「勝手にしらべ隊」の記事一覧

消えた大阪ローカルドリンク「キューピット」を追え!

<p> 大阪ならではのグルメを日々探し歩いている私のもとに「“キューピット”っていう大阪発祥の飲み物があるのを知ってますか?」という趣旨の連絡が舞い込んできた。「1970年代に一世を風靡したらしいのですが、今はほぼ絶滅状態らしいです!」という。</p>

<p> 調べてみると、「キューピット」というのはカルピスの原液をコーラで割った飲み物らしく、確かに一時期は大阪の喫茶店の定番メニューだったようだ。いつしかメニューからその名は消えていき、いまや幻のドリンクとなった。事実、大阪の友人数名に「キューピットって知ってる?」と聞いてみたが、誰も知らなかった。</p>

ラブドールは“抜く”だけの道具じゃない! 都築響一が認めた「ラブドール写真家」の美学とは?

<p> 男性向けの疑似性交用等身大人形、いわゆるダッチワイフ。いまだにビニール製のチープな人形をイメージする人も多いが、最近はラブドールと呼ばれるマネキン以上に人間らしい、シリコン製の高級品も販売されている。</p>

<p> そんな高品質のラブドールをモデルにして写真集を自主制作しているのが、ラブドールオーナーのSAKITANという30代男性である。</p>

<p> まずは、サンプル画像を見ていただきたい。これが驚きのクオリティなのである。</p>

自由すぎるセブン-イレブンFC店、本部に怒られないの!?

<p> このところ、セブン-イレブンのフランチャイズ(FC)店の様子がおかしい。オリジナルのPOPや求人広告を作成、それをTwitter上にアップしてプロモーション活動を展開する店舗が増えているのだ。</p>

<p> たとえば、東京・武蔵小金井の某店舗では過去、五輪エンブレムをパロったおでんPOPや、エイプリルフールに入り口のセブン-イレブンマークの上に、「ローソン」を模したと思われる青いマークを手書きしたポスターを貼って“仮装”したり、節分には店員が自作のお面をかぶるなど、たびたびネット上を騒がしている。</p>

合言葉は「仏恥義理!」 木更津発・ヤンキーアイドルユニット「C-Style」って?

<p> 先日、「『喧嘩上等』『天上天下唯我独尊』はもう古い! 【卒ラン】近年の流行は“自作ポエム”!?」という記事で、近年の卒ラン事情についてご紹介した。</p>

<p> 取材先のプロス通販(岡山県玉野市)によるコメントも実に興味深いが、同社が通販モデルに起用しているというヤンキーアイドルユニット「C-Style」が気になって仕方がない。</p>

<p> ヤンキーブームは1980年代。しかし、そこから40年近くがたっている。なぜいまヤンキー、しかもアイドルなのか。都内でライブがあると聞き、さっそく駆けつけた。</p>

あの星野リゾートが“日本一ヤバい街”西成に進出! ウワサの建設予定地へ行ってみた

<p> 大阪市が所有する新今宮駅前の広大な空き地に、高級リゾートホテルを展開する星野リゾートが観光ホテルを開発するというニュースが流れた。これには全大阪府民が仰天したのではなかろうか? そこで埼玉県民である筆者が、旅行者の目線で現地を訪れてみた。</p>

<p> 関西以外に住む人にはまったくピンとこないだろうが、新今宮駅とは、東の山谷、西の西成とも呼ばれる日雇い労働者の街として有名なエリアの最寄り駅。高級リゾートホテルとは最も縁がない場所といえるだろう。地元在住の友人によれば、以前は警察署の仮庁舎があり、西成の一斉摘発があると、容疑者たちが、ここにズラッと集められたとか。</p>

「喧嘩上等」「天上天下唯我独尊」はもう古い! 【卒ラン】近年の流行は“自作ポエム”!?

<p> 毎年3月にニュース番組をにぎわせるのが“荒れる”卒業式。傍若無人な卒業生たちの振る舞いに、キャスターが苦言を呈するのがお約束だ。しかし、ヤンチャな彼らが着ている特攻服や変形学ランは、ハレの日の一張羅でもある。</p>

<p>調べてみると、発祥はどうやら1970年代初頭。都内の暴走族が着始めたのがルーツのようだ。近年、暴走族はほとんど見かけなくなったが、彼らが作り上げた独自の衣装は、卒業式用の晴れ着として残っている。</p>

<p>そこで気になるのが、デザインや刺繍の内容に、流行はあるのかということ。変形学ラン、特攻服、そしてこれらへの刺繍を手がけて30年以上のプロス通販(岡山県玉野市)に最新事情を聞いた。</p>

セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ……多摩川の河原で「新春・七草クエスト」

<p> 1月7日に、1年の無病息災を願って食べる七草粥。春の七草を摘んで、お粥に入れて食べるというこの風習は、平安時代から行われていたほど古く、『御伽草子』にも説話が語られているそうだ。</p>

<p> 春の七草といえば、最近はスーパーなどでもセットになって売られているが、やっぱり自分で探してこその縁起物だろう。そこで、野草に詳しい友人が1月3日に多摩川の河原で七草集めをするというので、それに参加させてもらうことにした。<br />
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「名代 富士そば=超ホワイト企業」説ってホント!? 「富士そばライター」が語る真実とは?

