売人以上の存在だった!? 覚せい剤・大麻で薬物逮捕の高知東生容疑者に重大疑惑
キーマンなのか――。元俳優の高知東生容疑者が24日、覚せい剤と大麻を所持していたとして、覚せい剤取締法違反などの容疑で関東信越厚生局麻薬取締部に現行犯逮捕された。
同容疑者は前夜、横浜市南区のラブホテルに、クラブホステスの女性と宿泊。24日午前9時半ごろ、このホステスと共に逮捕された。2人は薬物を「自分たちで使うために持っていた」と供述している。
高知容疑者は、1993年に「高知東急」の名前で俳優デビュー。私生活では無名時代の90年にセクシー女優のあいだももと結婚し、96年に離婚。99年に女優・高島礼子と再婚した。同容疑者とあいだ、高島の間に子どもはいない。昨年6月いっぱいで芸能界を引退し、パーキンソン病を患う義父(高島礼子の父)の介護に専念するようになったとされるが、実際は「ヘルパー任せだった可能性が高い」(関係者)とも……。今年5月には、横浜市中区でエステサロン「エスクラ」をオープンしていた。
社会部記者は「今回は麻薬取締部、通称“マトリ”の会心の一撃だ。先日、有罪判決を受けた清原和博氏をはじめ、これまで有名人の薬物事件は警視庁組織犯罪対策5課が手掛けてきた。高知の逮捕は“マトリここにあり”を示したといえる」と話す。
何より驚いたのは、高知容疑者が所持していた“ブツ”の量だ。
麻薬取締部はホテルの室内から、覚せい剤約4グラム、大麻たばこと乾燥大麻計約2グラムを押収。薬物事情に詳しい人物は「清原氏は自宅で覚せい剤0.1グラムを所持していてパクられた。高知容疑者はその40倍。一般的に1回の使用量は0.02グラム~0.03グラムといわれており、同容疑者の所持量だと150~200回分に相当する」と語る。しかも、大麻2グラムとのセット。これは重度なジャンキーの特徴という。
「一部では高知容疑者を『売人か!?』と報じているところもあるけど、そのレベルではないかもしれない。まず覚せい剤4グラムを入手できること自体が容易ではない。売人はアシがつかないよう、1グラム以下で小分けにして売るからね。自宅など関係先へのガサで何を押収したかはわからないが、同容疑者が覚せい剤の元締めから仲介人を通さず、直接購入していた可能性もある」(同)
これが事実ならば、高知はただの常習者ではなく、芸能界や音楽業界、水商売系などに蔓延する薬物ルートの中心人物である可能性も浮上してくる。
「そもそも、義父の介護を理由に芸能界を引退したことに違和感があった。もしかしたら、芸能界より薬物絡みの仕事のほうがおいしく、そっちに専念するために辞めたのかもしれない」(スポーツ紙デスク)
清原氏よりも知名度は断然低いが、芸能界に与えた衝撃は高知容疑者のほうが大きいかもしれない。