「てれびのスキマ」の記事一覧(3 / 6ページ)
2016年7月29日 [00芸能, 012ドラマ, 06連載, 33テレビ裏ガイド, てれびのスキマ, テレビ裏ガイド, ドラマ, 時をかける少女, 最新芸能ニュース]
<p> 筒井康隆の青春SF小説の金字塔『時をかける少女』は、これまで何度も映像化されてきた。代表的なものでいえば、1983年に公開された大林宣彦監督による原田知世主演の実写映画版と、2006年に公開された細田守監督によるアニメ映画版だろう。</p>
<p> そして16年7月より、全5話の連続ドラマとして黒島結菜主演で始まったのが、日本テレビ版の『時をかける少女』だ。</p>
<p> このドラマ版の製作が発表されると、一部でアニメ版が原作だと思っている人がいると話題になったりするほど、各世代によってイメージする“原作”が異なる稀有な作品である。それは、本当の原作である小説版はもちろん、その後に製作された実写映画もアニメ映画も、見る者の心に強く残る傑作だったことの証左だろう。</p>
「「失敗のない青春に価値はない!」日テレ版『時をかける少女』が描く、青春のトキメキ」の続きを読む
2016年7月19日 [00芸能, 011テレビ, 06連載, 33テレビ裏ガイド, お笑い, くりいむしちゅー, てれびのスキマ, テレビ裏ガイド, ネプチューン, 堀内健, 最新芸能ニュース, 有田哲平]
<p>「わかんないよなぁ……わかんないんだよ」</p>
<p> スタッフから「OKでーす!」という本番終了を告げる声がかかると、ネプチューン堀内健は疲れ果てた様子でつぶやいた。</p>
<p> その言葉に、それまで笑いをこらえていた、くりいむしちゅー有田哲平をはじめとする出演者たちが、ドッと笑った。</p>
<p> これは『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)の本編終了後、数秒流れるシーンだ。この番組は、有田が「アリタ哲平」としてキャスターを務める“報道”番組である。報道番組らしく、経済学者の岸博幸、アルピニスト・野口健、犯罪心理学者の出口保行といった3人の「解説員」が並び、ゲストと対峙する。<br />
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「“壊し屋”ホリケンも白旗! 『全力!脱力タイムズ』がぶっ壊す、バラエティ番組のルール」の続きを読む
2016年7月5日 [00芸能, 011テレビ, 06連載, 33テレビ裏ガイド, ACE, てれびのスキマ, テレビ裏ガイド, マツコ・デラックス, 最新芸能ニュース]
<p>「お前、うますぎるわ!」</p>
<p> マツコ・デラックスは、黒人ラッパーの流暢すぎる進行に驚愕しながらツッコんだ。</p>
<p> その男の名はACE。彼は、ヒップホップ界隈ではすでに有名な存在だ。『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系)では「ラスボス」般若の“通訳”役を務めているのをはじめ、多くのバラエティ番組に出演。CSでは『ラッパー“ACE”の世界をねらえ』(MONDO TV)という冠番組まで持っている。ちなみに『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)にも“終電を逃したラッパー”として密着されたことがある。</p>
「ラップは賢くないとできない――『マツコ会議』でマツコが壊す先入観」の続きを読む
2016年6月28日 [00芸能, 014お笑い, 06連載, 33テレビ裏ガイド, お笑い, てれびのスキマ, カズレーサー, テレビ裏ガイド, メイプル超合金, 最新芸能ニュース]
<p> メイプル超合金の快進撃が止まらない。</p>
<p> 昨年末、「M-1グランプリ」の決勝に出場すると一気に知名度が上昇した彼らは、一度見たら忘れられない強烈なキャラクターを2人ともが持っているという、稀有なコンビだ。</p>
<p> 安藤なつは、体重130キロ近い体形で、「性の化け物」を公言し、セフレの存在も認める女芸人。一方、金髪で常に全身赤い服を身にまとうカズレーザーは、及川光博、京本政樹、天海祐希といった「美しい人」がタイプだという、バイセクシャルだ。その恰好は、寺沢武一の漫画『コブラ』の主人公を模したものだ。「ヒーロー」になりたいのだという。<br />
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「人類の後輩でいたい――カズレーザーが「カズレーザークリニック」で示す、自然体の知性」の続きを読む
2016年6月24日 [00芸能, 011テレビ, 06連載, 33テレビ裏ガイド, てれびのスキマ, オードリー, テレビ裏ガイド, 最新芸能ニュース, 若林正恭]
<p> 小説家の生態とは、一体どのようなものなのだろうか?</p>
<p> 普段なかなか接する機会が少ないため、よくわからない。それを解き明かしてくれるのが、オードリー・若林正恭が司会を務める『文筆系トークバラエティ ご本、出しときますね?』(BSジャパン)だ。</p>
<p> 読書家で知られる若林は、私生活でも西加奈子や朝井リョウら小説家と交流があり、よく飲みにも行くという。話をすると、めちゃくちゃ面白い。内容も最先端なことばかり。そこで若林は、小説家を集めてトークする番組がやりたいと、『ゴッドタン』や『ウレロ』シリーズなどで知られるテレビ東京のプロデューサー・佐久間宣行に提案し、実現したのだ。</p>
