「韓国」の記事一覧(6 / 74ページ)
2017年1月31日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 事件, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
入院患者の様子
韓国・仁川(インチョン)にある精神科病院でとんでもない不祥事が発覚し、物議を醸している。なんと、病院の諸経費を節約するため、認知症や精神障害を持った患者に、病院の雑務を強要していたというのだ。
逮捕されたのは、同病院の院長(45)と事務長(55)。この病院は、2015年11月に市から開院許可を得たが、院長らは開院にあたっての必須条件である産業廃棄物処理委託契約書やクリーニング業務委託契約書を偽造して保健所に提出。判断能力に問題がある長期療養患者に、ほかの入院患者の服の洗濯やおむつ交換などをさせていた。
当然、韓国の精神保健法では、治療やリハビリ目的以外の、患者の労働は禁止されている。しかし、院長らはそうした規約を完全に無視。患者たちに手錠をかけたり、暴力で支配下に置き、奴隷のように使っていたのだ。
腐敗していたのはトップだけではなかった。この病院に勤める療養保護士(日本でいうヘルパー)(49)も、実に悪質だ。彼は言うことを聞かない患者を殴りつけるだけでなく、女性患者にキスを強要するなど、やりたい放題だったという。
この病院の悪事が発覚したのは、退院した患者から「療養保護士が患者を手錠で拘束して暴行を加えたり、食事を与えられていない患者がいる」と警察に通報があったことがきっかけだった。全患者への聞き取り調査の結果、1月23日に前出の3人を精神保健法違反の容疑で逮捕。療養保護士には、さらに強制わいせつ容疑も加えられた。
あまりにも非道な病院に、韓国ネット民も「なぜ、こんなクズどもの名前や病院名を公表しないんだ?」「こいつらのせいで、保護士のイメージが悪くなる」「むしろ主犯3人を精神科病院へ放り込め!!」などと怒りを爆発させている。
くしくも、事件が明るみになる3日前の20日、障害者の意思を無視して労働を強要した場合、7年以下の懲役または7,000万ウォン(約700万円)の罰金を科すという内容が導入された「障害者福祉法改正案」が国会本会議を通過している。それも踏まえて、院長たちにどれほど重い刑罰が下されるのかに注目したい。
(文=S-KOREA)
●参考記事
・健康な人が“強制入院”させられる!? 韓国で精神病院の患者数が増加するワケ
(http://s-korea.jp/archives/4188?zo)
・患者を170日間も不法監禁した国立精神病院の院長…その違法性はどこに?
(http://s-korea.jp/archives/6125?zo)
「開院前からの計画的犯行か? 障害者や認知症患者を奴隷扱いする「ブラック病院」にメス」の続きを読む
2017年1月30日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, キム・ヨナ, フィギュア, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
キム・ヨナ公式サイトより
韓国が誇る元フィギュア女王キム・ヨナの世界記録が、約7年ぶりに破られた。
キム・ヨナは、2010年バンクーバー五輪で女子シングル歴代最高得点となる228.56点を記録し、金メダルを獲得したのだが、今年1月27日に行われた欧州選手権「ISUヨーロッパフィギュアスケート選手権2017」で、ロシアのエフゲニア・メドベージェワ(17)がキム・ヨナの記録を上回る229.71点(ショート78.92点、フリー150.79点)で優勝したのだ。
韓国メディアは、「キム・ヨナの最高記録、7年ぶりに破られた」(ソウル新聞)、「キム・ヨナを乗り越えたロシアの新星……メドベージェワとは?」(国民日報)、「メドベージェワ、2018平昌オリンピックの強力な金メダル候補」(SportToday)などと、この記録更新を大々的に取り上げている。
