退任決定! NHK籾井勝人会長の『紅白』SMAP推しは、純粋な“ジャニーズ愛”だった!?
NHK経営委員会は6日、次期会長の指名部会を開き、来年1月24日に任期満了を迎える籾井勝人会長の後任として、NHK経営委員で元三菱商事副社長の上田良一氏を選出。籾井氏は1期で退任することとなった。
籾井会長といえば、定例会見で再三にわたり、大みそかで解散するSMAPに対し、同日の『紅白歌合戦』への出場をラブコール。自らが出馬して、ジャニーズ事務所との交渉にあたる可能性についても言及していた。
そこで気になるのが、後任となる上田氏の発言。各スポーツ紙などによると、上田氏は6日に行った会見でSMAPの出場について聞かれると、「現場のスタッフが努力してくださっているところなので、コメントは差し控えたい」と話すにとどまったという。
「籾井氏のSMAPへのラブコールは、会長に再任されるための猛アピールだと思われていたが、そうでもなかったようだ。実際、任期中、現場の状況を知るにつれ、発言がどんどん“現場寄り”になっていった。そのため、目玉のない紅白を少しでも盛り上げようと、本気で自ら出馬する意向だったが、ジャニーズ事務所にとってはありがた迷惑だったようで、まったく交渉は進んでいない。“現場寄り”になった籾井会長は官邸がコントロールしにくくなったため見放され、結局、任期で退任することになってしまった」(NHK関係者)
籾井氏は同委員会の投票では候補には挙がったものの、最後の決選投票には残ることができず、退任が決定。会見では冗舌でリップサービスを連発していたが、報道陣から退任についての感想を求められると、やや気色ばんだ様子を見せたという。
「さぞかし無念だったのだろう。そもそも、籾井氏がSMAPにこだわったのは、かなり“ジャニーズ愛”が深いから。昨年の紅白の打ち上げなどで、ジャニーズ事務所のタレントたちはしっかり籾井氏にあいさつをしていたことなどから、側近に対して『彼らはちゃんとしている。ほかの事務所とは違う』と、うれしそうに話していたという。紅白の打ち上げでは泥酔した細川たかしから一気飲みを強要されたりしたこともあるだけに、ジャニーズタレントたちの礼儀正しさにほれ込んでしまったようだ」(別のNHK関係者)
籾井氏の再任が決まれば、SMAP出場に向けての“追い風”になったはずだが……。