「熱血!スポーツ野郎」の記事一覧

『アニ×パラ』『ぼくらはマンガで強くなった』NHKが狙う“スポーツ×マンガ・アニメ”の幸せな共犯関係

 この秋、NHKの“スポーツ×マンガ・アニメ”を巡る動きが加速している。

 まずは今月10日からNHK BS1で始まった5分アニメ枠『アニ×パラ ~あなたのヒーローは誰ですか』。2020年の東京パラリンピック開催に向け、パラリンピック競技をテーマにした、さまざまな物語が描かれていく予定だという。

 第1弾のテーマはブラインドサッカーで、『キャプテン翼』(集英社)で…

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“熱盛ジャパン”稲葉篤紀の侍監督を後押し!? 『報ステ』スポーツコーナーの攻めの姿勢

<p> 野球日本代表「侍ジャパン」の新監督に就任する、と報じられている元北海道日本ハムファイターズの稲葉篤紀(いなば・あつのり)氏。これを受け、SNS上ではこんな声が湧き上がっている。</p>

<p>「熱盛ジャパンの誕生だ!」</p>

<p> 篤紀ジャパンでも、もちろん稲葉ジャパンでもなく、“熱盛ジャパン”。これ、『報道ステーション』(テレビ朝日系)を見ていないとワケがわからない。</p>

<p> 稲葉といえば、2014年シーズン限りで現役を引退した後、翌年から『報道ステーション』のプロ野球コメンテーターに就任。野球シーズンは、ほぼ週1ペースで出演を続けている。そして、このスポーツコーナーで今季から始まった新ミニコーナーが「きょうの熱盛」だ。</p>

群雄割拠の土日深夜スポーツ番組 王者・上田晋也に挑むピース又吉&ビビる大木に「足りないもの」

<p> 土・日の深夜といえば、スポーツニュース番組の最激戦区だ。民放各局では昨年度からずっと、下記4番組がほぼ同時間帯でしのぎを削っている。</p>

<p>『Going! Sports&News』(日本テレビ系/土・日:23時55分~)<br />
『S☆1』(TBS系/土:24時30分~、日:24時~)<br />
『追跡LIVE! SPORTSウォッチャー』(テレビ東京系/土:23時〜、日:22時54分~)<br />
『スポーツLIFE HERO’S』(フジテレビ系/土:24時35分~、日:23時15分~)</p>

<p> この春、改編期に合わせて4者4様の衣替えを済ませた。それぞれの変化と狙いを見ていきたい。</p>

中居正広問題、長すぎる試合時間……WBCから考える「野球中継の課題」

<p> WBCが終幕した。メディア的に見れば、日本戦は軒並み高視聴率。テレビ朝日はこのWBC効果で、「日本テレビが35週連続で続けていた平均視聴率の週間三冠王記録をストップさせた」とニュースになった。</p>

<p>ただ、数字だけでは伝わらない「問題点」も散見されたのは事実。ともすれば、それらは「野球嫌い」を作ってしまうきっかけにもなりかねない。野球の国際大会は、どのように「見せる・魅せる」べきなのか? 熱が冷めきらないうちに、あらためて考察しておきたい。<br />
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“日テレ・スポーツの顔”上田晋也に期待したい、障害者スポーツの伝え方

<p> くりぃむしちゅー・上田晋也の、“日テレ・スポーツの顔”化が止まらない。</p>

<p> 週末の『Going! Sports&News』に、未来のメダリストを取り上げる『上田晋也の日本メダル話』、24日放送の「金曜ロードShow!」枠では、スポーツエンタテインメント特番『人生が二度あれば 運命の選択』で大トリのナビゲーターも務めた。</p>

<p> そんな上田が関わる日テレ系スポーツ番組で、もっと知られるべきだと思うのが、BS日テレの『ストロングポイント』(毎週土曜17時30分~)だ。上田がナレーションを務める「民放BS初のレギュラー障がい者スポーツ番組」が、この2月末で1周年を迎えた。<br />
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『アメトーーク!』は物足りなかった!? 相撲ブームの今こそ再注目したい、ナイツ塙の相撲愛

