NON STYLE・井上裕介、ひき逃げ事故が芸能活動の転機に? コンビ間“アンバランス”解消へ……
ひき逃げ事故を起こし、6日に不起訴処分となったお笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介が7日、東京都新宿区にある吉本興業東京本部で記者会見し「本来ならすぐに迷惑をかけた方々に直接謝罪したかったが、芸能活動の禁止、自宅謹慎ということになり遅くなってしまった。世間をお騒がせし、ファンや仕事関係の方々に多大な迷惑とご心配をおかけしてしまい、おわび致します」と謝罪、深く頭を下げ続けた。
事故は、昨年12月11日深夜、東京・世田谷区の路上で井上の運転する車が追い越そうとしたタクシーに接触。井上は「接触したかもしれない」と思いつつも確認せずに帰宅したが、タクシーの運転手が負傷。以降は芸能活動を自粛し、2月1日には書類送検、3月6日に東京地検が不起訴処分とした。
井上の今後の活動再開時期は未定だが、今回の事故が井上自身とNON STYLEの芸能活動の転機になりそうだと、関係者は指摘する。
「NON STYLEは、これまで業界で知られている通り、仲の良いコンビではなかった。ネタを作っているのは石田だが、井上が上から目線でコンビの主導権を支配し、コンビ間のアンバランスを招いていた。それが、今回の事件によってそのパワーバランスが変わっていくようだ」(在京のテレビ局員)
会見で井上は、相方・石田のことを「石田くん」と、くん付けで呼んでいた。前出のテレビ局員は「石田は井上の活動自粛期間中、ずっと連絡を取り続けるなど献身的に支えていた。クリスマスイブの夜には『明石家サンタ』(フジテレビ系)に石田が出演、さんまに井上のことを相談して、置かれた状況を笑いに変えようと必死に努力していました。その様子を見た井上が相方に心底感謝し、謙虚な姿勢に変わりつつあるようなんです」と話す。
かつて、お笑いコンビ「横山やすし・西川きよし」が芸能活動を行っていた頃、お笑いに無頓着だった西川が、不祥事を連発するお笑い天才肌の横山を支えたのは有名な話。前出のテレビ局員は「今回の事件をきっかけに、NON STYLEのコンビ間のパワーバランスが均衡すれば、もっと活躍の場が広がるのではないかと言われています。コンビ間のわだかまりが解けて、いずれ『NON STYLE』が『やすきよ』のようになってくれれば、とささやかれていますよ」と語る。
この不祥事が吉と出ればいいのだが……。