「習近平」の記事一覧

習近平の顔写真に墨をぶちまけた女性が謎の失踪! 当局は、海外メディアへの閲覧規制も発動か

 習近平政権発足以降、中国政府は民主活動家や人権派弁護士への圧力をますます強めている。こうした中、先日、突如行方不明となった女性に大きな注目が集まっている。一体、女性の身に何があったのだろうか?

「自由亜洲電台」(7月4日付)によると今月4日、20代と思われる中国人女性が自撮り動画を中国版Twitter「微博」にアップしたのだが、その内容が当局の逆鱗に触れた可能性があるという。…

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逃亡生活もラクじゃない!? 中国政府が公開した、汚職官僚たちの“ビフォー・アフター”が衝撃的

<p>「トラもハエも叩く」とのスローガンのもと、習近平政権下では公務員の汚職が厳しく取り締まられている。しかし一方では、多くの高官が、不正に蓄財した資産とともに海外に逃亡し、取り締まりを逃れている。</p>

<p> そんな中、当局は、海外逃亡の末に逮捕された汚職官僚たちの写真をメディアに公開した。</p>

<p> 例えば重要指名手配犯番号1号の楊秀珠被告は、女性でありながら浙江省温州市の副市長にまで上り詰めた官僚であったが、2003年に自身の汚職事件が明るみになると、すぐにシンガポールを経由してアメリカへ逃亡。その後、政治難民として申請を続けてきたが受理されず、中国政府に自首を促され、昨年末に帰国すると同時に逮捕された。</p>

G20で「風俗合法化」を公言!? “裸の王様”習近平に、国内外で失笑の嵐

<p> こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。</p>

<p> 9月4日から5日にかけて、中国・杭州市でG20(金融世界経済に関する首脳会合)が開催されました。今回の会議では習近平国家主席が議長役を担当し、海外のテレビ局は「世界が共に発展する新たな可能性を示している」と評価しましたが、実際には習主席は大きな失態を演じました。</p>

習近平のコラ画像転載で「不敬罪」!? 言論弾圧強まる中国で、大学生が10日間拘留処分に

<p> 習近平政権の発足以降、言論統制や民主化活動家への弾圧が強まっている中国で、安徽省に住む20歳の男子大学生が、Facebookで見つけた画像を中国版Twitter「微博」に転載しただけで、地元の公安当局によって逮捕されてしまった。その容疑は「侮蔑行為」だという。</p>

<p> 台湾メディアなどが伝えたところによると、実はその大学生が転載したのは、偉大なる習総書記を揶揄したコラ画像だったのだ。公安局はこれを「下劣な影響を与える」として、中国の法律に則り、10日間の拘留処分とした。この件が明るみに出ると、ネット上では政治的表現の問題や政治的人物の人格権についての意見が飛び交ったが、これらは当局によって即座に削除された。</p>

うっとうしいけど、憎めない!? 時代に翻弄される中国人の姿を描く“倦中本”『激ヤバ国家 中国の正体!』

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『激ヤバ国家 中国の正体! 』(宝島社)

 いまやお昼の情報番組から週刊誌まで、中国ネタは欠かすことのできないおなじみコンテンツとなっている。

 しかし、そこに登場する中国人たちの行動といえば、白昼の路上で突然裸になったり、横転したトラックの積み荷をわれ先にと奪い合ったりと、われわれ日本人からすれば“とっぴ”と言わざるを得ない。彼らは、日本人と顔形が似ているからこそ、われわれの常識にそぐわない行動をすると、余計に奇妙奇天烈に映る部分もあるだろう。

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違法アップロードに対抗!? 毛沢東や習近平が登場する日本のエロ漫画に、中国人もタジタジ

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 中国政府に批判的な書籍を扱っていた香港の書店関係者5人が失踪した事件。そのうち、タイで行方不明となっていた同書店筆頭株主が、「交通死亡事故の罪を償うため」として中国当局に出頭したが、大陸外にまで及ぶ中国政府の言論弾圧の恐ろしさを世界に知らしめた。

 そんな中、日本初の「“禁書”間違いなし」のヤバすぎる漫画が、中華圏で話題となっている。

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ライバルや有識者は徹底排除! 「トラもハエもたたく」習近平“強権政治”はいつまで続くのか『十三億分の一の男』

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『十三億分の一の男』(小学館)