中には、「メドベージェワ、やらなくてもいいジャンプまで……」(聯合ニュース)、「7年ぶりに破られたキム・ヨナの世界記録……なんだろう、この後味の悪さ」(Ohmynews)といった皮肉交じりの見出しもある。
ネットメディア「Newsen」は、「得点インフレにもかかわらず、7年間最高得点を守ったキム・ヨナが、あらためて偉大に思える(略)メドベージェワは自信たっぷりの演技を繰り広げるが、慢性的なエッジエラーがあり、高得点を狙うためにジャンプを後半に配置するため、プログラムの全体的なバランスや美しさを見つけにくいのが残念だ」と指摘した。
ネット民からも「ロシア人なら仕方ない」「キム・ヨナみたいに、優雅で美しくはないな」「キム・ヨナが現役だったら、240点くらいかも」「そろそろ新しいスターが欲しくもなるよね」「メドベージェワよ、今を存分に楽しめ」といったコメントが寄せられている。
ただ、皮肉の声ばかりではない。メドベージェワが韓国のアイドルグループ「EXO」や「防弾少年団」のファンであることは、フィギュアファンの間で有名な話。実際、EXOの歌に合わせて振り付けをする動画がネットで公開されており、「せっかくK-POP好きの選手が現れたんだから、優しく見守ろう」といった声も上がっている。ソチ五輪で「キム・ヨナの金メダルを盗んだ」と言われ、10代で姿を消した同じロシア人のアデリナ・ソトニコワよりは全然マシという反応だ。
韓国が誇る国民的スター、キム・ヨナの座を揺るがす一大事に韓国人は心穏やかでいられない様子だが、果たして、キム・ヨナ本人の心中やいかに?
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2017年1月29日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 東アジニュース, 社会, 韓国]
監視カメラがとらえた、暴行の様子
韓国人ドライバーの運転は荒っぽく、メディアでも連日のように交通トラブルによる暴行やひき逃げ事件が報じられている。実際、2000年から13年間の統計を見ると、歩行者の自動車事故死亡者数は人口10万人あたり平均5.2人で、経済協力開発機構(OECD)加盟国中、最も高い数字を記録した。そんなドライバーの悪質さを象徴するかのような事件が起こった。
1月21日、事件は、京畿道安山(キョンギド・アンサン)で、酒に酔った20代の青年がタクシーを呼び止めたことから始まった。タクシーに乗り込んだ青年は、発車後「金がない」と言い始め、それに腹を立てた運転手は青年の胸ぐらをつかんでタクシーから引きずり下ろすと、十数発の鉄拳を食らわせたのだった。
ここまでなら、タクシー運転手による暴行事件として処理されたが、この事件のタチの悪さは、ここから始まる。なんと運転手は、意識が朦朧としている青年を、道路の真ん中へ放り投げたのだ。
その後、青年は車にひかれて死亡。しかも、青年をひいた車は1台だけではなく、3台もの車にひかれたというから驚きだ。しかも、3台すべてが接触を確認していながら、現場から逃走するというオマケ付きだった。
その後、1番目と3番目のひき逃げ容疑者は警察に自首。逃走していた2番目の容疑者も、事件から2日後に逮捕された。
あまりにも悲惨な顛末に、ネット民も「タクシー運転手としてどうこう以前に、人間としても認められない」「運転手と3人のひき逃げ犯の中に、1人でもまともな人間がいれば助かったのに」「怖いよこの国、怖くて生きていけない」などとドン引き。犯人たちへの怒りの声が上がっている。
タクシー運転手に暴行を受けて道路に捨てられ、さらに3度のひき逃げに遭った青年。韓国人ドライバーの良識を疑うには十分すぎる、ひどい事件である。
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2017年1月26日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 朴槿恵, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
