マスコミ関係者、元ジャニーズJr.が語る、ジャニーズの女帝・メリー氏の素顔

 独立組の“芸能界追放”も辞さない構えといわれたメリー喜多川副社長だが、SMAPメンバー5人による『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)での生謝罪を受けて、ようやく溜飲を下げたと報じられている。ネット上では、一連の騒動について“メリー悪し”の論調で統一され、「90歳に近い高齢なんだから、早く引退すべき」「もっと下の世代に経営権を渡すべき」といった声も噴出している。事情を知る関係者に話を聞くと――。

「ネットでいわれているように、メリーさんの影響力はいまだ絶大です。現在、各スポーツ紙はこぞってSMAPの最新動向を取り上げていますが、全てメリーさんの“検閲”が入っています。ところが問題なのは、一度OKが出た原稿に対して、突然『なんでこんなことを書くの!』と次々とクレームが入るんですよ。そのおかげで、締め切り後も何度も修正をしなければならず、各スポーツ紙のジャニーズ担当記者や、管理職は全員ボロボロになっています」(スポーツ紙記者)

 かつて、メリー氏の夫で作家の故・藤島泰輔氏は、メリー氏のことを“瞬間湯沸し器型”と称していたが、今回の騒動でも、その兆候は随所に見られるようだ。しかし、事務所内、マスコミ問わず、彼女には逆らえないという。メリー氏への取材経験があるマスコミ関係者は、そのやりとりについて振り返る。

「外見はオシャレなおばあちゃんといった具合ですが、とにかく眼力がハンパなく、また口調もハキハキと明確、理論的に話すため引きこまれてしまいました。ただし、ちょっとしたことでも、彼女のかんに障ってしまうと大変。突然、怒鳴り出す一幕もありました。少なくとも話した感触からは、あと30年ぐらい生きそうだな……と感じました」

 また20年以上前、ジャニーズ内部と関係の深かったという元ジャニーズJr.は、メリー氏の“悪癖”をこう明かす。

「ジャニーズに所属していた時代には、タレントに容赦なく手を上げることで恐れられていました。所属タレントが『辞める』と言い出したときや、自分にとって不都合な言動を取るタレントには手を上げることもあると聞きました。これはジャニー(喜多川)さんも同様ですが、とにかく怒ると怖いというのは姉弟共通。ジャニーさんは年を重ねるとともに丸くなっていったようですけどね……」

 しかし一方で、“辞めジャニ”からは、メリー氏に恩義を感じているという声も聞かれる。

「今回のSMAPに関して、元ジャニーズ所属だった豊川誕も自身のブログで、退所後にフランス留学を勧められた過去を明かし、『ジャニーズ事務所をやめてからもそういう愛情をもって接してくれたのです』と、メリー氏への感謝を書きつづっています。彼女にも“スペオキ(特にお気に入りのタレント)”が存在することから、これも相手によることなのかもしれませんが」(前出・記者)

 ともあれメリー氏が各関係者たちにとって、非常に扱いづらい人物であることは想像に難くない。その破天荒な言動から、再び今回のような騒動が発生しないことを祈るばかりだ。

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