「14ウーマン」の記事一覧(8 / 127ページ)

【告発】女優は映画監督に抱かれる。当たり前のように行われる乱交飲み会

2月に衝撃の芸能界引退を果たした若手女優・清水富美加。その理由は新興宗教・幸福の科学への出家で、同時に彼女および幸福の科学側は所属事務所の待遇が「奴隷契約のよう」だった、同世代のアイドルや女優たちも「死にたい」と漏らしていた等、芸能界の有り様を積極的に批判する声明を出した。

この騒動とともに、漫画家・西原理恵子が昨年1月にリリースした『ダーリンは70歳』(小学館)のある描写がネット上で話題となった。西原の“ダーリン”は高須クリニックの高須克弥氏だが、高須氏が<とある業界No,1のとりあえず絶対名前出せない×××はん>なる人物から、会合のたびに必ず愛人候補の女性をたくさん紹介されることが描かれたくだりがある。×××さんは高須氏にとって仕事上会わないといけない人だそうだが、会合時には必ず「たくさんの手土産」としてグラビアアイドルやモデルやデビュー前のアイドルを連れてくる。高須氏が「そういうのは不要」と断ると「インテリ女子大生」「今夜18歳になる処女」「美少年」「ガチムチ男性」など高須氏の好みを推測して毎度「手土産」をよこすのだが、いずれも高須氏はNO。そしてある日、美容外科医もびっくりの、“西原理恵子そっくり、生き写し”な19歳の女の子を×××氏が連れて来た……という話だ。

清水富美加と西原の「顔」は生き写しと言ってさしつかえないほど似ているため、このページを読んだ人々は『清水富美加は枕営業もやらされていて病んだのでは?』と邪推。しかし幸福の科学側は「枕営業」については一切言及しておらず、また、×××氏と付き合いのある高須氏および西原もこの件について詳しいことを暴露したりはしないだろう。真相は藪の中だ。

芸能界での枕営業は、しばしば深夜帯のトークバラエティ番組などでグラビアアイドルが「私はしてないけど~」と言いつつ「周りはみんなやってる」「愛人関係を持ちかけられたことがある(でも断った)」等と語る。ただ、そういう話が出ているときの収録スタジオの空気は、「枕営業をするゲスい女たち」への好奇に満ちていて、「女を金や権力で抱こうとする側」には誰も言及しない。そこで今回、実際に「枕営業をした」という元若手女優が、その「女を金や権力で抱こうとする男」のあさましさを告発する。現在25歳のAさんは、昨年まで芸能プロダクションに所属し、舞台や映画に数本出演していたが、売れる見込みがないと自覚して引退。今は派遣社員として働いている。

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私だけじゃなく、枕営業で映画や舞台に出演してきた女優ってたくさんいると思うんですね。事務所の力で守ってもらえる人もいるけれど、それってわずかで。

私が強烈に印象に残っているのは、俳優でアクション監督でもあるTが頻繁に主催するパーティー、というか飲み会でした。

渋谷区にあるTの部屋がその舞台。Tは仲の良い映画監督にセックス用の女をあてがう、いわば女衒ですよね。舞台女優や駆け出しの女優を3~4人呼んで飲み会を開くんです。毎週、というか週に何度もってくらいのハイペースでやっていました。

Tは、ギャグマンガの実写とか人気アイドル軍団の映画を撮影したYという男性映画監督と仲良しで、女優はYに捧げる供物です。それをわかっていて飲み会に参加するコもいるし、そんなつもりじゃなくてただ誘われたから付き合いで来ただけ、飲みたかっただけなのにヤらざるを得なくなるコもいました。私も一度だけ、Yの演出する映画に出させてくれるという口説き文句に唆されて、Yとしました。

そのTが、Y同様に親密な関係なのが、カルト系監督のSなのですが、Sの飲み会はもっとひどいんです。
参加男性はTとTの地元の友人だという男、そしてSの三人。でも、実質「女の子とヤっていい男はSだけ」状態の力関係なので、なにもかもが王様ゲームのような感じでS(=王様)の言うがまま。

S発案のクソゲームを参加女性陣がやらされたことがあったのですが、、そこに呼ばれている女の中で誰が一番前戯がうまいか、Sへの指フェラとか首筋にキスとかの行為をさせて決めるというものでした。どんどんエスカレートとして、その場で手コキからフェラまでいき、みんなの見ている前でSとセックス。「映画に出たいなら今ここでヤろうよ」って超ストレートに言われて。でも正直、映画に出たいからっていうよりも、断れる雰囲気じゃないんですよ。

その飲み会に参加していた女性は、私と、木村多江似の若いコと松井珠理奈似のコの3人。全員がその場でSとセックスしました。巨乳好きで、胸の大きい松井珠理奈似のコから順番に責めてました。Sは既婚者だし奥さんは女優なんだけど、セックスさせてくれないとボヤいてました。だとしても一晩に連続で三回もするなんてスゴイ色情狂だと思いましたね。

Sとは他の飲み会でもちょくちょく遭遇していたのですが、とにかく女好きで、口説き方がえげつないんです。T宅での乱交とは別に、大人数での飲み会をするのも大好きで男5女20くらいの人数比の飲み会をよく居酒屋やSの汚い事務所でやってるんですけど。一番気に入った女子を詰めて泣かしてヤろうとするんですよ。敢えてダメ出ししまくって追い詰めて……っていう。

ただ、Sはヤッた女優は一応ちゃんと、映画にちょい役で出してました。タダマンしたぶんの約束は破らないっていう(苦笑)。でもエキストラみたいな役で台詞もらえなかったり、ああ、この枕営業って特にステップアップになるものじゃないんだなって痛感して。ハリウッドまでいける枕ならまだしも、カルト監督の小さい映画でチョイ役なんて。こんなふうにしてYやSの映画にチョイ役で出ても意味ないし病むだけだって思って、すっぱり業界を辞めました。

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2016年の『シン・ゴジラ』『君の名は。』両作大ヒットにより盛り上がる邦画界。YやSもこのような飲み会を連夜繰り広げている暇があるのならば、作品づくりに精を出して欲しいものだ。

(水品佳乃)

デビュー22年目、V6の再ブレイクが始まっている! 最新シングルが初動12万枚突破で記録更新

 3月15日にV6が最新両A面シングル『Can’t Get Enough/ハナヒラケ』をリリースし、初動が軽く10万枚を突破したことが話題になっている。前回のシングルに続き2作連続で10万枚突破と、デビュー22年目にして売り上げを伸ばしているのだ。

