「テレビ裏ガイド」の記事一覧(6 / 7ページ)
2015年8月19日 [06連載, 33テレビ裏ガイド, NHK, てれびのスキマ, テレビ裏ガイド, 最新芸能ニュース]
<p>「もー! 認めなさいよ、このババア!」</p>
<p> 裁判官が「静粛に!」と制止する中、“被害者”の白雪姫は我慢できずに“被告人”の王妃につかみかかった。検察官から、リンゴ嫌いのはずの王妃のパソコンに「おいしい リンゴ」という検索履歴があったことを指摘されたにもかかわらず、王妃が顔色ひとつ変えず「白雪姫と同じものが好きだなんて、わたくしのプライドが許さない。だから、こっそり取り寄せたの」と釈明したことに激高したのだ。</p>
<p>「そんなの言い逃れよ、そのりんごを私に食べさせたのよ!」と。</p>
<p> これは、『昔話法廷』(NHK Eテレ)の一幕である。王妃の白雪姫に対する殺意は明白であり、犯行時刻のアリバイもないとし、「殺人未遂」の罪で裁判にかけられた王妃。対する弁護側は、凶器のリンゴに王妃の指紋はなく、王妃の犯行の根拠である、被害者が聴いたという「王妃の高笑い」も毒で意識が朦朧とした状態で聴いたものため信用性に欠け、証拠不十分で無罪を主張している。</p>
「子どもだましでは子どもはだまされない! Eテレ法廷教育ドラマ『昔話法廷』が裁くもの」の続きを読む
2015年8月14日 [06連載, 33テレビ裏ガイド, てれびのスキマ, テレビ, テレビ裏ガイド, フジテレビ, 日本テレビ, 最新芸能ニュース]
<p>「テレビは終わった」</p>
<p> などと語られる時、その「テレビ」は「フジテレビ」的なものを指すことが多いのではないでしょうか。なぜなら80年代以降、フジテレビこそがテレビの主役であり、象徴であり続けたからです。本当にテレビは、フジテレビは終わってしまったのでしょうか?</p>
<p> 視聴率はわずか1%でも、30~40万人が見ているといわれています。インターネットをはじめ、あらゆるエンタテインメント業界で、その人数を集めるのは至難の業です。しかし、テレビにおいては、わずか視聴率1%でそれだけの人が見ている計算になるのです。その影響力は、今もとてつもなく大きいことは間違いありません。<br />
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「てれびのスキマが見た【日本テレビ】と【フジテレビ】──「平成テレビの完成形」と「元祖テレビの王様」の現在地」の続きを読む
2015年8月13日 [06連載, 33テレビ裏ガイド, TBS, てれびのスキマ, テレビ, テレビ朝日, テレビ裏ガイド, 最新芸能ニュース]
<p>「今のテレビではできない」</p>
<p> これは、よく聞くフレーズです。確かに、コンプライアンス重視の昨今の風潮もあり、簡単にはできないこともあると思います。けれど、「今のテレビではできない」と言いつつ、「過去の名番組」というエクスキューズをつけるだけで、現在の基準では絶対にダメとされる映像も、普通に「懐かし映像」として流れている場面は多々あります。本当に「今のテレビではできない」のならば、その映像すら流してはいけないはずです。そのことからも、「今のテレビではできない」の大半は自粛であり、萎縮、もっと嫌な言い方をすればただの言い訳だといえるでしょう。</p>
<p> 「テレビ裏ガイド」連載100回記念の第2回は、「今のテレビではできない」に果敢に立ち向かっているTBSとテレビ朝日を取り上げたいと思います。</p>
「てれびのスキマが見た【TBS】と【テレビ朝日】──「今のテレビではできないこと」と、どう向き合うか」の続きを読む
2015年8月12日 [06連載, 33テレビ裏ガイド, NHK, てれびのスキマ, テレビ, テレビ東京, テレビ裏ガイド, 最新芸能ニュース]
<p> 2012年6月から始まったこの連載「テレビ裏ガイド」。「面白いテレビ番組を真正面から面白いと紹介する」というコンセプトで毎月2~3本のペースで更新し続け、今回でなんと100回目を迎えます!</p>
<p> 面白いテレビ番組だけを取り上げているので、よく直接お会いした人から訊かれることがあります。「ネタは尽きないですか?」と。けれど、3年あまり連載してきて、一度もネタで困ったことはありません。もちろん、自分の書き手としての能力的な問題で、この面白さをどう文章で伝えられるのかと、書くのに困ってしまうことは多々ありますが、取り上げる候補が何も思い浮かばないということはこれまで皆無でした。それだけ「テレビは今も面白い!」と、胸を張って言うことができます。<br />
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「てれびのスキマが見た【NHK】と【テレビ東京】──テレビ局にとっての“らしさ”とは?」の続きを読む
2015年7月29日 [06連載, 33テレビ裏ガイド, テレビ東京, テレビ裏ガイド, 最新芸能ニュース]
