増したのも、Sと飯島氏が手を組んだからとされています」(スポーツ紙デスク)

 飯島氏が、中居正広ら4人のメンバーと、他プロダクションへの移籍を画策した際にも、S氏はエージェントのような立場で動いていたという。

「ところが、一連の独立の動きはメリー喜多川副社長が激怒したことにより、全ては水泡に帰してしまった。そんなときSは、一部スポーツ紙に解散情報を逐一横流ししており、その上なぜか『SMAP解散を食い止めたのは、自分がうまく立ち回ったから』などと、周囲に言い張っているんです」(同)

 傍からすると、S氏は飯島氏が使い物にならなくなりそうだと判断した途端、一方的な情報をスポーツ紙にリークし続け、騒動をさらに引っ掻き回しただけにしか見えないが……。

「特にSと強いパイプを持っている『スポーツニッポン』は、13日の第一報からずっと彼の情報を元に記事を展開していたようです。しかも同紙のあるデスクは、18日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)に電話出演し、『6日の時点で解散はないと判断していた。(情報を小出しにしてきたのは)ファンに気付いてもらって、話をいい方向に持っていくためだった』という趣旨の発言をし、ファンから大ヒンシュクを買っていました。Sの情報リークが、4人はジャニーズ事務所に残留するという結末を知った上でのものだとすれば、飯島氏よりよほど悪質ですよ」(別のスポーツ紙関係者)

 S氏に関しては「AKBメンバーと良からぬ関係が常にウワサされている」(同)といわれており、かねてからキナ臭い話がささやかれる存在だったようだ。結果的に今後、SMAPとAKBの共演はほぼなくなることだろうが、かねてから共演に否定的だったSMAPファンにとっては唯一の“朗報”となるかもしれない。

SMAP謝罪会見の悲壮感、芸能界の闇。もはや昨日までのSMAPではない

 18日の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で、解散・独立騒動の渦中にいるSMAPメンバー五人が生放送出演し、「お騒がせして申し訳なかった」と謝罪の言葉を述べ頭を下げた。

 事前に、放送予定を一部生放送に変更しメンバーが騒動について話をすると告知しただけあり、世間から大きな注目が集まった。スーツ姿で登場した5人の謝罪シーンが放映されると、Twitterはサーバが落ちるほどアクセスが殺到。そしてその投稿の多くが、SMAPの惨状を嘆き、ジャニーズ事務所の闇に戦くものだった。「あんなに死んだような表情のSMAPを初めて見た」「SMAPがかわいそう」「言わされてる感が半端ない」……。

 木村拓哉(43)をセンターに、横一列に並んだ5人。口火を切ったのもリーダーであるはずの中居ではなく木村で、「先週からわれわれSMAPのことで世間をお騒がせしました。そして、たくさんの方々にたくさんのご心配とご迷惑をおかけしました。このままだとSMAPが空中分解になりかねない状態だと思い、今日は5人がしっかり顔をそろえて皆さんに報告することが何よりも大切だと思い、このような時間をいただきました」。

 次は木村の右隣に立つ稲垣吾郎(42)。「このたびは僕たちのことでお騒がせしたことを申し訳なく思っています。これからの自分たちの姿を見ていただき、応援していただけるように精いっぱい頑張っていきますのでよろしくお願いします」

 右端の香取慎吾(38)は、途中、言葉を詰まらせた。「本当にたくさんの方々に心配をかけてしまい、そして不安にさせてしまい申し訳ございませんでした。……皆様と一緒にまた今日から、いっぱい笑顔をつくっていきたいと思っています。よろしくお願いします」

 そして左端に立つ中居正広(43)は、自身の組んだ手の甲をつねりながら、「今回の件でSMAPがどれだけ皆さんに支えていただいているのかということを、あらためて強く感じました。本当に申し訳ございませんでした。これからもよろしくお願いいたします」。

 最後に、草なぎ剛(41)「皆さんの言葉で気付いたこともたくさんありました。本当に感謝しています。今回、ジャニーさんに謝る機会を木村くんがつくってくれて、今、僕らはここに立てています。5人でここに集まれたことを安心しています」。

 締めくくりの挨拶も木村で、「これから自分たちは何があっても前を見て、ただ前を見て進みたいと思います」。

 この一連の模様はまさに、木村を除く4人がジャニーズ事務所からの離脱を企て、木村だけが事務所の“恩義”を重視して残留を決め、木村が4人を説得した……というストーリーに忠実だった。その沈痛な表情からもはっきり分かるように、4人が事務所からの離脱を望み、実行に移そうとしたが、出来なかったということは事実なのだろう。特に草なぎの発言した「ジャニーさんに謝る機会を木村くんがつくってくれて」というフレーズは強烈だ。

 彼らの言葉通りならば、SMAPは解散ではなく存続。ファンの望んでいた結果でもある。それでも、ファンの目に映った彼らの姿は、悲壮感が漂っていたのではないか。言いたいことを飲み込み、「申し訳ない」としか口に出来ない悔しさがにじんでいた。