 『Can’t Get Enough/ハナヒラケ』はオリコンデイリーCDシングルランキングによると、3月14日に9万7,222枚、15日に1万4,893枚、16日に7,104枚と推移。V6は46枚目のシングルである前作の『Beautiful World』が初週約11.6万枚を売り上げたのだが、これはグループとしては2007年1月の『HONEY BEAT/僕と僕らのあした』以来9年ぶり、16作ぶりの初週売上枚数10万枚超えであった。

 『Beautiful World』発売時は「シングルTOP10入り連続年数」を22年に伸ばし(1995~2016年)、安室奈美恵(1995~2016年)と並びアーティスト歴代1位タイに、男性アーティストの中では21年連続のGLAY(1996~2016年)を抜いてトップになっていた。今作はAKB48の『シュートサイン』に次いで2位となる見込みで、「シングルTOP10入り連続年数」は23年に延びる。

 ここまで継続的に活動し、今も新たなファンを獲得しているV6。そこにはグループ内の人間関係の良さも関係しているかもしれない。『Can’t Get Enough/ハナヒラケ』をリリースしたことで、さまざまな番組にゲスト出演しているのだが、そこでのイチャイチャっぷりにファンは猛烈に悶えている。

 14日深夜放送の『Good Time Music』(TBS系)では、高校時代に岡田准一(36)が長野博(44)に拘束され、森田剛(38)と三宅健(37)にキスマークをつけられたせいで、恋愛禁止の高校に通う岡田は退学寸前になったというイチャイチャエピソードを披露していたが、今もなお仲がいい様子だ。

 15日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)では6人そろって仲睦まじくインタビューに答え、長野が振り付けの練習の時にあたふたしていると年下メンバーからいじられたりしていた。また番組ではMVのメイキングも公開されたのだが、シーンの一つであるカラーボールを投げつけ合う行為が撮影中に楽しくなってしまったようで、「来いよ森田ー」「おりゃー」「あいつらおかしいぞ」と仕事を忘れて盛り上がるメンバーの姿が。

 長く活動するグループには不仲説や解散説が定期的に噂されるものだが、V6はこれからも末永く活動してくれそう……と淡い期待を抱かせてくれる。個人個人が役者、舞台、MCなどそれぞれの分野で自立して活躍しているのも、ちょうどいい距離感と尊敬しあえる関係を生み出している理由かもしれない。

(ゼップ)

草なぎ剛と共演すると女優の株が上がる!! 女優を輝かせるMr.アゲチン

 元SMAP・草なぎ剛(42)の主演ドラマ『嘘の戦争』(フジテレビ系)。平均視聴率は、初回から2桁台をキープし続け、14日放送の最終回も11.6%を獲得し有終の美を飾って幕を閉じた。初回から「剛くんの迫力がすごい」「ゾクゾクする」と草なぎの演技力の高さに賞賛の声が上がっていたが、その影で「今回も草なぎマジック発動してる」と話題となっていた。

 この“草なぎマジック”とは、「草なぎと共演すると、なぜか女優が通常よりも良く見える」というもの。本ドラマに出演していた水原希子(26)は、これまで『失恋ショコラティエ』(同局)、『心がポキッとね』(同局)、『家族ノカタチ』(TBS系)などの連ドラにて準主役を演じてきたが、主にアンチがゴリラ呼ばわりするなどの容姿を批判する声がつきまとってきた。しかし、今回は、最初こそ同様の反応が多かったものの、第5話にてキャビンアテンダントに扮して銀行員を誘惑するシーンでは「ぽってりした唇がセクシー」と好評で、全編通して緊張感溢れるシーンで見せるクールな表情が「綺麗すぎる」「艶っぽくて良い」と評判だった。

 山本美月に関しては、万人受けするコンサバティブな容姿ゆえ、これまでの出演作品では“可愛さ”を全面に押し出すわざとらしい役が多く、見た目よりも「演技力のなさ」が目立ってしまっていた。しかし今回は癖のない役どころで、台詞の量が比較的少なかったことも功を奏したのか、草なぎに恋するお嬢様という役柄が驚くほど合っていた。最終回には「山本美月ちゃんが切なくて泣けた」とアツい反響を呼んでいる。

 過去にも、『僕と彼女と彼女の生きる道』(フジテレビ系)では小雪(40)が、『任侠ヘルパー』(フジテレビ系)では黒木メイサ(28)がそれぞれ草なぎ主演ドラマのヒロインを務めた際に、クールビューティの印象が強い2人でさえ、「可愛く見える」「雰囲気が柔らかくなった?」と彼女たちの新たな魅力を引き出すきっかけとなった。

 『嘘の戦争』の前身である復讐シリーズ第一弾『銭の戦争』には大島優子(28)が出演。AKB48卒業後初の連ドラ出演で、まだアイドル色の強かった彼女が「もしかしたら演技上手いのかもしれない……」と話題となった他、木村文乃(29)も、その美貌と演技力の高さが注目され、ブレイク後の人気を安定させる作品となった。

 他にも『いいひと。』(フジテレビ系)に出演した菅野美穂(39)は、本ドラマ終了2カ月後に発売したヘアヌード写真集『NUDITY』(インディペンデンス)が80万部のベストセラーになるほど話題となったり、『スタアの恋』(フジテレビ系)では藤原紀香(45)や長谷川京子(38)が、『僕の生きる道』(フジテレビ系)では矢田亜希子(38)が、『僕の歩く道』(フジテレビ系)では香里奈(33)が、『恋におちたら〜僕の成功の秘密〜』(フジテレビ系)では松下奈緒(32)……と上げればキリがないほど、多くの女性が、草なぎと共演した際に新たな魅力を発揮し、ブレイクの契機になっている。

 以前、『SMAP×SMAP COMPLETE BOOK 月刊スマスマ新聞 VOL.5〜GREEN〜』(東京ニュース通信社)で、稲垣吾郎が「SMAPで一番モテるメンバー」を問われた際に草なぎの名前を上げて「いろんな女優さんが共演したがっている」と明かしていた。草なぎ主演の人気ドラマ『スペシャリスト specialist』(テレビ朝日系)の新シリーズのオファーが届いているなんて情報も流れているが、次に“草なぎマジック”の恩恵にあやかる女優は誰なのか……。ゴリ押し女優・剛力彩芽や、低視聴率女王・武井咲、川口春奈、今クール大爆死・西内まりやなど、多くの女優たちが“草なぎ主演ドラマのヒロイン争奪戦”を繰り広げることになるかもしれない。

 いずれにせよ、業界一のアゲチン俳優・草なぎ剛から、ますます目が離せない。

(夏木バリ)

ぶりっ子おじさん・上地雄輔に見る、可愛い路線の限界。 千葉雄大、瀬戸康史はどうなる…?

