「マンガ」の記事一覧

ジャンプ黄金期の異色作! 破天荒教師が博打で解決『アカテン教師 梨本小鉄』

 義務教育を受けていたころから、かれこれ30年近くたった今、あらためて思うのですが、教師って個性の塊でしたよね。サラリーマン生活を送っていると良くも悪くも「普通」の範疇で収まる人たちが多い中、結構変人の教師が多かったなあと思うのです。生徒が宿題を忘れると「窓から飛び降りて死ね!」が口癖だったF先生、教室に隠しカメラを設置していたのがバレて更迭されたT先生、今ごろ、どうしているのでしょうか?続きを読む

同人ノリを役所がやるのは……『ベルサイユのばら』のパロディで、謝っても折れない札幌市はどこで間違えた?

 似ているだけなのか。それとも、パクリなのか。札幌市が市の広報誌『広報さっぽろ』6月号で『ベルサイユのばら』(集英社)のパロディと思しきキャラクターを描いたことに、作者の事務所「池田理代子プロダクション」が抗議した事件が、思わぬ方向に騒動になっている。謝罪はした札幌市だが、あくまで「(ベルばらには、)似てない」という態度を貫いているのだ。

 問題のページが掲載された『広報さっぽ…

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『ドカベン』完結も、長期連載に“うま味”ナシ!? 次に終わる長寿漫画の本命は『王家の紋章』か

 水島新司氏の超名作野球マンガ『ドカベン』シリーズが先月28日発売の「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で堂々完結。連載開始から46年目。単行本は全205巻で、シリーズ累計では、日本でもっとも巻数の多い作品となった。

 この完結を受けて出版界で話題なのは、次に終わる長寿連載が何になるかということだ。ここで比較されるのが昨年44年の歴史に幕を下ろした、ジョージ秋山の『浮浪雲』(小…

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突然の大地震、その時あなたはどうする? 実践的震災サバイバルマンガ『彼女を守る51の方法』

 6月18日に発生した「大阪府北部地震」では4名の方が亡くなり、建物や交通網などに多くの被害を出しました。

 さらに、7月初旬に西日本を襲った記録的豪雨は、広島、岡山、愛媛など12府県にまたがり、甚大な被害を拡大しています。日本のどこにいようとも、地震、火山、豪雨など、自然災害の危機からは逃れられる絶対安全な場所はないということをあらためて痛感させられますね。

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「ただの“出オチ”じゃない!」作者が語る、極道×アイドルマンガ『Back Street Girls』の魅力とは

 今、アイドル界では、ありとあらゆるものとの組み合わせが考えられている。プロレスアイドル、元自衛隊アイドル、女医アイドルなど、挙げていけばきりがないほどだ。

 そんな中、「極道」と「アイドル」というありえない設定で人気となったマンガがある。2015年から「ヤングマガジン」(講談社)に連載されている『Back Street Girls』だ。

 主人公は、「犬金組」と…

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みんなの力が<命令者ちゃん>を救うと信じて……相次ぐ休刊で“マンガ雑誌の未来”は?

 マンガ雑誌のウェブへの移行は、止まらない流れになっているのか。その先に待つのは文化の衰退か?

 もはや出版社が紙媒体での発行継続を諦めて、ウェブへ移行するのは、ありふれた話になっている。5月には徳間書店の「月刊COMICリュウ」、白泉社の「別冊花とゆめ」が相次いで休刊を発表した。

 前者は近年アニメ化もされた『モンスター娘のいる日常』や『アリスと蔵六』の掲載誌。…

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「漫画村」本当の問題はこれから……ブロッキングをめぐり、内閣府の検討会がついに始まった!

「漫画村」はなくなったのに、まだ続けていたの? 大騒動を巻き起こした上に4月に消滅した海賊版サイト「漫画村」が巻き起こしたブロッキング騒動は、まだ続いていた。

 ブロッキングとは、特定のウェブサイトへのユーザーのアクセスを遮断すること。海賊版サイト「漫画村」をめぐっては、これを行うべきとの意見が、権利を侵害されている出版社側からも出されて、議論の的となった。

 一…

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『ドカベン』46年の歴史が完結──中日ファンが今でも“恨み節”「2007年の屈辱」とは?

 水島新司氏による野球漫画の金字塔『ドカベン』シリーズが、6月28日発売の「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で完結。46年の歴史に幕を下ろした。単行本のシリーズ累計は205巻になるという。

 巻末には「水島先生お疲れ様でした」「同じ誌面で連載できたことを誇りに思います」という連載陣からのメッセージが並び、ネット上では長寿連載の終了に悲しみのコメントが連打されている。

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エロマンガでは、すでに電子書籍がメインに……マンガ単行本の「紙と同時発売」は売上を増やすのか

 紙の本とその電子書籍版の発売日がズレることは、売上にマイナスを及ぼすのか。マンガ家の問題提起が注目を集めている。

 この問題を提起しているのは『映像研には手を出すな!』(小学館)などで知られる大童澄瞳氏だ。

 大童氏は自身のTwitterで、根拠はないとしながらも「電子版と紙版の販売日ずらしたところで、書店にも出版社にも作者にもなんの意味もない。むしろ悪い影響し…

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真相はどっちだ? 「漫画村」の消滅で正規版の売上は増加したのか、していないのか……

 国家レベルの大騒動となった、海賊版サイト「漫画村」が消滅して2カ月余り。類似サイトが立ち上がったいう情報が幾度も流されるが、そのどれもが継続はしていないようだ。ネット上では、批判に対して煽りを繰り返していた運営側も、さすがに身の危険を感じたのか。

 そして今、この悪質なサイトの消滅により、正規の商品の売上が増えたのかどうかが注目されている。

 すでに幾人かのマン…

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