<p> またテレビ東京で、変な番組が始まった。思わずそうつぶやいてしまうような、異色すぎる番組が『廃墟の休日』(テレビ東京系)だ。これは旅番組なのか、ドキュメンタリーなのか、それともドラマなのか。どんなジャンルと呼ぶべきか、さっぱりわからない。</p>
<p>「超帰りたいッス」<br />
「廃墟を巡るんじゃなかったの? ジャングル探索じゃん」<br />
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「これはドキュメンタリーなのかドラマなのか? 『廃墟の休日』で交差する日常と非日常」の続きを読む
2015年7月8日 [06連載, 33テレビ裏ガイド, BAZOOKA, しみけん, テレビ裏ガイド, バラエティ, 最新芸能ニュース]
<p>「女性の恥骨の下にある、膣壁前方上部の小さな領域を『Gスポット』といいますが、この『G』の由来となった、女性器の研究で有名なドイツの産婦人科医は誰?」</p>
<p> これが、「地下クイズ王決定戦」記念すべき第一問目の問題である。ちなみに、正解は「エルスント・グレフェンベルク」。この問題に、初代王者となる渡辺徹(タレントの渡辺徹とは同姓同名の別人)は、当たり前のように正解した。</p>
<p> その後も</p>
「AV男優しみけんvs 絶対王者の熱きバトル!『BAZOOKA!!!』「地下クイズ王」という知的スポーツ」の続きを読む
2015年7月6日 [06連載, 33テレビ裏ガイド, テレビ裏ガイド, デスノート, ドラマ, 最新芸能ニュース, 窪田正孝]
<p> こんなの夜神月じゃない!</p>
<p> 7月5日から始まったドラマ『デスノート』(日本テレビ系)を見て、多くの原作ファンがそう思ったのではないだろうか? 原作の夜神月は、いわゆる“天才”。ズバ抜けた頭脳を持ち、容姿端麗でスポーツも万能。スペック的にいえば完璧な存在だった。それゆえ、歪んだ正義感と選民意識を持った、極端な負けず嫌いで、冷酷非道な性格として描かれていた。そんな少年漫画らしからぬ非・共感系の主人公である月と、名探偵Lという天才同士の高度な頭脳戦が、原作『デスノート』最大の魅力だった。その後制作されたアニメ版や実写映画版も、当然、この設定を踏襲したものだった。</p>
「こんなの夜神月じゃない!? 窪田正孝がつくる『デスノート』の新世界」の続きを読む
2015年6月26日 [06連載, 33テレビ裏ガイド, テレビ, テレビ裏ガイド, ドラマ, 最新芸能ニュース]
<p>「イエーーイ!」<br />
「キャハハハ!」</p>
<p> 終電が過ぎた深夜の街には、ハイテンションな酔っ払いたちがうごめいている。そんな人たちに「タクシー代をお支払いするんで、家について行ってイイですか?」と声をかけるのが、その名の通り『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)だ。同局の『YOUは何しに日本へ?』の成功以降、急増した番組タイトルまんまの素人密着番組のひとつだが、その中にあっても、ひときわ完成度が高く、毎回興味深いのがこの番組だ。ちなみに演出を務めるのは、『空から日本を見てみよう』や『ジョージ・ポットマンの平成史』『吉木りさに怒られたい』など、次々に異色の番組を手がけている高橋弘樹である。</p>
「シングルマザー、占い師、女装家……テレ東『家、ついて行ってイイですか?』で描かれる人生劇場」の続きを読む
2015年6月12日 [06連載, 33テレビ裏ガイド, ウッチャンナンチャン, テレビ, テレビ裏ガイド, 内村光良, 最新芸能ニュース]
<p>「恐怖のズンドコ……」<br />
「ちがーう!」</p>
<p> 30代半ば以上の人たちにとって、懐かしさで震えるであろう光景が映し出された。90年代、フジテレビ系の『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』で一世を風靡した人気コントキャラクター「マモー・ミモー」が、四半世紀の時を超え、“復活”したのだ。</p>
<p> それも局の垣根も越え、NHKの『LIFE!~人生に捧げるコント~』で、だ。同じ内村光良がメインを務める番組とはいえ、それは「奇跡」と呼ぶにふさわしい瞬間だった。</p>
「マモー・ミモー復活!『LIFE!~人生に捧げるコント~』が起こした“奇跡”の意味」の続きを読む
2015年6月8日 [06連載, 33テレビ裏ガイド, ダウンタウン, テレビ, テレビ裏ガイド, ワイドナショー, 最新芸能ニュース, 松本人志]
<p>「すんごいブスがいっぱい乗ってるでしょ、女性車両って?」<br />
「(後輩におごった金額)計算したら、ホントに億超えてますよ」<br />
「皮肉なことに、声を失うことで、彼(つんく)の言葉の重みっていうのは増すと思うのね」</p>
「「すっとんきょうなことを言わなきゃダメ」『ワイドナショー』に見る、松本人志の時事大喜利」の続きを読む