「牧野源」の記事一覧

「台湾政府に圧力をかけて止めろ!」福原愛の結婚報道に、中国人ファンが“愛ちゃんロス”!

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江宏傑と福原のツーショット

 卓球の福原愛が、今月上旬に東京都内で婚姻届を提出していたと、8日付の日刊スポーツが伝えた。お相手は、かねてから交際していた卓球台湾代表の江宏傑(こう・こうけつ)だ。

 この吉報は、福原がアイドル的な人気を誇る中国でも駆け巡った。

 ネットメディアだけでなく、共産党の機関紙「人民日報」が運営するニュースサイト「人民網」までが日本メディアの報道を引用して、このニュースを報じている。

 これに対し、中国版Twitter「微博」には、「おめでとう。愛ちゃんが嫁いでしまうのは寂しいけど、幸せになってね」「五輪が終わった途端、急にキレイになったと思ったら、そういうことだったのか!」などと、ファンからの祝福のメッセージが数多く寄せられている。

 ただ、「中国に住んだこともあり、その後もしょっちゅう訪中しているのに、よりによってなぜ(結婚相手が)台湾の選手なんだ?」「台湾の男は変態だから気をつけて」といった声も聞こえる。

 中には、「これで愛ちゃんは中国の嫁となった」という書き込みも。福原の結婚相手は中国籍ではないはずなのだが、ジェラシーのあまり、両岸問題に触れずにはいられないようだ……。

 さらに「わが政府は台湾政府に圧力をかけ、今すぐ彼らの婚姻手続きを止めるべきだ!」と、嫉妬から過激なことを言いだす熱狂的なファンも……。

 以前、本サイトが報じた通り、福原の中国語が台湾訛りになっただけでブーイングを巻き起こした中国人ファンだが(参照記事)、結婚となれば、そのショックはさらに大きいようである。

 一方で、「日本では夫婦同姓が一般的なのに、別姓のまま。互いに国籍も変えない。同居もしない。こんなのは結婚ではない!」「愛ちゃんは現役を続行するらしい。ということは、子作りはまだしていないはず。うん、絶対にそうだ!」など、自らの気持ちをなだめるような書き込みもあった。

 ともかく、人民はしばらく“愛ちゃんロス”に打ちひしがれることになりそうだ。
(文=牧野源)

中国農村で“犬皆殺し令”発令! 大量処分の背景に、犬食文化の後退か

<p>「飼っている犬を差し出しなさい」</p>

<p> 8月4日午前、安徽省合肥市の農村で、愛犬家が住む複数の家のドアを荒っぽくノックした地元鎮政府の職員は、こう言い放った。</p>

<p> 彼らは飼い主から犬を強引に奪い取ると、木の棒で殴り殺したのだった。この日、村で捕獲された犬は計26匹に上り、そのすべてが同じ運命をたどった。現場では、愛犬が公権力によって連れ去られていく様子を、なすすべなく泣きながら見送る少女の姿もあった。同鎮政府は7月、犬にかまれた村民が狂犬病を発症して死亡したことをきっかけに、村内のすべて犬の殺処分を決めたのだ。<br />
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中国人の訪日滞在コストは3割アップ! 英のEU離脱で“爆買い終了”が決定的に!?

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もう彼らに会えなくなるとしたら、寂しい限りだ……

 欧州連合(EU)からの離脱・残留を問う英国国民投票で、離脱派の勝利が判明した24日、東京外国為替市場の円相場は一時、1ドル=99円台と100円を割り、終値でも2年7カ月ぶりの円高ドル安となった。投票前、残留優勢と見込んでいた市場は混乱。日経平均株価も1,200円以上値を下げた。

 一方、円暴騰に素早い反応を示したのが、中国人たちである。

「次の国慶節(10月1日)に日本へ行こうと思っていたのに、こんなに円が高くなってしまっては考え直さなければ……」

 同日、中国版Twitter「微博」で、あるユーザーはこう落胆の声を漏らしていた。それもそのはず、日本円は、人民元に対しても大幅に高騰しているのだ。ちょうど1年前、1元=20円だった為替レートは、ここ数カ月の円高基調でジリジリと下がり続け、英国民投票の結果を受けて、24日には15円半ばとなった。これはつまり、日本を旅行する中国人にとって、何もかもが3割増しとなることを意味する。今でこそ日本に群がっている爆買い中国人だが、機を見るに敏な彼らは、近いうちにクモの子を散らすように日本からいなくなってしまうかもしれない。

 官製メディア「人民網」でも、英国民投票より前の6月22日付の記事で、「円高によって、日本での外国人のブランド品爆買いは終わるだろう」という見通しを報じている。また同記事では、日本百貨店協会が発表している全国百貨店売上高が今年3月以降、3カ月連続でマイナスとなったことも、円高による外国人離れが原因sと指摘している。