韓国で、1枚の絵が話題になっている。ベッドに横たわって豊満な体を見せつける裸体の女性と、彼女のそばで花束のようなものを抱える別の女性――2人とも、どこかで見たことのある顔だ。よく見てみると、裸体の女性は朴槿恵(パク・クネ)大統領、もう一人は崔順実(チェ・スンシル)被告ではないか。
これは、昨年末から韓国社会を騒がせている「崔順実ゲート」の風刺画である。花束に大量に突き刺さった注射器は、朴大統領の美容施術のために崔被告が無資格の注射おばさんを紹介したことを風刺している。そんな2人の後ろでは大型旅客船が沈没しているものの、朴大統領はスヤスヤ眠っているようだ。これはまさに、2014年に起きたセウォル号沈没事故当日、朴大統領の「空白の7時間」を意味する。世間でウワサされた「睡眠薬を飲んで寝ていた」という説が反映されたのだろう。
裸体の朴大統領が手に持っているのは、「THAAD(サード)」と書かれたミサイルと、亡き父・朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の似顔絵。太ももあたりには、彼女が青瓦台(韓国大統領府)で飼っている珍島犬(チンドッケ)もいる。
韓国では今回の政治スキャンダルを皮肉るギャグやパロディーが多く生まれており、この絵もいかにもネット民によるおふざけに見えるが、実はそうではない。韓国の国会議員会館で開催中の展示会に出品された、れっきとした“アート作品”なのだ。
この絵を手がけたイ・クヨン氏によると「セウォル号沈没事故当時、謎に包まれた朴大統領の“空白の7時間”がテーマとなっている。また、『崔順実は、私にとって侍女のような人だった』という朴大統領の発言を元に、2人の関係を表した作品」で、タイトルは「汚い眠り」だという。
そもそも、原画となったフランス人画家エドゥアール・マネの『オランピア』も、花束を持つ黒人の女性が裸体の女性の召し使いとして描かれている。そして、朴大統領の裸体として合成したのはイタリア人画家ジョルジョーネの『眠れるヴィーナス』なのだから、まさに辛辣なパロディーといえるだろう。
ただ、これを見たネット民からは賛否両論が巻き起こっている。「いくら表現の自由とはいえ、韓国の顔ともいえる大統領を裸体に合成するのは人権侵害」「また世界的に恥をさらすのか!」といった反対の意見がある一方で、「これがまさに表現の自由」「保守派が見ると理解できない作品だよね」「現実は絵よりも奇なり」などと、風刺画を擁護するコメントもあった。
それにしても、多くの議員が出入りする国会議員会館に、この「汚い眠り」の展示を許可した関係者の判断は、潔いというか、厚顔というか……。
(文=S-KOREA)
●参考記事
・怒りをギャグに昇華!! “崔順実ゲート”がらみのギャグが面白すぎる
(http://s-korea.jp/archives/10489?zo)
・南北首脳の体が入れ替わる!? 『君の名は。』のパロディー『君の権力は。』の中身と驚愕の“オチ”
(http://s-korea.jp/archives/12890?zo)
「現実は絵よりも奇なり? 国会議員会館に「朴槿恵の裸体画」展示で物議」の続きを読む
2017年1月25日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, いじめ, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
イメージ画像(Thinkstockより)
1月17日、韓国のSNSに、少年たちが後輩を集団暴行している動画が投稿された。少年たちはまだ中学生ということもあり、大きな波紋を呼んでいる。
事件が起きたのは、昨年11月30日、巨済(コジェ)市の歌の練習場。A(15)ら4人は、「先輩の話を聞かない」として、1つ年下の後輩2人を呼び出した。
Aらはノリノリな音楽を流しながら、おびえる後輩たちの顔に何度も強烈なビンタを食らわし、さらに無抵抗の2人を蹴ったり顔を踏みつけるなど、残酷な仕打ちを続けた。暴行を受けた2人のTシャツは泥だらけで、凄惨さがうかがえる。