 そもそもこの騒動の発端となったのは、メンバーたちのワガママなどではない。ジャニーズ事務所内の揉め事に、タレントである彼らが巻き込まれたものだ。昨年一月の「週刊文春」(文藝春秋)誌上インタビューで、社長の姉であり副社長を務めるメリー喜多川氏が、SMAPを長くマネジメントしてきた社員である飯島三智氏を罵倒。飯島氏が25年以上勤めてきたジャニーズ事務所を退社せざるを得ない事態に追い込まれ、SMAPメンバーも彼らの意志を示したのである。「お騒がせ」したことを謝罪するのならば、メンバーではなく、事務所の役員たちが会見なり書面なりで行うべきだろう。会社内の内紛という諸々の事情を明らかにせず、タレントが勝手に軽率な行動をして世間を騒がせたことにして事態を収束させようというのだろうか。

 これまでの報道で、散々言われてきたこと。それは「ジャニーズ事務所を出たら、芸能界から干される」。今回の生放送謝罪は、半ば都市伝説のようでもあったそれが、今なおはっきりと実在することを示すものだった。大手芸能事務所の幹部から「ウチと対立して出て行ったタレントを使うな。さもなくば他の人気タレントを引き上げる」と脅されれば、各テレビ局は従うしかないようだ。しかしもはや視聴者は、「事務所への恩を忘れて独立しようなんて軽卒だもん、自業自得だよね」とは思わない。いかにジャニーズ事務所が業界内で幅をきかせているか、そして所属タレントの主張に耳を貸さないブラック企業かが生々しく伝わってしまっただけである。タレントは芸能事務所にとって商品である。しかし同時に、働く人間でもある。そのことを忘れているか、あるいは軽視し過ぎているのではないか。

 また、今までのSMAPであれば、こうした場面で仕切るのはリーダーの中居であり、最後を締めるのも中居だった。だが今回は「もっとも強く独立を望んでいた」と報じられた中居は端に追いやられ、木村がその役目を与えられた。昨日までのSMAPと今日からのSMAPは、同じものではない。ファンが望んだSMAP存続は、このような形では決してなかったはずである。そのことに気付かず、体裁だけの謝罪をさせ業界における強権を見せつけたジャニーズ事務所の在り方に、疑問を感じずにはいられない。少なくともジャニーズの切った舵は「正解」でも「最善」でもない。

SMAP“メリー配下”の今後は? 「木村のみギャラ優遇」「EXILE&AKBとの共演なくなる」

 18日放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)生放送で、約1週間続いたSMAP解散騒動が大きく進展した。ジャニーズ事務所からの独立を計画したとされる中居正広、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が、中央に立った木村拓哉の進行により“謝罪”を繰り広げたが、ネット上は、歯切れと後味の悪さに対する不満の声であふれ返っている。

 5人はファンや関係者、世間を騒がせたことに対する謝罪を繰り返し、また「これからもよろしくお願いします」とそれぞれ口にしたものの、5人での活動続行については語られなかったため、各メンバーの“引退説”だけが否定された格好だ。

「メディアによる情報だけが先行し、本人たちのコメントが一切ない状況こそ打破できたものの、事務所に残留するという木村をセンターに立たせたこと、また中居をはじめとした4人が憔悴しきった表情だったことから、結果的に『4人によるクーデター』説や『木村のみ残留』というスポーツ紙報道を、肯定する絵面でもありました」(週刊誌記者)

 飯島氏に関しては、すでに今月末での退社まで一部報道で伝えられているが、「今回の放送を見ると、ジャニーズサイドはかねてから指摘されている“飯島切り”が成功し、今後SMAPはメリー喜多川副社長の政権の元に収まるとしか考えられません」(同)という。

 では、今後のSMAPの仕事内容に変化はあるのだろうか。ジャニーズ事務所のタレントよりも他事務所との共演が活発な一面もあるSMAPだが、これからもその露出方針は継続されるのか。

「SMAPは、EXILEやAKB48など、他事務所のグループとの共演を積極的に行ってきましたが、それは全て飯島マネジャーの意向によるもの。なので、今後両グループとの共演の機会は確実に減る、もしくは完全になくなると思っていいでしょう。ジャニーズはもともと、脅威になりそうな男性グループに圧力をかけることで有名ですし、ジュリーはAKB一派が嫌いなんですよ。また、メンバーの中でも、唯一最初から残留を表明していた木村が、仕事面やギャラ面で優遇されることはあるでしょうね。グループ内格差が、ファンの目に見える形で出てくる可能性もあります」(同)

 ジャニーズサイドからすれば、万々歳の顛末かもしれないが、同社のブランド力や信頼は損なわれたという声も聞かれる。

「ネット上では、独立組以上に『メリー戦犯説』の方が根強くささやかれ、今回の騒動は、ジャニーズ経営陣の脆さを世間に露呈してしまう結果となりました」(同)
 メンバー間に大きすぎるしこりを残し、また飯島氏も去ってしまったジャニーズ事務所で、果たしてSMAPは今後どのような扱いを受けるのだろうか? ファンの心配はいつまでも尽きない――。

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