 一方では、日本製品の駆け込み購入も起きている。広東省広州市在住の日本人男性は話す。

「24日の昼、中国人の義母は円の暴騰をニュースで知るとと、すぐに友人らと連れ立って香港に買い出しに出かけました。香港で売られている日本製の日用品や薬を、円高を理由に価格改定されないうちに買い込むためです。それにしても、中国人のこういう瞬発力には、感心するばかりです(笑)。また、市内の電気量販店からは、日本製の一眼レフが店頭から姿を消していました。店員は『値上げを心配して、客が買っていった』と行っていましたが、値上げしてから売るために、店側が販売を停止したのかもしれません」

 実際、ネット上の転売品市場では、すでに日本製品の値上げラッシュが巻き起こっている。

「ここ1カ月ほどで、『淘宝網(タオバオ)』や『微信』(中国版チャットアプリ)で販売されている日本製品が、どんどん値上げされている。円高によって、転売業者の仕入れコストが上昇しているためでしょう」(北京在住日本人主婦)

 爆買い依存も指摘されている日本のインバウンドビジネスだが、果たして東京五輪まで持つのだろうか?
(文=牧野源)

施術中の彫り師の横で弁当タイムもザラ!? 中国“不衛生タトゥー”が原因で悪性脳腫瘍を発症!

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中国のあちこちにあるタトゥースタジオ。美容院に行くくらいの感覚で利用できる

 全国の公衆浴場や海水浴場で、タトゥーや刺青を排除する動きが進むのと同時に、彫り師への規制も強化されている。医師免許を持たずに、客にタトゥーや刺青を彫った彫り師が、医師法違反容疑で摘発される例が相次いでいるのだ。

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ホームレスに洋服をあげたら病院送りに!? 善人が損をする、中国“人心荒廃のスパイラル”

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意識不明の重体状態が続く、被害者の林伯勛氏

 道に倒れている老人を助けた人が、逆に賠償請求されてしまうという例が相次いでいる中国で、再び「人助けリスク」を痛感させる事件が起きた。

 広東省珠海市でホームレスに洋服を差し出した男性が、感謝されるどころか逆に暴行を受けて意識不明の重体となっているのだ。

 台湾「中時電子報」によると、被害者は台湾出身の映像監督の林伯勛(リン・ボーシュン)氏。子どもに安全を呼びかける教育映画『宝貝、別害怕(ベイビー、怖がらないで)』製作のため、同地に滞在していたという。

 林氏は1月16日、寒空の下で半袖で凍えているホームレスの男を見て心が痛み、自分の着ていたコートを差し出した。ところが、この行為を侮辱と受け取ったのか、男は持っていた鋭利な刃物で林氏を襲撃。さらに、林氏の所持品を奪い取った。

 林氏は当初、意識がはっきりしており、自分で病院に駆け込み、4日後に退院したが、翌日に容体が急変。再び病院へ運ばれたときには意識不明となり、現在は植物状態で危険な状態が続いているという。

 また、高額な医療費も台湾のネット民を驚かせている。林氏の家族の話では、一日の医療費が1万8,000元(約33万円弱)に及んでいる。治療を始めてすでに数日が経過していることから、林氏の家計は困窮状態に陥っているという。

 中国のネット上では、林氏の回復を願うコメントが相次いだが、中には「中国でホームレスをしているやつは、趣味だったり仕事だったりする。本当のホームレスなんて、どこにもいない。仕事が終われば、普通の服に着替えるんだ」「善良な心を行動に移す必要はない」と、被害の発端となった林氏の行動を批判するような声もある。

 中国社会にはびこる人心荒廃のスパイラルは、まだまだ続きそうだ。
(文=牧野源)

観光客1人当たり1万円以上のリベート!? 中国人社長逮捕の「ラオックス」に中国人が殺到するワケ

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2015年春節、中国人客でごった返すラオックス銀座本店前の様子

 総合免税店「ラオックス」が、中国人留学生を不法に雇用していたとして、大阪府警外事課は12月25日、同社と中国籍の羅怡文(ら・いぶん)社長をそれぞれ出入国管理法違反(不法就労助長)などの疑いで書類送検した。また、元店長の男ら関係者3人と、アルバイト従業員として働いていた中国人留学生4人も、同法違反で逮捕された。

 外国人留学生の就労には、週28時間の法定上限時間がある。しかし、大阪市内にある4店舗では、中国からの爆買い観光客が増加する中、留学生ら15人をこの上限を超えて働かせていたのだ。販売を担当していたある留学生は、週60時間以上働いていたという。 

 確かに猫の手も借りたいほどの繁盛ぶりであることは、銀座本店をのぞけばすぐにわかる。春節や国慶節ではなくても、中国人観光客の一行を乗せた大型観光バスが次々と店の正面に横付けされ、吐き出された乗客が店舗内へと吸い込まれていく。