 4月19日に遊助(上地雄輔/37)が7枚目のオリジナルアルバム「あの・・いま脂のってるんですケド。」をリリースする。相変わらずぶれないタイトルセンスにネット上では「ぶりっ子おじさん健在だな」との声が上がっているが、一体いつまでこの路線を続ける気なのだろう。

 島田紳介(60)率いるクイズ番組の「おバカタレント」であった上地が、歌手として7枚もアルバムを出しているということも驚きだ。2009年12月にファーストアルバム「あの・・こんなんできましたケド。」を発売して以来、「あの・・夢もてますケド。」「あの・・涙があるから愛があるんですケド。」「あの・・出会っちゃってるんですケド。」「あの・・旅の途中なんですケド。」「あの・・こっからが楽しんですケド。」と、毎年「あの・・~~ケド。」いうタイトルのアルバムを発表している(ちなみにミニアルバムのタイトルも「あの・・お祭りですケド。」だ。徹底している)。しかし後述するがCDの売上は年々下がり、2016年11月のシングル「凛」、2017年3月の「流れ」はオリコンチャートトップ10圏外に。

 『クイズ! ヘキサゴンII』(フジテレビ系)放送時は“おバカキャラ”として女性から「カワイイ」と絶大な支持を集めた上地。Twitterやブログを書けば「意外と深い!」と称賛され、歌詞を書けば「泣ける!」「素敵!」と一部のファンからもてはやされていた。

 ただ、一人称が「オイラ」で、島田紳助のことを「オイラの父ちゃん」、千原ジュニア(42)のことを「にーに」と呼ぶ。黄色いサンタクロースのコスプレをする。歌詞には「太陽つかまえんぞ」「ブーンブンシャカブブンブーン」。30後半の男性とは思えない「あなただょ」などといった文体。顔面ドアップの自撮りの投稿(「がお」と一言)……などの行動から、ネット上では別名「ぶりっ子おじさん」とも呼ばれている上地。今年1月、第1子が誕生したことを報告する際に「クルーが1人増えました」と独特な表現をしていたことも記憶に新しい。よく言えば個性的だが、非常に不思議なキャラクターである。

 徹底的にブレない上地だからこそ、一部に熱狂的なファンを抱えているが、ライトなファン層は脱落してしまったようだ。上地は、CDを出す度に売上最低記録を更新している。ぶりっ子おじさんと呼ばれてもそのキャラクターに需要があって売れていれば良いが、年齢を重ねるごとに「ぶりっ子」が厳しくなるのは男女どちらであっても変わらないのかもしれない。

 上地ほどブログ文体などまで徹底してはいないが、いわゆる可愛い路線で売っている俳優は少なくない。最近では千葉雄大(28)、瀬戸康史(28)などがその代表だろうか。

 瀬戸はインタビューなどで「女々しい男は好きじゃない」「中身は九州男児」と語っており、可愛い路線はあくまで世間から求められているからやっているだけという様子。ドラマですね毛が露わになるだけで女性視聴者から「嫌だー!」と声があがるほど「可愛さ」を求められている瀬戸だが、イメージが固定化されることで、役者としての可能性を失ってしまうリスクもある。「中身は違う」アピールはこれからいっそう強くなるだろう。

 一方の千葉はというと、2016年5月の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演した際に「日本一カワイイ俳優」と紹介され、ぶりっ子ポーズをたくさん披露していたが、このとき既にネットでは「ぶりっ子キモイ」「あざとくて嫌い」といった反応も出てしまっていた。年齢的にはアラサーで、そろそろ男性も首まわりに贅肉がつきガクッと老ける時期がくる。「カワイイ」だけが売りだとすると、その時期を境に急に需要がなくなる可能性もあるから恐ろしいのだ。瀬戸や千葉は、方向転換のタイミングを見誤らないようにしてほしい。あるいは上地のように40間近まで「ぶりっ子おじさん」道を突き進む覚悟を持つならまた別だが。

(ボンゾ)

ゴム(コンドーム)アレルギーを言い訳に“ナマ挿入”を要求する男、それ通用しなくなってるよ?

女性同士のセックスにまつわる会話では「相手がコンドームを装着している間ってどうしてる?」話がよく出てきますね。私は相手の足あたりをナデナデしています、こんにちは、大根 蘭です。

 最近、知人女性から聞いた話。彼女がある男性とはじめてのセックスに及ぼうとしした時「俺、ゴムアレルギーだからコンドームつけられないんだよね」と“ナマで挿入します宣言”をしてきたそうです(現在謹慎中の芸人さんも、同じようなことを言ってナマ挿入していると伝えられちゃってましたね~)。その知人女性はピルを服用していたこともあり、ナマ挿入を受け入れてしまったようですが……まぁ、ゴムアレルギーじゃ仕方ないですね……って! んなワケありませんよっ! そんなしょーもないことを言ってくる男性を撲滅するため、そして、自分自身のためにもゴムのアレルギーについて理解しておきましょう。

ゴム手袋で痒み=ラテックスアレルギー? 

 ナマ挿入したいがための言い訳として嘘をつく男性もいるかもしれませんが、実際に「ゴムアレルギー」を抱えている人がいることも事実。正式名称は「ラテックスアレルギー」。日本では100人に1~3人の割合でラテックスアレルギーが発症しているといわれています。「今、なんともないから大丈夫!」と安心している方も、突発的に発症するものなので、ラテックスコンドームを装着したちんこを挿入している女性(アナタ)もひとごとではありません。意外と身近なアレルギーとして認識しておいてください。

 ラテックスアレルギーの症状は、痛みや痒みを感じない軽度の症状で自覚がない方から、蕁麻疹や唇の腫れ、喘息や息切れなどの呼吸器の症状や、急激な血圧低下で意識を失ってしまうこともある非常に危険な状態の「アナフィラキシーショック」を引き起こすこともあるようです。

 「天然ゴムの手袋で手がかぶれたことあるから、ラテックスコンドームもダメ」と思っている方もいるようです。症状が似ている部分もあるため勘違いされやすいみたいですが、手袋でのかぶれはもしかしたらラテックスアレルギーとは別物の「接触皮膚炎」という症状かもしれません。簡単な症状の違いはこちら。

◆「ラテックスアレルギー」(即時型)

*天然ゴムそのもの(天然ゴムの樹液など、自然物)にアレルギー反応を起こす

*蕁麻疹が、局部に限らず全身へ肥大する可能性がある

◆「接触性皮膚炎」(遅発型)

*天然ゴム製品を作る過程で使われる化学製品にアレルギー反応を起こす

*蕁麻疹が触れた部分(局部)にあらわれる

※ただ、どちらにしても自己判断はキケンです。気になる方・不安な方は、皮膚科でアレルギーの血液検査をしてみてください。

ポリウレタンこそがアレルギーフリー

 さて、「ラテックスアレルギー」の苦しみはわかりましたし、こういった理由でラテックス製コンドームがつけられないのは理解できました。が、現在コンドームに使用されている素材の二大巨頭は「ラテックス製」と「ポリウレタン製」。ラテックスだけじゃないんです。この「ポリウレタン製」こそが、アレルギーフリーのコンドームなんですよっ!

