肺炎で緊急入院の志村けん 『志村魂』にこだわるワケとは
『志村流』(マガジンハウス)
大物お笑いタレントの志村けんが19日、大阪市内の病院に、肺炎のため緊急入院した。同日は大阪・新歌舞伎座で初日を迎えた座長公演『志村魂(シムラコン)』に出演していたが、終演後に、病院にそのまま直行。17日に都内の病院で肺炎と診断されており、19日は高熱のため車椅子に乗りながら点滴を受けるほどだったが、初日の舞台には出演。しかし、ついにドクターストップがかかり、20日と最終日21日の公演中止が発表された。
これに、同舞台に出演する志村の盟友・桑野信義は即座に反応。20日、自身のブログを更新。「(志村は)最後まで舞台をやると仰っていましたが 肺炎は命を落とすこともあります ドクターストップがかかっていたのですが、初日公演を全うしました」と述べ、「志村けん師匠の舞台への思いを痛いほど感じました」とつづった。
同じくグラビアアイドルの磯山さやかも「途中から体調を崩していてしんどそうでしたし、大阪公演の時には、なんとか気力で舞台に最後まで立ち続けていました。裏で見ていて、大阪の初日を最後まで出来たのは本当に驚くほどです」と、志村の精神力をたたえた上で「今は静養されているということですが元気な姿を早く見られることを祈るばかりです」と願った。
志村といえば、「健康オタク」を公言。2003年には健康本『これでカラダだいじょうぶだぁ~! 志村けんのズボラ健康術』(アスコム)を発売するほどだったが「夜遊びだけはやめられなかった。六本木や麻布十番で“志村組”と呼ばれる飲み仲間と毎晩のように深酒していた。某巨乳事務所所属のグラドルXが、妻のように寄り添う姿も目撃されている」(週刊誌記者)という。
『志村魂』に並々ならぬ意欲を見せる理由のひとつにも、やはり夜遊びがある。
「7月下旬の東京公演を皮切りに、出演者は名古屋、大阪と、約1カ月かけて回ります。宿泊ホテルは男女ともに同じで、公演が終わり、寝静まった頃になると、志村から女性の部屋の固定電話に『今から部屋で飲まない?』と“天の声”が届くこともあるそうです。呼ばれた女性が“殿”と2人で、どうなるかはわかりませんがね」(事情通)
志村は、お気に入りの女性を自身の番組や舞台に起用する“公私混同型芸人”として知られる。裏を返せば、一度気に入られれば、仕事に困ることはない。芸能プロ幹部は「そこは“持ちつ持たれつ”ということで(笑)。志村さんは基本イイ人ですから」と話す。
いろいろな意味でドクターストップがかかり、残念なのは本人のようだ。