被害者の1人は全治2週間、もう1人は左鼓膜破裂などの重傷を負ったが、報復を恐れ、泣き寝入りしていたという。今回動画が流出したのは、加害者の1人が知人に動画を送ったことで、SNSを通じて広まったとされている。
加害者の中学生4人は現在、警察の取り調べを受けているというが、この凄惨な後輩イジメに対して、韓国ネット民たちは「厳しく処罰してほしい。今年、自分の子どもが中学生になるから心配だ」「このクズはなんだよ? 未成年でも、まともな判断はできる。これが正々堂々とした行為なのか?」「加害生徒だけでなく、両親にも厳しい量刑を与えてほしい」などと怒り心頭だ。
韓国社会において、先輩・後輩の関係は日本以上に厳しい。そのことが、今回のような事件が相次ぐ原因ともいえる。
実際に韓国メディアを見ると、「教師に怒られた腹いせに、後輩を屋上に呼び出し」「『SNSでの返事が遅い』と暴行」「挨拶が適当な後輩に制裁」などなど、学校内における後輩への過激な暴行がしばしば取り上げられている。
目上の者を立てる礼儀は必要不可欠だが、後輩が先輩の奴隷となるような事件が続いている昨今の状況は、大きな社会問題だと言わざるを得ない……。
「集団リンチで鼓膜破裂も、報復を恐れて泣き寝入り……過激な“後輩イジメ”動画がSNS上に流出!」の続きを読む
2017年1月24日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
イメージ画像(Thinkstockより)
中国広西チワン族自治区で92歳の老婆が数年間、息子夫婦によって豚小屋に監禁されていた事件が世間を騒がせている(参照記事)。この事件は韓国でも大きく報道されており、ネット上では「中国のレベルがこの程度なのは周知の事実。驚くようなことではない」「中国らしい」「中国はどこまでも嫌な国だ」などといったコメントが数多く書き込まれている。
そんな中、「我が国でも過去に同様の事件はあったし、他人事ではない」と、警鐘を鳴らす声が多かったのも印象深い。実際、1月に入って、凄惨な監禁報道が相次いでいる。
1月4日、仁川(インチョン)では、自宅で娘と彼氏のセックス現場を目撃した母親Aが激怒。彼氏を監禁し、ハサミで髪の毛を切り落としたという。息子の帰りを心配した彼氏の母の通報によって、事件は発覚。Aは逮捕された。
さらに15日には、光州(クァンジュ)高裁で、15歳の少女を監禁した疑いで22歳の女Bに懲役1年2カ月の実刑が言い渡されたのだが、その動機はとても信じがたい。事件が起きたのは昨年4月、Bは、少女が自分の彼氏と連絡を取っていたことに腹を立て、2日間にわたって少女を監禁、暴行を加えた。さらに、少女が逃げないよう髪の毛をすべて剃り落とし、全裸画像を携帯電話で撮影。「警察に通報すれば、画像を拡散する」と脅したのだ。
女の監視の目が緩んだ隙に少女は逃走に成功したが、その悪質さに、ネット民の間からは「これで懲役1年ちょっと? 少女が逃げていなければ、生死にも関わったかもしれないのに……」「7つも下の子に嫉妬するとか、あり得ないだろ」などと、怒りの声が多く上がっている。
中国のトンデモニュースを鼻で笑う韓国だが、実際はどっちもどっちのようだ。
「嫉妬に狂った女が15歳少女を監禁&暴行! 剃髪し、全裸画像撮影で逃亡阻止まで」の続きを読む
2017年1月23日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 韓国]
高齢者が優先席に座っていた妊婦の腹を殴ったり、酔っ払った若者が座席に向かって放尿したりと、地下鉄内トラブルが絶えない韓国。それに加え、最近は駅構内でのトラブルも急増しているという。
「ソウルメトロ」によると、駅員の約半数は乗客から暴行を受けた経験があり、10人中9人は暴言に苦しんでいるという。乗客による駅員暴行件数は2014年に31件だったが、16年は100件以上に上る。これでは、勤務環境に不安を訴える駅員が増えるのも無理はない。