 ポリウレタン製のコンドームといえば、相模ゴム工業が生み出した、世界最薄0.01mmのコンドーム「サガミオリジナル」。薄さだけではなく熱伝導性に優れ、肌のぬくもりが瞬時に伝わることや、ゴム特有のニオイがしないことが話題になりました。今は、「オカモト」も同じポリウレタン製コンドームを販売しています。とはいえ、世界市場に目をやれば、そこではラテックス製が9割を占めていますし、国内の出荷量でみても値段の安さや種類の豊富さもあり圧倒的にラテックス製コンドームが主流です。

 そのため「俺、ゴムアレルギーだからナマで」男と出会ってしまい、「じゃ、ポリウレタン製のコンドームを買いに行こう!」とコンビニに入っても、品薄状態のポリウレタン製コンドームは、なかなかお目にかかれない可能性がもあります(実際に私が昨夜3店舗のコンビニでチェックした結果、陳列を確認できたのはラテックス製コンドームのみでした。ドラッグストアではポリウレタンも発見!)。

女性が自分好みのコンドームを選んでしまおう

 アレルギーを言い訳にしてナマ挿入を要求してくる男性に対しては、お断りするのが自分の身を守る1番の対策ではありますが、今やコンドームもネットで手軽に購入できますし、ポリウレタン製のコンドームをポーチに装備しておけば「これアレルギーフリーだよ★」と出せますね(その男とヤリたい気分が持続しているとして)。

 また、お互いにラテックスアレルギーではない場合も、「コンドームは男性が所持しておくもの」という概念は捨てて、女性が自分好みのコンドームを選んで備えておく日があっても良いですよね。最近では、女性のために開発されたコンドームも登場しています。可愛いパッケージだけではなく、気になるゴム臭さのないフルーティな香りつきや、たっぷりのゼリーで挿入が滑らかに……といった女性向けの商品です。

相模ゴム HOT KISS 5個入

今月、サガミから登場したのも、女性向け商品! ※この商品は、ラテックス製品です。

「俺、コンドームアレルギーでさ……」と言われ、流れのままにナマで挿入することのないよう、コンドーム対策を考えていきましょ。

(大根 蘭)

綾瀬はるか、「今後フジテレビには絶対出ない」!? 担当マネジャーを激怒させた出来事とは?

 デビューから16年がたとうとしている女優・綾瀬はるか。これまでに数多くの連続ドラマに出演しているが、綾瀬はとある理由から「今後、フジテレビのドラマには絶対出ない」という。一体綾瀬に、何が起こっているのだろうか。

 綾瀬のデビュー作は、2001年の『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)で、一躍有名になったのは04年『世界の中心で、愛をさけぶ』(TBS系)。この2つの局には、近年も出演しているが、フジでのドラマ出演は09年の『ほんとにあった怖い話「怨みの代償」』が最後となっている。

「フジは2000年台前半、当時はまだ売り出し中だった綾瀬の営業を、ことごとく無視していたんです。その後、『世界の中心で、愛をさけぶ』でブレークすると、今後は手のひら返しでオファーをするようになり、08年の『鹿男あをによし』など、いくつかフジのドラマに出演することもありました。しかし、綾瀬の担当マネジャーが昇進した現在、過去のフジの悪態が許せないという理由で、『主演だろうがヒロインだろうが、絶対に綾瀬をフジには出演させない』と息巻いているんだとか。現在、フジは視聴率不振が深刻化し、自社のタレントを出したがる事務所自体も少なくなっていますが、たとえ今後フジが天下に返り咲いたとしても、綾瀬が出演することはなさそうです」(芸能プロ関係者)

 また綾瀬は、意外なことに、テレビ朝日のドラマには一度も出演したことがないという。

「綾瀬は大手芸能事務所・ホリプロの看板女優で、普通に考えれば各局バランスよく出演した方が、会社同士の付き合いが円滑になります。しかしテレ朝に関しては、業界の通例として『若手が出演する局ではない』という風潮があり、若年層に向けて売っているタレントは、そもそもテレ朝のドラマを避ける傾向にあるそう。綾瀬はすでに30代ですが、ホリプロはいまだにその姿勢を崩さずにいるのだと考えられます。近年は『相棒』、『ドクターX~外科医・大門未知子~』など人気シリーズを生み出し、視聴率も好調なテレ朝ですが、綾瀬がドラマ出演する機会はまだまだなさそうです」

 事務所判断でいまだ出演機会がないテレ朝はまだしも、フジは綾瀬が売れっ子女優になると見極められなかったために、“縁切り”されてしまったようだ。今後も綾瀬の活躍が見られるのは、TBS、日テレ、NHKの3局のみとなるのだろうか。

AVから「本番」が消えたら私たちは困るのか。己の妄想力をもっと信じよ!

 SNSでアダルト業界の方と多くつながっているせいか、現在AV業界を取り巻く問題についてはわりと頻繁に目に入ってきます。しかし私自身にとってAVはノータッチの業界、何かいえる立場にはありません。が、巷を賑わせている「AVから本番がなくなってしまうかも!」というニュースには「そんなに困ることなんだろうか?」と首をかしげてしまうのです。

 私はバイブコレクターとして活動をするようになってから、アダルトグッズ業界や数は少ないながらAV業界の人たちと会って話すようになりました。当時は、そのオープンなセックストークにいちいち目を丸くしていましたね。こういうことを下品にならず率直に話せるってステキだなと思ったものです。

 そんなあるとき「AVを観てどこに興奮するか?」という話題になりました。これに対して某大手AVメーカーの女性ふたりが口をそろえて、「ハメシロ!」と即答したのです。言葉の意味もわからなかった私が問い返すと、「女性器に男性器が入っている、まさにそのドアップです!」と教えてくれました。私は挿入シーンより前戯シーンのほうが好きで、女性全体もその傾向にあると勝手に思い込んでいたので、またも目がまんまる状態でした。