「オードリー若林が『ご本、出しときますね?』で引き出す、作家たちの素顔」の続きを読む
2016年6月13日 [00芸能, 014お笑い, 06連載, 33テレビ裏ガイド, お笑い, てれびのスキマ, テレビ裏ガイド, ハリウッドザコシショウ, 最新芸能ニュース]
<p>「アナタ、正気なの?」</p>
<p> デヴィ夫人は、目の前で自分のモノマネだと言われて、意味不明な奇声を上げながら、ワケのわからない動きをするハリウッドザコシショウを見て、もっともな感想を述べた。</p>
<p> それは「R-1ぐらんぷり」優勝者に与えられた冠番組『売れてる奴らに学ぶ! ハリウッドザコシショウ TVの掟』(関西テレビ・フジテレビ)の一幕だ。</p>
<p> ザコシショウのR-1優勝は衝撃的だった。もともとお笑いファンや芸人たちの間では、その実力が認められていたザコシショウ。だが、その芸風は、とてもテレビ向きではないと思われてきたからだ。しかも、賞レースとなればなおさらだ。しかし、いざ決勝に進出すると、会場は大爆笑。圧倒的な力で、まさかの優勝をもぎ取ったのだ。</p>
「「ダブってない、誰とも」R-1優勝者特番『TVの掟』が教える、ハリウッドザコシショウの真価」の続きを読む
2016年5月28日 [00芸能, 012ドラマ, 06連載, 33テレビ裏ガイド, NHK大河, てれびのスキマ, テレビ裏ガイド, ドラマ, 最新芸能ニュース, 真田丸]
<p>「実は、ひとつ気になることがあります」</p>
<p> そう言って、現場に落ちていたひとつの木片を掲げた。そこから真田信繁(堺雅人)は、犯人はケガをしているのではないかという推論にたどり着いた。</p>
<p> 使われたであろう道具や、犯行時刻の状況などから、すでに単独犯ではないことも導き出していた。さらに、聞き込みによって、それらに該当するあるひとりの容疑者が浮かび上がってくるのだ―――。</p>
「人と人の間の心理戦――『真田丸』のぞっとするほど怖い戦場」の続きを読む
2016年5月23日 [00芸能, 011テレビ, 06連載, 33テレビ裏ガイド, てれびのスキマ, テレビ裏ガイド, 日本テレビ, 春風亭昇太, 最新芸能ニュース, 桂歌丸, 笑点, 落語]
<p> 番組初回から50年もの間、『笑点』(日本テレビ系)に出演し続けた桂歌丸が、司会から勇退した。</p>
<p> 5月22日の放送の「歌丸ラスト大喜利スペシャル」では、歌丸司会最後の大喜利や、新司会者発表ということもあり、大きな注目を浴びた。TOKIOと『笑点』軍団の対決あり、再現ドラマを交えた『笑点』の“ウラ事件簿”ありと、盛りだくさん。</p>
<p> 演芸コーナーではナイツが登場し、いつもの“ヤホー漫才”を「桂歌丸」をテーマにやっているところに、なんと本人が登場。「ナイツ」をテーマに、“ヤホー”ならぬ“アホー漫才”を披露したりもした。</p>
「アナーキーで反骨――桂歌丸版『笑点』の“粋”な終い方」の続きを読む
2016年5月6日 [00芸能, 011テレビ, 06連載, 33テレビ裏ガイド, NHK, てれびのスキマ, テレビ, テレビ裏ガイド, ドキュメンタリー, 最新芸能ニュース]
<p>「俺にとっては、一番大きいテレビの転換期。リアルタイムで目撃したもので、あれ以上大きなものは、あれ以降起きてない」</p>
<p> 爆笑問題の太田光がそう証言するのが、『THE MANZAI』に引き起こされた1980年のマンザイブームだ。その1年にスポットを当てたのが、5月4日に放送された(再放送は5月10日)『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』(NHK BSプレミアム)の「MANZAI1980 笑いの革命児たち」だ。</p>
<p>『アナザーストーリーズ』は真木よう子をナビゲーターに、「ダイアナ妃の事故死」「ベルリンの壁崩壊」「ビートルズ来日」など、歴史上の大きなトピックスを取り上げるドキュメンタリー番組だ。この番組の大きな特徴は「マルチアングルドキュメンタリー」をうたっているという点。ひとつの事柄には、たくさんの人々が関わっている。そのさまざまな“視点”をマルチアングルのようにひもとくことで、これまで伝えられてきた物語とはまた別の物語が浮かび上がってくるというものだ。</p>
「たった8分で人生が変わった――NHK『アナザーストーリーズ』が描く、マンザイブームの“真実”」の続きを読む
2016年4月20日 [00芸能, 012ドラマ, 06連載, 33テレビ裏ガイド, てれびのスキマ, テレビ裏ガイド, ドラマ, 最新芸能ニュース, 黒木華]
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『重版出来!』(TBS系)は、見ると前向きになれるドラマである。</p>
<p> 主人公の黒沢心は、週刊コミック誌「バイブス」の編集部に配属されたばかりの新社会人。入社前は柔道で日本代表を争っていたが、ケガで選手生命を絶たれたという経歴を持っている。体育会出身らしく、元気で明るくハキハキしていて、やる気に満ちあふれている。</p>
<p> 彼女を演じるのは黒木華。典型的な「朝ドラのヒロイン」的人物像で、ややもすればウザい感じになりがちなところを、絶妙なバランスで演じ、不快感を味わわせない。</p>
「実直な職業ドラマ『重版出来!』が描く、「前向き」になる方法」の続きを読む