「映画」の記事一覧(30 / 35ページ)

前田敦子、初の妊婦役に挑戦! ベテラン俳優に愛される自然体な魅力

※画像:前田敦子  女優の前田敦子(24)が、来春公開予定の沖田修一監督の映画『モヒカン故郷に帰る』でヒロイン役に抜擢され、初の妊婦役に挑戦することがわかった。  同作は、恋人との結婚の報告を兼ねて6年ぶりに瀬戸内海に浮かぶ故郷の島に戻った売れないバンドマンが、父親の余命宣告を…

大コケ続きの河瀬直美監督『あん』イオンが強力バックアップも、本人は興味ナシ!?

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映画『あん』より

 河瀬直美監督作『あん』が、イタリアのシチリア島に位置するマルタ共和国の首都・バレッタで今年から開催されているバレッタ映画祭にて、メインの長編コンペティション部門の最優秀作品賞を受賞した。

「この作品は、主演の樹木希林さんが孫娘である内田伽羅さんと共演したことが世間では評判になっていますが、業界的には河瀬監督の作品にイオンがバックアップをしたということの方が話題になっています」(映画関係者)

 河瀬監督の作品といえば、第60回カンヌ国際映画祭で最高賞パルム・ドールに次ぐ審査員特別大賞グランプリを受賞した『殯の森』や、昨年の第12回ウラジオストク国際映画祭でグランプリを受賞した『二つ目の窓』など、賞を獲得するものの、それが興収に結び付いた作品は少ない。

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基地問題が抱える“いちばん恐ろしいもの”とは? 辺野古の実情を追うドキュメント『戦場ぬ止み』

<p> すでに沖縄では戦争が始まっていた。いや、そうではない。沖縄ではずっと戦争が続いたままだったのだ。沖縄の基地問題を沖縄県外の人にも分かりやすく解いたドキュメンタリー映画『標的の村』(13)が異例のロングランヒットとなった三上智恵監督の最新作『戦場ぬ止み(いくさばぬ とぅどぅみ)』は、辺野古の基地建設が進む沖縄は剣が峰に立たされたギリギリの状況であることを伝えている。そして、それは沖縄だけの問題ではなく、民主主義国であるはずの日本の根幹を揺さぶるものであることに気づか</p>

『Mr.タスク』で元天才子役がセイウチ人間と対決? 性格俳優としての大いなる変身ぶり、どーですか!

<p> この顔、どっか見覚えあるなぁ。元名子役? あっ、『ホーム・アローン』(90)に主演していた少年だ! 違います、それはマコーレ・カルキンくん。このちょっとぽっちゃりしたヒゲ面の青年は、かつて『シックス・センス』(99)や『A.I.』(01)などの大ヒット作で、名演技の数々を披露したハーレイ・ジョエル・オスメントくん。『ペイフォワード 可能の王国』(00)なんて号泣したよなぁ。18歳のときに飲酒運</p>

シュワちゃん扮するT-800が「3世代」で活躍!『ターミネーター』

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(C)2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 今週取り上げる最新映画は、あのシュワちゃんが「アイルビーバック」の決め台詞と共に帰ってきた人気シリーズのリブート作と、トリンドル玲奈・篠田麻里子・真野恵里菜のトリプルヒロインが話題の園子温監督作。方向性は異なるが、激しいアクションと予想外の展開で、ジメジメした梅雨どきの気分をスカッと晴らせてくれる2作品だ。

 

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米国はこうして失業率、犯罪発生率を激減させた! 法律が認めた人間が持つ凶暴性の解放『パージ』

<p> 失業率と犯罪発生率をいっきに減少させ、国民の労働意欲を飛躍的に向上させる画期的な法案が米国で可決された。その法律は「パージ法」と呼ばれるもので、国民一人ひとりの精神を安定させ、そして社会全体を浄化(purge)させる効果があると賞讃されている。では、そのパージ法とはいかなるものか? 1年に1日だけ「パージ・デイ」が決められ、その日は夜7時から翌朝7時まで全ての犯罪は合法となる。器物</p>

「まさか、自分が園監督の映画に出演するとは……」トリンドル玲奈が語る女優業、プライベート

<p> 『新宿スワン』『ラブ&ピース』と監督作が次々と公開され、いよいよ『リアル鬼ごっこ』が公開される。今年は“園子温イヤー”と言っても過言ではないほどだ。そもそも『リアル鬼ごっこ』といえば、2008年に初めて映画化されたのを皮切りに、5作目まで作られた定番のシリーズ。この人気タイトルを、園子温が完全なる我流で作り直してしまったのが、このたび公開される『リアル鬼ごっこ』なのである。原作や、これまでの劇場版とは別物と思ってもらって問題ない。<br />
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これはインドネシア版『ゆきゆきて、神軍』か? 虐殺者たちとの対話『ルック・オブ・サイレンス』

<p> 罪なき市民が次々と虐殺された。犠牲者の数は100万人とも200万人とも言われている。1965年にインドネシアで起きたクーデター「9.30事件」をきっかけに権力を握ったスハルト軍事政権に対し、反抗的な態度をみせた市民、インテリ層、羽振りのよい華僑らは、共産主義者の烙印を押され、裁判もないまま処刑されていった。軍隊が直接手を出すと問題になるので、地元のチンピラたちが処刑を請け負った。事件の真相を知</p>

『アベンジャーズ』はスーパーヒーローじゃない? 配給会社が発した“NGワード”をめぐる小さな波紋

<p> 7月に公開される1本の映画をめぐって、ちょっとした騒ぎが起きている。問題となっているのは、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン配給の超大作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』。アメコミ界のスーパーヒーローたちが結集した前作『アベンジャーズ』(2012年)は世界興収15億ドル突破、日本だけでも劇場興収50億円を稼いだ大ヒット作だが、その“続編”の宣伝方法をめぐって、雑誌媒</p>

ジュリアン・ムーアの圧倒的な演技力は必見! 今週末公開『アリスのままで』

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(C)2014 BSM Studio. All Rights Reserved.

 今週取り上げる最新映画は、アカデミー賞主演女優賞を獲得したジュリアン・ムーアの名演が光るハリウッド作品と、世界遺産の絶景と辛辣な対話の応酬が印象的なカンヌ・パルムドール受賞作。娯楽大作が相次ぎ封切られるゴールデンウイークと夏休みの谷間にあたるこの時期、人間の内面に向き合うドラマ映画をじっくり味わうのも一興だ(いずれも6月27日公開)。

 『アリスのままで』は、認知症研究者が著した全米ベストセラー小説を、ジュリアン・ムーア主演で映画化したドラマ。言語学者で大学教授のアリスは50歳になった頃、講演中に言葉を思い出せなくなったり、いつものジョギングコースで道に迷うといった異変を経験。検査を受けたところ、若年性アルツハイマー症と診断される。家族の介護も空しく、徐々に記憶と知識を失い、講義に支障を来たして大学も辞めることになったアリス。ある日彼女は、かつて自分宛てにパソコンに保存した動画メッセージを見つけ、「自分のままで」いるためのある行動を実行しようとする。

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