 女性でもそういう人がいるくらいですから、男性の「モザイク越しでもガチで挿入していることがわかる」本番シーンへの需要は、やはり高いものなのでしょう。でも、セックスを見せる映像作品の歴史のなかでも、「本番が当たり前」となったのは、比較的、最近のことですよね。日活ロマンポルノや初期のAVは演技や演出によってしている「ように」見せるものでした。ピンク映画はいまでもそうです。

 では、ピンク映画やその他一般映画の「本当はしていないセックス描写」が物足りないかというと、私自身はそんなことはないと感じています。

本番でないと興奮しない、は不自由

 むかーし何度かお試しでいたした男性のなかに、「俺の乳首を強く噛んでくれ! じゃないと絶対にイカないんだ」という人がいました。ほんっとに強く……血が出るほど強く噛まないと射精に至らないんです。私はそれがツラくてツラくて、もう会わないことにしました。後日、ある泌尿器科医の先生にこの話をしたところ、「射精のための絶対条件が多いほど、不自由になりますよね。条件は、ゆるいほうがいい」と返ってきました。

 これを思い出し、「性的興奮の絶対条件」もゆるいほうがいいのではないかと感じました。

「絶対に本番シーンってわかるものじゃないと興奮しない」って、実は不自由なことなのではないかと。本番至上主義が「どうせならナマ!」「さらに中出し!」と観る側の欲望をどんどんエスカレートさせ、結果的として本番をしない“牧歌的”な表現では満足されなくなってきたのでしょう。

 人の脳は見えていない部分を「補完」できるものです。映画ではセックスシーンだけではなく残虐シーンによってもR指定が付きますが、それを避けるための映像テクニックについて聞いたことがあります。

 たとえば剣で人を殺すときに、それが人体を貫く瞬間そのものを描写してしまうと「残虐」とみなされるので、そこはダイレクトに描かないそうです。刺される人の顔を大写しにして「ブシュッ」という効果音を入れれば、人は勝手に「いま貫かれてます!」と感じてくれるのだとか。さらに、この後で背中から突き出ている剣を映せば、多くの観客が頭のなかで「貫通する瞬間を見た」と錯覚するそうです。

 本番をせずにセックスを描くときも、多くの人たちがこれと同じようにしてリアリティを出そうと腐心してきたはずです。濡れた効果音や女性の喘ぎ声、ベッドが軋む音、肉と肉がぶつかる音、さらには演じる人の表情などなど。それが真に迫っていれば、視覚と聴覚で補完され、「物足りない」と感じることもないと思うのですが。

空気人形でイケる妄想力

 そもそも妄想力、特に男性の妄想力ってもっともっとポテンシャルを秘めていると思うんですよね。ラブドールといえばオリエント工業の精巧な人形が有名ですが、お値段がスゴいので、あれは相当なマニア用。実際に売れているのは↓のようなものです。

 リアリティとは対極中の対極にある空気人形を相手に、パッケージの女の子なり、その他好みの女の子なりを妄想し、興奮し、それで射精までできちゃうのです。その行為のあいだに、どんだけのものを補完しているというのでしょう。

 触覚を媒介として妄想を膨らませるという方法もあります。そのためのグッズがいま、市場にはあふれるほど存在しているのです。特に男性向けのオナホール市場は充実しまくりでなので、選びたい放題。股間でオナホールと本番をいたせば、その快感が視覚で受け取る刺激をはるかに上回るということも考えられます。つまり、そこで行われているのが本番かどうかは、イクための絶対条件ではなくなる可能性があるということです。

 私はアダルトグッズというのはすべて「使いよう」だと思っています。どう使うかは、その人次第。妄想を広げる媒介として上手に利用されるようになれば、本番至上主義からの脱却に少しは役立つのではないかと思うのです。

 性的興奮を高める手段がこんなにたくさんある現代において、「本番じゃなきゃダメ」となるのって、ある意味、思考停止なんじゃないかと思うわけです。自分たちの妄想力を侮りすぎ、といえるかも。もっと信じてみましょうよ、そして鍛えてみましょうよ、妄想力!

人生をやり直したのは「普通」に生きたかったから、もうやり直したくないのは今が幸せだから/『カルテット』第九話レビュー

 TBS火曜ドラマ『カルテット』、いよいよ佳境です。夢が叶わなかった30代男女4人、真紀(松たか子)、すずめ(満島ひかり)、愉高(高橋一生)、司(松田龍平)が“偶然”出会って軽井沢の別荘で共同生活を送りながら弦楽四重奏を組むところからこのドラマははじまりましたが、“嘘つきは大人のはじまり”。4人はそれぞれ“嘘”や“秘密”を抱えており、全員、真紀を狙って(それぞれ違う意味で)わざわざ出会ったのでした。ひとつひとつの謎が毎回明かされ、張り巡らされた伏線を回収しまくってここまで来ましたが、第八話ラストで最大の謎が投下され、もう視聴者は大混乱、一週間脳内カオス状態だったのではないでしょうか。

 二話で司、三話ですずめ、四話で愉高と、彼らの嘘・秘密・過去が徐々に明かされていき、やがて真紀の夫さんで失踪中だった幹生(宮藤官九郎)も姿を現し、紆余曲折を経て離婚に至ったのが前々回。前回は、“全員、片想い”として「愉高→すずめ→司→真紀」の好き好き光線(今となっては死語でしょうか。使用するの小学生以来です……)模様が繰り広げられ、もうみんながみんな片想い過ぎて、切なくて切なくて……、高橋一生に萌えキュン♡でした。

 が、ラストシーンで怒涛の展開、衝撃事実が。真紀の元義母・鏡子の元に富山県警の刑事・大菅直木(大倉孝二)と船村仙一(木下政治)がやって来て、“真紀は真紀じゃない、本物の真紀は別にいる”ことを告げたものだから、もうまさかの「まさか」。ってことは、“最後の嘘つき”は、真紀……。

真紀が「普通の主婦」になりたかった理由

 そして迎えた最終章・前編こと第九話。真紀の嘘が発覚するきっかけとなったのは、富山で自転車泥棒を働き、捕まった女(篠原ゆき子)が、14年前、闇金絡みの業者に戸籍を売っていと警察に明かしたこと。女は戸籍の売買が罪になると思い込み、住民票を取らず、ツタヤのカードも作れず生きてきましたが、大菅刑事曰く「戸籍って他人に売っても罪にならない」そうです。へぇ……。無知って怖いですね。とはいえ、戸籍売買を行っていた業者には捜査が入り、14年前に、女・早乙女真紀の戸籍を購入したのが、カルテットの真紀だった、と。冒頭、別荘のシーンで愉高が「ホッチキスはステープラー、バンドエイドは絆創膏、ニモはカクレクマノミ。本当の名前を言って」と(いつもの面倒くささで)メンバーに熱弁を奮いますが、では、真紀の本当の名前は。