<p>「大谷翔平スゴイぞ芸人」「スクール☆ウォーズ芸人」に続いての、スポーツネタ3連発となった『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「相撲大好き芸人」(12日放送)。新横綱・稀勢の里ブームに沸く大相撲だが、番組企画は初場所での稀勢の里優勝前だったというから、そのあたりの時流を読む巧さはさすがだ。</p>

<p> 芸人たちの話術以上に、相撲の「画力」で見せていた番組構成は非常に好感が持てた。相撲ライトユーザーも、コアなファンも、双方楽しめる内容になっていたのではないだろうか。やはり『アメトーーク!』は、マニアックなネタを大衆向けにマイルドにしていく企画よりも、大相撲のような誰もが知ってはいるけれど……というネタに真正面から切り込んでいくほうが面白い。</p>

投手か、打者か――プロ野球シーズンオフをにぎわせた、現役&レジェントたちの「日ハム・大谷翔平評」

<p> プロ野球はキャンプイン間近。WBCに挑む侍ジャパンのメンバーもほぼ出そろい、いよいよ「球春到来」といった感じだ。プロ野球の季節が始まる、ということは、オフシーズンのお楽しみ、選手たちのメディア出演も一気に減っていくことを意味する。</p>

<p> 振り返ればこのオフ、メディアで引っ張りダコだった選手といえば、大みそかには紅白審査員を務め、元日には嵐と共演した日本ハムの“二刀流”大谷翔平をおいてほかにはいない。ホリプロとマネジメント契約を結んだことも影響してか、メディアでその名を聞かない日はなかった。大谷の出演がなくとも、大谷特集でなくとも、野球絡みの企画であれば、ほぼ間違いなく「大谷」の名が登場。「大谷って、実際どうなの?」「投手と打者は、どっちがすごいの?」といった質問を、ほかのプロ野球選手に質問する番組がやたらと目立った。</p>

2017年のスポーツ報道をリードするのはテレ朝? 見応えあった「年末年始スポーツ特番3選」

<p> 年末年始を盛り上げた、さまざまなスポーツ特番。その中でも、特に印象的だった番組を3つ、振り返ってみたい。</p>

<p>●『中居正広のプロ野球魂』(12月27日深夜/テレビ朝日系)</p>

<p> シーズンオフということもあって、スポーツ特番でも特に多いのが野球番組。中でも、頭ひとつ抜けた出来だったのが、年末恒例『中居正広のプロ野球魂』の人気企画「俺の侍ジャパン」だ。</p>

ジャニーズ勢がNHKスポーツ番組で大健闘! 2016年のスポーツメディア考

<p> リオ五輪のメダルラッシュあり、広島カープの25年ぶりのリーグ優勝あり、長友佑都や福原愛の結婚報道ありと、明るい話題が多かった2016年のスポーツ界。一方で、清原和博の逮捕、野球賭博問題といった物議を醸すネタにも事欠かなかった。それらスポーツの話題や情報を、スポーツメディアはどのように扱ったのか? 特に「2016年ならでは」と感じたエピソードをおさらいしたい。</p>

イチローやダルビッシュの“本音”を引き出す、元日ハム・稲葉篤紀のインタビュー力

<p>「神ってる」をはじめ、今年もさまざまな言葉でにぎわいを見せたプロ野球。「野球は言葉のスポーツ」とよく言われるが、実際に選手・監督らから言葉を引き出し、紡ぎ出す記者やインタビュアーの力量次第で、野球報道はいかようにも面白くなり、深みを増していく。</p>

<p> その中で、今季もっとも神がかっていたインタビュアーは、間違いなく元・北海道日本ハムファイターズの稲葉篤紀だろう。</p>

<p> まずは春先、『報道ステーション』(テレビ朝日系)でのイチロー独占インタビューが素晴らしかった。</p>

<p> 稲葉×イチローの絡みは、昨年、マイアミ・マーリンズに移籍したばかりのイチローをアポなしで訪れ、「稲葉さんなら」とイチローが快諾したもの。出身地が隣町同士という間柄だからこその軽快なやりとりは、これまでのどのイチローインタビューとも趣が違っていた。</p>

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