 2012年11月に、中国共産党の最高職である中央委員会総書記に任命された習近平。政権発足から3年あまりが経過し、その権力は拡大する一方だ。これまで、「トラもハエもたたく」と表現する反腐敗キャンペーンを敷き、胡錦濤の側近であった令計画をはじめ、周永康、薄熙来といったライバル高官たちを次々と失脚させ、ジャーナリスト、弁護士なども粛清の対象としてきた。

 昨日まで権力者として大手を振って歩いていた男が、次の日には犯罪者となることは、中国では日常茶飯事。中国の歴史は、権力闘争によって紡がれてきたといっても過言ではないだろう。そんな権力闘争の内幕を、習近平を中心として描いたのが、ジャーナリスト・峯村健司による著書『十三億分の一の男』(小学館)。彼は、中国人の権力欲を「彼らのDNAの中に埋め込まれているとさえ思えるほど、権力への強い執着心を感じずにはいられない」と語る。

 もともと、習近平は、将来を嘱望された人物ではなかった。

 同年代のライバルとしては、胡錦濤の側近であり、若くしてその名を知らしめていた李克強がおり、彼が国家主席の座に就くと目されていた。一方、副首相であり周恩来の側近として活躍したものの、文化大革命で失脚した習仲勲を父に持つ習。清華大学化学工程部を卒業し、軍高官の秘書として党中央軍事委員会弁公庁に勤務した後、廈門副市長、福州市党委員会書記、福建省長など地方回りを重ね、党中央候補委員となったのは1997年のことだった。当時、習の序列は中央委員候補の名簿の中で、151人中151番目。「この時点で、総書記の座から最も遠い『幹部候補』だった」と、峯村は記す。ライバルの李克強は、この時点ですでに格上の中央委員会入りを果たし、「ポスト胡錦濤」の名を欲しいままにしていた。

 「ポスト胡錦濤」と、最下位の幹部候補。その序列が転覆したのは、2007年のこと。新指導部のお披露目会見で、李の序列は7位、一方の習の序列は6位とまさかの逆転劇を果たしたのだ。この会見の直前に、胡錦濤が主催した内部会議の結果、胡錦濤の勢力拡大を危惧する「上海閥」と「太子党」グループが李を警戒し、共闘して李克強を追い落としにかかった。

「出世競争が厳しい中国共産党内においては、トップに近づけば近づくほど、反発や批判を受けやすくなる。仮に100人のライバルの中でトップに立った瞬間、追い落とそうとする99人から攻撃の標的となるのだ」(本書より)

 30年以上にわたり、トップに立っていた李が引きずり落とされ、その座に居座った習。そのせいか、最高指導者就任直後は「最弱」「中国の終焉」という言葉がメディアをにぎわせていた。しかし、無能な人間が13億人のトップに立てるわけがない。彼は、最高指導者就任後、前例のないほど積極的にライバルを追い落とし、江沢民や胡錦濤の影響力を排除。もはや、その政権基盤は盤石という見方が強い。本書では、中国政府関係者のこんな話が取り上げられている。

「私は、習近平氏はある面では、鄧小平の力をすでに超えたと思っています、当時の鄧は役職としては軍のトップという立場しか持っておらず、さらに手強い保守派の重鎮が居並んでいました。でも今の習氏は党・軍・政府のすべての権限を握っており、抵抗しうるライバルも見当たりません」

 しかし、峯岸はこれから習が直面するであろう危機を予測する。

 不満分子による暗殺や、さらには経済成長の鈍化、貧富の格差といった経済問題など、習近平政権を取り巻くリスクは山積みだ。中でも、粛清によって党内は萎縮化しており、家族や愛人たちを賄賂で稼いだ資金とともにアメリカへと移す動きが政府高官の中で加速している。本書によれば、10年間で14兆円あまりの資産が最大のライバル国へと流出してしまったという。習政権の発足後、党員たちは「自分の番」におびえながら、来るべき「その時」を前に入念な準備をしているようだ。

 はたして、熾烈な権力闘争を生き抜いてきた習近平は、今後どのようなかじ取りを行っていくのだろうか? 政界、財政界、国外、国内、と最高指導者の寝首を掻こうとする勢力は、至るところに存在している。一歩、かじ取りを間違えれば、習自身の立場も危うくなることだろう。
(文=萩原雄太[かもめマシーン])

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