 大菅刑事が鏡子に語った真紀の生い立ちは、こうでした。

「本名は山本彰子(やまもと・あきこ)、富山市出身。10歳の時に母を事故で亡くし、その後、母親の再婚相手である義理の父親に預けられた。その父親から日常的な暴力を受け、家出を繰り返すものの連れ戻されていた。平成15年12月19日、現金300万円で戸籍を購入し、それ以来姿を消した」

 14年前、平成15年(2003年)に戸籍を買ったのであれば、真紀は当時23歳です。また、亡くなった母・山本みずえ(坂本美雨!)は、元は売れない演歌歌手で『上り坂下り坂ま坂』というタイトルの曲を発表していました。真紀が時々、口ずさんでいる不思議な曲はこれだったんですね。

 そして警察は、真紀が義父の暴力から逃げるために戸籍を買った、とは思っておらず、別の疑いを抱いている様子です。真紀が姿を消したのと同じ頃、義父は心不全で亡くなっているのです。警察は、真紀に殺人容疑をかけている、ということでしょうか。鏡子からこの話を聞かされた幹生(現在コンビニ強盗の罪で拘留中)は、信じられない様子でした。真紀からは結婚の際、「子どもの頃に父親は病気で、母親は事故で死んでいる」と聞いていたようです。

 回想、というか鏡子が警察から聞いたことを元に幹生に語った内容が、幼き日の真紀(山本彰子)母子の風景として映し出されます。右手にヴァイオリンケース、左手に楽譜を抱えた10歳の真紀(彰子)は、母・みずえと連れ立って富山の田舎道を歩いていました。長い髪をお嬢様結びしてピンクのコートに身を包み、赤い靴を履いた真紀と、上品な装いの母(およそ演歌歌手らしさは皆無)。田舎の風景が似合わない母娘です。2人が風に飛ばされた楽譜を拾っているところに、下り坂を降りてきた中学生の少年(12)の漕ぐ自転車が衝突……。真紀をかばった母は亡くなり、遺された真紀は、義父(母の元再婚相手)に預けられます。

 自転車事故の被害者遺族である真紀には加害者家族より賠償金が支払われ、その額、2億円。弟の誕生を心待ちにしていた加害者の少年は、産院に駆けつける途中にこの事故を起こし、結果、家族は家と職を失い、少年が弟と暮らすことはできなくなり……それでも被害者遺族である真紀の家族、すなわち義父は12年間に渡って賠償金を請求し続けました。12年間というのは、つまり、真紀が失踪する前までということ。義父は賠償金で真紀をバイオリン教室や大学に通わせました。その一方で、真紀の顔には痣ができていることもあったそうです。このお話がどこまで事実か、誤解をどれくらい含んでいるのか、まだ油断はできませんけど。

 幹生は、真紀は義父が加害者遺族に賠償金を請求するのをやめさせたくて、戸籍を買って失踪したのではないかと推測、「俺の知ってる真紀ちゃんはそういう人ですよ」と刑事に食ってかかります。話しながら結婚生活での真紀の様子を思い出し、幹生はハッと気が付くのでした。自分は彼女に特別さを求めていたけれど、真紀は普通の人になって生きたかったのだということに。真紀は幹生と結婚して名前が<巻真紀>になることを望み、ときめきよりも安らぎある「家族」を求め、ヴァイオリンを続けることよりも専業主婦になって「家庭」を守ることに固執していましたが、その理由が今になって腑に落ちたのでしょう。他人の名を騙ることで生き延びた真紀は、早く普通の人になりたかった、表に出るより家庭という裏方に回って安心したかったのだ、と。

 確かに真紀の過去、つまり結婚以前の生活についてはずっと明かされなかったし、上品で育ちのよさそうな女性として描かれていることから、てっきり東京か、あるいは神奈川、埼玉あたりのそれなりに裕福な家庭に育って、ヴァイオリンを習い、音大に進み、プロになったんだとばかり(賠償金で真紀が進んだ大学は音大なんでしょうか)。偽名で生きている人って、世間をはばかりながらひっそり暮らすイメージがありますが、真紀は失踪後もヴァイオリンを続け、楽譜の出版社でバイトするなど比較的大胆に行動しています。ネットやSNSが普及した現在、いつ自分の正体が発覚してもおかしくありません。だからカルテットを組んで表舞台に立つことを拒まなかったことも、視聴者としては不思議なのですが……真紀は内心びくびくしながらも、心のどこかで覚悟を決めていたのでしょうか。

女同士の嘘なき信頼関係

 何も知らないカルテットの4人は、いつものように食卓を囲み和やかに過ごしています。前回の全員片想い問題は、おそらくそのまま放置された感じなのでしょうね。目下の悩みは、現在暮らしている別荘(司の祖父所有)の売却問題。司から打ち明けられて他3人は、それぞれ自活しながらカルテットを続けるとの考えを示しますが、司は「そっち(バイトなど)が本業になっちゃう」と断固反対。「飢え死上等、孤独死上等じゃないですか。僕たちの名前は、カルテットドーナツホールですよ。穴がなかったらドーナツじゃありません。僕はみなさんのちゃんとしていないところが好きなんです。たとえ世界中から責められたとしても、僕は全力でみんなを甘やかしますから」「少し時間ください。この別荘は僕が守りますから」と力説、説得。司は幼少時から「きちんとしようよ」と周囲を諭し続けてきた自分が音楽家として大成せず、「きちんとして」いなかった周囲の子どもたちが世界に羽ばたいていきました。カルテットのメンバーと出会ってその「ちゃんとしていないところ」に魅力を感じるにつれ、自分自身も杓子定規な生き方を変えようと決意したのですね。

 あるとき、すずめは真紀に「ずっと東京でしょ?」と問いかけ、真紀は「うん」と答えたものの目を逸らしました。それに気付かず、真紀のことが大好きなすずめは、もしかしたら昔、たとえば真紀が中学生で自分が小学生の頃地下鉄ですれ違っていたのかもしれない、もっと早く出会っていればと残念がります。