 ラオックスの2014年度の決算資料を見ると、国内店舗売り上げが大きく寄与し連結売上高は、前年度比151%増となる500億円を突破。訪日中国人全体の半数近くに当たる、のべ112万人以上が同店を利用している。

 ラオックスは09年8月に中国の家電量販店最大手・蘇寧電器集団の傘下となっており、中国人観光客の間で知名度があるのは確かだ。それでも、多くの日本人にとっては、ラオックスはなぜここまで中国人観光客の支持を集めているのか、今ひとつピンと来ない。

「総合免税店」をうたうラオックスだが、外国人旅行者の場合、ヨドバシやビックカメラ、ヤマダ電機などの大手家電量販店でも、消費税の支払いが免除される。また、それらの主要店舗でも中国語対応のスタッフが常駐しており、言葉の問題はない。さらに、商品価格を比べてみても、ラオックスは大手家電量販店と比べて、割高であることが多いのだ。

 それでも中国人観光客がラオックスに殺到する理由について、中国事情に詳しいルポライターの奥窪優木氏は話す。

「ラオックスは、団体旅行商品を販売する中国の旅行会社とキックバック契約を結んでいる。ツアーの行程の中にラオックスへの来店を組み込ませる代わりに、ラオックスは来店したツアー参加者が支払った金額に応じて、旅行会社にリベートを渡す。ラオックス以外の中国系の免税店も、旅行会社と同様の契約を結んでいて、キックバック率は8~12%ほどといわれています。こうした中、旅行会社は、団体旅行商品の価格は採算度外視で設定し、キックバックで収益を上げるというのが主流になっています」

 観光庁の調べによると、2014年の訪日中国人の平均買い物額は13万4,067円。この金額のすべてに8%のキックバックが行われたとすると、観光客1人当たり1万円以上のリベートを、旅行会社が受け取ることとなるのだ。ちなみに日本政府観光局の想定では、14年には中国人観光客全体の約6割に当たる約147万人が団体旅行によって訪日している。

 2015ユーキャン新語・流行語大賞にも選ばれた「爆買い」は、日本製品への信頼や円安人民元高などが要因とされている。しかし中国人の爆買いに限っていえば、中国系免税店と旅行会社の間で結ばれているキックバック契約も、第三の要因といえそうだ。

 日本の景気を刺激すると期待されている中国人観光客だが、爆買いマネーの大部分は中国へと還流しているのかもしれない。
(文=牧野源)

「売春婦を追い出した報いだ……」中国“性都”で地面が突然陥没! 原因は風俗一斉摘発か

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陥没事故の現場。工事のために車線の一部が封鎖されたことで渋滞も巻き起こっており、地元住民の不満の種ともなっていた

 8月13日、広東省東莞市の地下鉄工事現場で、300平方メートルにわたって地面が陥没する事故が発生。地下で作業中だった作業員1人が生き埋めとなり、死亡した。同じ現場では過去に5回の崩落事故が発生しており、前日にも約80平方メートルにわたる地面陥没が起きたばかり。

 現場は、日本人向けの飲食店が軒を連ねる常平区の中心地で、邦人が巻き込まれる危険性も十分にあった。

 工事を請け負う建設業者は、豪雨の影響で地盤が緩んでいたことを事故の原因としているが、別の見方をするのは現地の日系企業に勤める日本人男性(34歳)だ。

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在りし日の東莞市の性風俗店。さまざまなタイプの小姐たちがズラリと並び、客の指名を待つ
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2014年2月9日に始まった大規模な掃黄。彼女たちを失ったことで、街は大きな経済的損失を被った

「東莞市では10年ほど前に4路線から成る地下鉄網の建設計画が発表され、2010年ごろには着工していた。そのうち1本は今年中に開通する予定だったのですが、最近になって開通予定が来年末にまで延期されたんです。陥没事故の現場も2~3年ほど前からずっと工事中になっていましたが、ここ最近は作業が進められている様子はなかった。その理由としてささやかれているのが、地元政府の資金がショートしているというウワサです。というのも、東莞市では昨年2月に行われた大規模な掃黄(風俗一斉摘発)により、風俗産業のみならず、飲食店やホテルなども大きな経済的打撃を被った。その損失額は1兆円ともいわれているほどです。これにより、市政府の税収はガタ落ちしている。そんな中で行われた手抜き工事が原因ではないかという臆測も出ている。地元民たちも『街を支えていた小姐(シャオチエ)たちを追い出した報いだ』と話しています」

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風俗一斉摘発直後の現場周辺の様子。かつては、明るいうちから売春婦たちが闊歩していたのだが……

 ちなみに、大手ゼネコンの土木部門社員によると「トンネルの内側から補強する覆工が完成しないまま放置されれば、上からかかる地圧に耐え切れなくなり、崩落する危険性がある」という。

 中国の発展は、全国に数千万人ともいわれる売春婦が支えていたということか。人民の生活の便と安全のためにも、風俗産業をいち早く復活させるべき!? 
(文=牧野源)

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