ニュースメディア「YTN」が1月18日に公開した映像を見てみると、女性駅員が高齢者にビンタされるところや、泥酔した男性が駅員に罵詈雑言を浴びせるシーンが映っている。また、不正乗車を摘発され、「クソ野郎、俺の払った税金が、お前みたいな奴の給料になってんのか。消えうせろ!」と逆ギレする男性も。また、ある乗客は、駅員が「お忘れ物にご注意ください」と伝えたところを、ビンタで返していた。
ここ数年、不正乗車も急増えている。65歳以上に支給されるシニアパスを家族で使い回したり、学割のパスを不正に使ったりするケースが最も多く、自動改札機の下から無理やり通る場合もあるそうだ。子どもの不正乗車も年々増え、昨年は全体の約15%を占めた。「子どもは運賃を払ったら損」という考えで、駅員とモメる親も数知れない。
ソウルで最も不正乗車が多い駅は、2号線の「弘大(ホンデ)入口駅」。その次が若者や外国人の利用が多い4号線の「明洞(ミョンドン)駅」というが、不正乗車が摘発されても「運賃の30倍」もする罰金を素直に払う人はほとんどいないという。16年の不正乗車による被害額は、約10億ウォン(1億円)を超えるそうだ。
それを受け、ソウルメトロは昨年末から子ども、学生、高齢者などを表示する自動改札機のLEDパターンを増やし、不正乗車対策を講じている。ちなみに、地下鉄同様、不正乗車が多い市内バスは、現金での支払い廃止を検討中。ICカードの利用が98%を占める現在、残り2%の現金支払いのほとんどが、故意に破られた紙幣や外国のコインといった不正乗車だからだ。
いずれにしても、せめて安全を守ってくれる駅員にだけは、感謝の気持ちを忘れずにいてほしい。
(文=S-KOREA)
●参考記事
・往復ビンタに腹パンまで…韓国地下鉄で頻発する妊婦への“暴行”が看過できない
(http://s-korea.jp/archives/9044?zo)
・高齢化が著しく進む韓国で、地下鉄の“優先席トラブル”が増加中
(http://s-korea.jp/archives/3679?zo)
「無法地帯化するソウル地下鉄……駅員への暴行、不正乗車が止まらない!」の続きを読む
2017年1月21日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 河鐘基, 社会, 韓国]
イメージ画像(足成より)
日・中・韓をはじめ、東アジアにまたがる箸文化だが、韓国ではその伝統文化が危機に瀕しているという。
韓国箸協会のキム・ピルス会長が大学生の男女176人を対象にアンケート調査を行ったところ、約65%に当たる115人が「箸を正しく持てない」と答えたという。実に10人のうち6人が、箸を正しく使えていないということになる。
なお、箸使いの実態調査を行ったのは、2004年に続き、今回で2度目だが、当時の結果もほぼ同じだったという。
キム会長は「間違った持ち方を直さないと、1,000年間続いた箸文化が衰退してしまう」と警鐘を鳴らしている。
「箸文化は、日・中・韓3国を中心に発展したが、木の箸を使用している中国や日本とは異なり、韓国は唯一、鉄の箸を使用し、繊細な箸使いを守ってきた(中略)しかし、現在の学校では箸教育が体系的ではなく、関連する研究もほとんどない。箸文化は危機に直面している」(同)
問題の深刻さを感じたキム会長は、1回目の調査からしばらくして、非営利団体である韓国箸協会を設立。同協会には常勤職員はいないが、会員約50人が学校や団体に出向き、箸教育に力を注いでいるという。また、人々が正しい箸使いを学べる“矯正箸”を開発したり、路上で市民に箸を無料で配るイベントも頻繁に行っている。
キム会長は、「日本は箸を食べ物と人をつなぐ“神”としてたたえ、毎年、政府が力を入れて箸関連行事を開き、文化を大切に守っている(中略)韓国も箸への関心をより深め、優れた伝統文化を継承しようとする努力が必要だ」と自身の見解を示している。
確かに韓国人の若者と食事をしていると、箸の持ち方はそれぞれで、あまり“正しい持ち方”を意識しているふうでもない。日本社会ではいまだに箸使いのマナーに敏感だが、韓国のそれは、すでに衰退が始まっているのだろうか?