すずめ「周りは嘘ばっかりだったから。自分も。どっか遠くに行きたいなあっていっつも思ってて、真紀さんみたいに嘘がない人と出会ってたら、子どもの頃も楽しかったかな」

 そんなすずめに、真紀は子ども時代の思い出として、家から少し離れた場所にある廃船で一晩中星を見ていたことを話します。

真紀「そこにいるとね、そのままわぁって浮き上がって星を渡る船になって、どっか遠くに行けそうな気がしてた」
「(軽井沢にたどり着いた現在は)あ~ここに来たかったんだなぁって、今はね思う。もう十分」

 しかし、ようやくたどり着いた安住の地に真紀は長くはいられません。土砂降り雨の夜、大菅刑事らが来訪。真紀に任意同行を求めます。「何かの間違いじゃないですか」と事態を呑み込めないすずめとは対照的に、真紀は冷静に応対、任意同行は明日のノクターンでの演奏後になりました。もちろん、そんなのは外面で実際は、突如訪れた幸せの終わりに、真紀は激しく動揺。部屋にこもって、爪を噛んだり、服を投げつけたり……その取り乱しぶりに、二話で自分に告白してきた司に「捨てられた女舐めんなよ!」と怒りを露わにしていた姿を思い出しました。手に入れたと思っていた幸せが自分の手からするりと落ちていく瞬間や、それを思い出した時の真紀はとても激しいのです。

 真紀は観念し、メンバーに懺悔します。「私昔、悪いことをしたから、それが今日返ってきたんです」と。

真紀「ごめんなさい。私、早乙女真紀じゃないです。嘘ついてたんです。私嘘だったんです。本名は別です。別にあります。14年前、戸籍を買いました。戸籍買って逃げて東京へ来ました。それからずっと早乙女です。偽、早乙女真紀です。成りすましてました。幸い、幸いずっとバレなくて、調子乗って結婚しました。名前貰ってしれーっとしてずーっと騙してました。みなさんのことも騙しました。カルテットなんかはじめちゃって、仲よくしたふりして……、私嘘だったんですよぉ。見つかったので、明日の演奏終わったら警察行ってきます。もうお終いです。お世話になりましたね。本当の私は……、私は……、私は……」

 声を絞り出すように過去を打ち明けようとする真紀を、すずめは「真紀さん、もういい」「いい、いい、いい、いい」と必死にかばいます。真紀が昔誰だったかなんてすっごくどうでもいいのだと訴え、さらに「人を好きになることって絶対裏切らないから。知ってるよ真紀さんがみんなのこと好きなことくらい。絶対それは、嘘なはずないよ。だってこぼれてたもん」と、自分たち4人の関係は紛れもない“本当”であるのだと伝えるすずめ。

すずめ「好きになった時、人って過去から前に進む。私は、真紀さんが好き。今信じてほしいか、信じてほしくないかそれだけ言って?」
真紀「信じてほしい……!」

 4人は最後の夜を楽しみます。映画を見たり、ドミノ倒しをやったり、小学生がするようなじゃんけんゲームをしたり。愉高はこんなことを言いました。「人生やり直すスイッチがあったら、押す人間と押さない人間。僕は、もう押しません。みんなと出会ったから」。地獄と称する結婚生活を送っていた頃は「子どもに戻りたい」と思っていた愉高ですが、今は違うようです。この手のセリフって、一歩間違えば陳腐というか、たとえば先日怒涛の最終回を迎えた『奪い愛、冬』(テレビ朝日系)で同じ台詞があっても「さむいわぁ」と思っちゃいそうですが、『カルテット』だと人生に“穴”を抱えた4人がそれぞれ自分の人生を受け入れはじめたんだな……と肯定的に捉えられました。

 翌日の夜。ライブレストラン「ノクターン」にて、カルテットドーナツホールの週末だけの定期演奏会が開かれました。客席には刑事たちの姿があります。最後の曲は「モルダウ」。「モルダウ」は、第一話、結成したばかりのカルテットドーナツホールが「ノクターン」にて初演奏した時にも演奏されていた曲で、弦楽器初心者である役者たちにとって難易度の高い楽曲だそうです。初回では、謎だらけで腹に一物ありそうな4人の演奏する姿がひとりずつ映し出され、彼ら彼女らの心にはどんな思いが交錯しているのだろう、と考え込んでしまったものです。

 終演し、真紀はいよいよ行かなくてはなりません。あくまでいつも通り、明日の朝のパンがないから買って帰らなきゃとか、シャンプーの買い置きとか、普通の生活の話をしたい彼ら。でも、真紀はこのあと一緒に別荘に帰ることは出来ないのです。

 真紀は一人ずつ、言葉をかけます。愉高には「私も、人生やり直しスイッチはもう押さないと思います」。司には「あの日カラオケボックスで会えたのはやっぱり運命だったんじゃないかな」。そして、真紀をもっとも慕っていたすずめには(司がいるので、そう言っていいのかわかりませんが)、ヴァイオリンケースを託します。真紀の誕生日は、8月10日ではなく、本当は6月1日。「(ヴァイオリンと)一緒に待ってるね」と応じるところがすずめらしい。けれど真紀が行ってしまうと、すずめは泣き崩れるしかありませんでした。

 真紀は富山県警の車に乗り込み、大菅刑事らとともに軽井沢を去っていきました。真紀ともっと早くに出会っていれば……とすずめは言っていましたが、真紀もまた、もっと早くにすずめと出会っていればと思いを馳せているようで、前回の“全員、片想い”をも超える切なさ、やりきれなさが、第九話にはありました。というか、前回すずめが「好きな人(司)の好きな人(真紀)のことも私は好き」って言っていたのが、今回より一層説得性を帯びたような。困難の多い子ども時代を過ごし、大人になってからも過去から逃れられなかった孤独な女である真紀とすずめは、嘘を介しながらも、“嘘のない信頼関係”を芽生えさせていました。正直、最初はここまで女性2人の絆がクローズアップされるとは思っていなかったです。真紀不在の食卓で、残されたカルテットメンバー3人が、すずめの作った夕食を食べるシーンをもって、第九話は終了しました。

 来週はいよいよ最終回。真紀、すずめ、愉高、司。4人のこの先の人生はどこへ向かっていくのでしょう。これまで散々視聴者をびっくりさせてきた『カルテット』ですので、やっぱり最後の最後の最後まで見当がつかないし、目が離せません。

 ちなみに「ノクターン」の目が笑っていないアルバイト店員・有朱(吉岡里帆)は、お店をクビになりました。シェフの大二郎(富澤たけし)に色時掛けするも全く効果ナシで(愛人になってカネをせびろうとしたのでしょう)、現場を大二郎の妻・多可美(八木亜希子)に見られたのに悪びれない有朱、でも当たり前に即日解雇です。別れ際、「不思議の国に連れてっちゃうぞぉ~(2回繰り返し)、有朱でした、バイバイ♡」と元地下アイドルらしい決めポーズで去っていった有朱ちゃん、もちろん目は笑っていませんでした。この子は最終回にも出てくるんでしょうか。

二宮和也の理想の女性像は「都合のいい女」! ブーイングを浴びるその鬼畜っぷりとは!?