<p> 先ごろ、ネットで「富士そばが超ホワイト企業でヤバい!」という話題が盛り上がった。いわく、「アルバイトにもボーナス支給」「休憩時間にも時給が発生」「挫折者の受け皿になるため、全員中途採用」などなど。</p>

<p> なるほど、飲食チェーンのブラック企業ぶりが取り沙汰される昨今、これは確かに超ホワイトである。しかし、あくまでもネット情報。本当に超ホワイトなのか? 全113店舗中100店舗以上を食べ歩き、関係者以外では最も富士そばに詳しいと思われる自称「富士そばライター」、名嘉山直哉さん(33歳)に聞いた。</p>

<p>「ネットに上がっている評判は本当みたいですよ。そうじゃなかったら、社員やアルバイトがSNSなどで告発するはず。Twitterで店長の文句を言っている人はいましたが、これは単なる人間関係の問題でしょう」<br />
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ホームラン賞に謎コラボ!? 知られざる「名代 富士そば」トリビア10

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高円寺店の外観。外観はどこも似ているが、一歩中に入るとそこは別世界……。

 飲み会で盛り上がり、つい終電を逃してしまった。始発には、まだまだ間がある。そんな時に吸い込まれてしまうのが「名代 富士そば」だ。

 こちらは、東京を中心に113店舗(2016年12月現在)を展開する立ち食いそばチェーン。駅前立地で24時間営業という使い勝手のよさに加えて、メニューも多岐にわたるので飽きることがない。

 そんな「富士そば」をウォッチし続けている人物がいる。自ら「富士そばライター」と名乗る名嘉山直哉さん(33歳)だ。4年前にその魅力に目覚めて以来、訪れた店舗は100店舗以上。それらの実食ルポを「富士そば原理主義」(http://nkymnoy.exblog.jp)というブログで熱くつづっている。

 名嘉山さんいわく、「富士そばは、サバンナのオアシス」。あまりにも居心地がいいため、ライオンからシマウマまで、肉食、草食を問わずあらゆる動物が集まってくる、という意味だ。

 また、「富士そば」には、知られざるトリビアも数多くあるそうだ。そこで今回は、中でも選りすぐりの「富士そば」トリビアを10個教えてもらった。

【1】1号店は2016年1月に閉店
「富士そば」の1号店は、1966年にオープンした渋谷店。ケーキ店だった建物に入居したという。閉店理由は「建物の老朽化のため」。ちなみに、2号店は新宿店で、3号店は西荻窪店。

【2】実は、立ち食い店は1店舗だけ
 立ち食いそばのイメージが強いが、完全立ち食いスタイルは東中野店のみ。渋谷店、大山店も椅子がなかったが、現在はともに閉店。激狭の東中野店は、最近ようやく券売機を導入した。

【3】店舗によって価格が微妙に違う
 店舗によってオリジナルメニューがあるのは有名だが、価格も微妙に異なる。特に、八重洲店は基本価格帯より20円ぐらい安く、大盛りも100円ではなく50円といううれしい設定。

【4】演歌がかかっている理由
 BGMは基本的に演歌。これは4度目の上京で一旗揚げた苦労人・丹道夫会長が演歌に入れ込んでいることから。55歳で作詞学校に入学した彼の作品が店内に流れることも。

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店舗オリジナルメニューは券売機の最上段で「これでもか」とアピールしてくる

【5】人気の新メニューに「ホームラン賞」
 オリジナル新メニューの売り上げがよかった場合、考案した店長に本社から「ホームラン賞」が与えられる。賞金が出る上に、ときには定番メニュー化という栄誉も。メディアで公表されているのは、かつ丼、肉富士そばなど。

【6】社長交代を機に、海外へも進出
 会長の息子で、現在の丹有樹社長は2015年に就任。「新市場への進出は挑戦しがいがある」という理念のもと、台湾、フィリピン、シンガポールなど、海外への進出路線を取っている。

【7】脈絡のない“謎コラボ”が話題
 過去には、ゲーム『龍が如く』、映画『TOKYO TRIBE』『かいけつゾロリ』『亜人』などとのコラボメニューを展開。しかし、作品とメニュー内容の関連が薄く、ファンの間で疑問の声も。

【8】味が一番安定しているのはカレー
 カレーのルーはパウチ入りの業務用。そのため、店舗ごとにつゆの味が異なるそば類より、味が安定している。「あの店のそばつゆとは、相性が合わない」という人にはカレーがオススメ。

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名嘉山さんオススメの「煮干しラーメン」。ショッピングモールのフードコードで提供されているような「ほどほど」の味わい。カレー同様に味が安定しているので、ハズレがない。

【9】さらに、ラーメンもおいしい
 ラーメンは鶏がらのしょう油スープで、懐かしい味。最近では煮干しラーメン(450円)が人気で、ネットで「激ウマ」とバズったのをきっかけに販売店舗が急増し、現在は65店舗(2016年11月)で食べられる。

【10】最新の動向はFacebookでチェック
 公式サイトは更新頻度が少ないため、最新の動向を知りたい場合はFacebook(https://www.facebook.com/fujisoba/)をチェックすべし。「人物紹介」「美人×蕎麦」「没メニュー紹介」などの面白情報を入手できる。

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 メニュー開発やスタッフ採用は、店長任せ。基本的にマニュアルの類いもない。そんな「富士そば」だからこそ、このような面白トリビアが生まれるのかもしれない。

 後編では、先ごろネットをにぎわせた「富士そば=超ホワイト企業」説の真偽を含め、さらに「富士そば」の魅力に迫る。
(取材・文=石原たきび)

人間の果てなき「知りたい欲」に応える、国立国会図書館関西館のTwitterが面白い 

<p> 人はとにかく「知りたい」生き物――。そんなことをしみじみ教えてくれるTwitterがある。それが、「国立国会図書館関西館図書館協力課」が開設しているTwitterだ。少し覗いてみると、こんなツイートが記載されている。</p>

<p>「ベルギーに旅行した際に牛肉のビール煮を食べて気に入った。この料理のつくり方を紹介した本はないか」(豊中市立図書館)</p>

<p>「どんぐりにどんな虫が住んでいるのか児童書で調べたい」(所沢市立所沢図書館)</p>

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