(文=河鐘基)
「「10人中6人が正しく持てない」!? 箸文化1,000年の歴史が衰退の危機!」の続きを読む
2017年1月21日 [00芸能, 011SMAP, 01ジャニーズ, SMAP, ジャニーズ, 中国, 最新芸能ニュース, 韓国]
<p> SMAP独立騒動を画策したといわれる“育ての親”の元チーフマネジャー・飯島三智氏が、中国で新会社を立ち上げたと報じられた。</p>
<p> 飯島氏は2011年のSMAPの北京コンサート以来、中国の家電量販店ラオックスの羅怡文社長と親交があるといわれ、同社のバックアップで設立された新会社の代表に就任した模様だ。</p>
<p> 昨年1月の解散報道後に「飯島氏が、中国の家電量販店の企業にバックアップを依頼した」という記事を実話誌に書いていたフリーライターのハイセーヤスダ氏によると、「もとは中国の要人からの要請でジャニーズ事務所の中国戦略となったそうですが、任された飯島さんはほとんどジャニーズ抜きで中国とのパイプを作り、メンバーと当時の首相・温家宝の会談をセッティングするまでになった」という。<br />
</p>
「元SMAPメンバー動向の“キーマン”飯島三智氏をめぐり、中国・韓国で「争奪戦」が勃発中!?」の続きを読む
2017年1月20日 [06連載, 43お騒がせ!東アジアニュース, 慰安婦, 最新芸能ニュース, 東アジアニュース, 社会, 竹島, 韓国]
韓国の日本大使館前に設置されている慰安婦像
2018年に開催される平昌冬季五輪の公式ホームページ上で竹島が「独島」と表記されて話題となる中、韓国では竹島に慰安婦像(少女像)を設置しようという動きが本格化している。
“竹島少女像”に関連して韓国政府は1月19日、「独島問題は領土権問題、慰安婦問題は人権問題が本質で、連携させてはならない」と事実上、反対の立場を表明。しかし、竹島少女像の設置を主動する民間団体「独島サラン(=愛)・国土サラン会」は翌日、「日本との間違った慰安婦合意をした植物状態の政府の立場と判断する」と一蹴し、計画を推し進めていく意向を示した。
同会は16日より、京畿道道議会のロビーに募金箱を設置して7,000万ウォン(約700万円)を目標に募金活動を始めている。彼らは、2月から駐韓日本大使館前で抗議活動を展開し、慰安婦・独島セミナー(4月)、独島文化祝祭(7月)、「独島の日」イベント(10月25日)などを経て、ソウルの少女像が設置された日と同じ12月14日に、竹島少女像を設置する計画だ。
日韓関係において、長きにわたって“障壁”となっている竹島問題と慰安婦問題をセットにしてしまおうという無茶苦茶な話だが、韓国ネット民の反応を見ると「あの政府が反対しているということは、“やって正解”ということ」「韓国は現在、無政府状態です」「東京都庁の前にも少女像を立てよう」「この際、対馬も取り戻そう」などと乗り気な意見が多い。中には、これを機に「日本とは断交してしまえ!!」と過激な書き込みをする者もいた。
周知の通り、慰安婦問題は2015年末の日韓慰安婦合意で、すでに解決したはずだった。日本は履行事項である10億円をすでに捻出。生存する元慰安婦46人のうち、すでに31人がお金を受け取っている(1月18日時点)。しかし、韓国側は駐韓日本大使館前の少女像を撤去しないばかりか、釜山にも少女像を設置。さらに今回、竹島に設置しようというのだから話にならない。
竹島問題も一向に前進していない。韓国の政治家が次々と同島へ上陸し、「検討本」として公開された新しい歴史教科書にも、竹島が韓国領であることの理屈を、こう解説している。
「日本を占領統治した連合国最高司令官は1946年1月覚書(SCAPIN)第677号を交わし、日本に対して敗戦直前まで支配した国外のすべての地域の政治、行政上の権力行使を停止させ、鬱陵島と独島、済州島が韓国の領土であることを確認した」
個別の解決さえ難しい問題をミックスさせて、さらなる混乱を巻き起こしている韓国。かの国には、問題を解決する気はまったくなさそうだ。
「領土問題と慰安婦問題を強引に一体化!? どさくさに紛れて「竹島少女像」計画が始動!」の続きを読む