 3月12日に放送された『ニノさん』(日本テレビ系)の企画「二宮和也のちょうどいい会議」で、嵐の二宮和也(33)が「理想の女性像」について語ったのだが、それがなかなかヒドイと話題になっている。

 番組では「容姿を褒められた時のちょうどいい返答」「初デート後に送るちょうどいいお礼メール」などを、斎藤工(35)、波留(25)、劇団ひとり(40)、横澤夏子(26)などが議論していった。「ちょうどいい異性像」を聞かれた二宮は、少し考えてから「自分のやってることとかに何も言わないってことかな」と回答。これに劇団ひとりが「それちょうどいいっていうか都合がいい……」と思わずツッコミ、出演女性陣からもブーイングを受けた。

 だが二宮は以前からも理想の女性について、とにかく空気を読んで都合よく振る舞える人というような回答をしている。

 2010年の雑誌インタビューではモテる女性について「気遣いができてよく気づく人はモテると思う」「空気が読めて気が利いているっていう性能は大事」と答え、「ぶりっ子が好き」と宣言。というのも、ぶりっ子女性は自分を異性として意識してくれているとわかりやすく感じるかららしい。「ぶりっ子好き」というのも、ブリブリする行動が好きというより、場に応じた行動ができることを評して「ぶりっ子」と呼んでいるだけのようだ。そして自分をオトすには「程よい距離感」「あんま近すぎてもって感じなんだよ、オレは」「近づかないのが一番いいですよ」と語り、理想の妻像も「あんまり干渉しない人」としていた。つまりこれは、「放っておかれたい」という意味ではなく、空気=二宮の気分・機嫌を察知して行動する「気遣い」を求めているということである。

 二宮は休日は1日14時間ほどもゲームをすることもある重度のゲーマー。その趣味と嵐としての仕事の配分を、恋愛で崩されたくはないのだろう。

 ただそんな二宮でも大好きな女性がいるわけで、それは竹内結子(36)である。ジャニーズアイドルとしては珍しく、二宮はずっと彼女への憧れを公言しており、2015年2月放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)では「ユウコ」と呼び捨てにして「向こうさん(竹内)は引いてますけど、僕は押してるんで」とグイグイだった。ドラマで竹内の髪形がロングからショートになったことで、自分の好みがロングからショートカットに変わったとも言っていた。

 結局のところ、なんとなくの好みはあるものの、その時の好きな人によって「好きなタイプ」や「理想像」なんてコロコロ変わるものだ。竹内が空気の読めない強引な性格の女性キャラをドラマで演じたら、今度は空気が読めないのも可愛いと言い出すかもしれない。

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橋本環奈にKinKi Kidsが下ネタブッ込みまくり! セクゾ佐藤勝利が「ありえない」と驚愕の神対応も

 3月4日より公開中の映画『ハルチカ』で主演を務めているSexy Zoneの佐藤勝利(20)と橋本環奈(18)が様々な番組にて映画宣伝に奮闘している。彼らは3月5日放送の『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)にも出演、ジャニーズの先輩・後輩の共演となったことをファンは大いに喜んでいた。

 OPトーク後、佐藤と橋本を招き入れると堂本光一(38)はいきなり「ここがオレのSexy Zone~♪」とSexy Zoneの曲『Sexy Zone』の替え歌っぽいものを披露。堂本剛(37)曰く、光一はSexy Zoneと絡むときは毎回これを歌っているのだとか。

 剛と橋本は7月14日公開予定の映画『銀魂』でも共演しているという繋がりがあり、光一は「えっ〇〇タマ!?」「ブッ込んだのかと思ったよ」とのっけから下ネタを飛ばしていく。「光一さんでなければセクハラ案件」「38歳のおじさんが18歳の女の子にそれはあかんで」とネット上ではツッコミが。

 4人は原宿・竹下通りで流行りの店を巡ったのだが、超巨大な綿飴を提供する「TOTTI CANDY FACTORY」に来ると、できあがっていくピンク色の綿飴を見て剛が「ちょっと今おっぱいみたい」と、またしても下世話なジャブを打つ。橋本がこれに苦笑いしていると、光一は「ホンマやー!」とわざとらしく被せて「ここがオレのSexy Zone~♪」とまたも熱唱。たまらず佐藤が「そういう時に歌ううたじゃないです」と注意。視聴者は「キンキがコンビでまたもセクハラ」「ノリノリで下ネタ言いまくるおじさん2人がカワイイ」と微笑ましく受け止めているようなのだが、たしかにキンキでなければ、そしてゲストが後輩の佐藤という関係性がなければNGなギリギリ案件だ。

 最後はギターが欲しいという橋本のために楽器店を訪れた一行。ギターが弾けない橋本に、光一は橋本の指を掴んで弦を抑える場所を教えてあげ、剛は橋本のギターの音色に合わせて即興で歌を歌ってみせるなど文字通り手取り足取りのサポート。この光景に佐藤は「光一くんにギター教わって、剛くんに歌ってもらうなんて後輩じゃありえないですよ!!」と大興奮の表情を見せた。

 キンキ→橋本の神対応は続き、なんと1時間も店で橋本のギター選びに付き合った。「橋本環奈になりたい」「光一くんは橋本環奈が好きなの? ゲストが若い女の子だとホントに嬉しそうだよね」「光一さんに指を誘導され、剛さんがその音に合わせて歌って、勝利くんがそれを見守る橋本環奈マジヤバい」とファンの嫉妬がピークに達したところで番組は終了。もう30分も続ければ橋本のTwitterが炎上しそうなほどキンキ2人の親切ぶりが目に付いた終盤であった。ただ前半はセクハラ対応だったため、後半の神対応は相殺ともいえるが。

 ちなみに映画『ハルチカ』の原作は“青春ミステリ”とジャンル分けされている小説のため、映画が「吹キュンラブストーリー」なんて宣伝されていることに原作ファンからは「恋愛映画にされてしまっていて悲しい」「完全に別物」といった嘆きの声が上がっている。だが佐藤、橋本のファンのみならず、観客からはおおむね好評で、良質な青春映画に仕上がっていると評価が高い。量産されている少女マンガ原作の学生恋愛モノとは異なる作品ゆえ、敬遠していては勿体ない。気になる人は劇場に足を運んでみるといいだろう。

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