「映画」の記事一覧(24 / 35ページ)

織田裕二が「余命6カ月」!? 映画『ボクの妻と結婚してください。』ハマらなすぎの主演を受けた切ない理由

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超元気そう

 俳優の織田裕二が、樋口卓治氏の小説を三宅喜重監督のメガホンで映画化する『ボクの妻と結婚してください。』に主演することが明らかになった。

 同作品は2014年に舞台化、15年にはNHKのBSプレミアムでドラマ化され、ともに主演をウッチャンナンチャンの内村光良が演じた。余命6カ月を宣告された主人公が、遺される家族を支える人を探すというヒューマンドラマである。

 織田は同作品に関し「ようやく自分のやるべき作品と役柄に出会うことができた」と熱っぽく語っている。だが、世間の反応はなんとも微妙なようで……。

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渡辺謙と同格!? “演技派”広末涼子がハワイ映画祭で「キャリア功労賞」受賞の違和感

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名女優?

 女優の広末涼子が、米ハワイ・ホノルルで開催中の『第35回ハワイ国際映画祭』で、「キャリア功労賞」を受賞した。役所広司や渡辺謙、海外ならサミュエル・L・ジャクソンなども同賞を受賞しており、日本人女優としては初の快挙ということになる。

 10代の頃から女優として活動してきたキャリアが評価されての今回の受賞ということだが、「それなら他にもいるのでは?」という意見も多く、役所広司や渡辺謙の隣に並べると、違和感を拭いきれないのは気のせいだろうか。

「日本人からすれば『ハワイ国際映画祭』自体の知名度がないですからね。『快挙なの?』というのが大方の印象ではないでしょうか。広末が出演した『おくりびと』(2008)が同映画祭で観客賞を受賞し、最終的にはアカデミー賞の外国語映画賞を獲得したことで、現地の人からはインパクトが大きかったということでしょう。正直、『おくりびと』の広末は、演技派の出演者の中で、目に見えて“棒演技”だったと思いますが……(笑)」(芸能記者)

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殺処分寸前の犬たちが人間に復讐する!! ハンガリー映画に込められた社会的弱者たちの叫び

<p> 犬と人間との関係を描いた映画がこの秋、次々と劇場公開されている。キアヌ・リーヴス主演の『ジョン・ウィック』は家族同様にかわいがっていたビーグル犬を殺された元殺し屋が復讐に燃えるアクションノワールとして人気を呼び、トルコ原産の大型犬カンガールドッグと孤独な少年との交流を描いたトルコ映画『シーヴァス 王子さまになれなかった少年と負け犬だった闘犬の物語』はロングラン上映中だ。12月から公開される3Dアニメ『I LOVE スヌーピー』では、“永遠のダメ少年”チャーリー・ブラウンが憧れの女の子の気を惹こうと愛犬スヌーピーに見守られながら学芸会の特訓に励む。どの作品も人間と犬との掛け替えのないパートナーシップが描かれている。そんな中で極めつけの犬映画といえるのが、11月21日(土)より公開されるハンガリー映画『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』。施設に収容されていた犬たちが一斉蜂起し、虐待した人間たちに襲い掛かるという異色の動物パニックムービーなのだ。</p>

ソ連とアメリカが手を組んだ!? 史上最悪の2人が活躍する『コードネーム U.N.C.L.E.』

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(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED

 今週取り上げる最新映画は、1960年代のヨーロッパを舞台に、米ソの凄腕スパイが共闘するスタイリッシュな活劇と、問題を抱えたCIA工作員と借金苦のヘタレ男が捏造映像制作で奮闘する異色喜劇。2作品とも、対立していた2人がコンビを組むことから生まれる、緊張感と笑いがストーリーを盛り上げる(いずれも11月14日公開)。

『コードネーム U.N.C.L.E.』は、1960年代の英TVシリーズ『0011 ナポレオン・ソロ』をベースに、『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督が映画化したスパイアクション。東西冷戦下の60年代前半、核兵器で世界を滅ぼそうとするテロ計画の情報をつかんだ米国とソ連は、それぞれナンバーワンのスパイをベルリンへ送り込む。CIAのナポレオン・ソロとKGBのクリヤキンは当初、テロ組織に拉致された核科学者の娘ギャビーを確保するため激しく対立するが、上層部の意向により、手を組んで組織に潜入することになる。

『007』や『ミッション・インポッシブル』というスパイ物の代表格はいずれも、主人公のエリートスパイがチームに支えられながら活躍するのに対し、本作は互いに反目し合う米ソのスパイがコンビを組む設定が際立って面白い。『マン・オブ・スティール』(2013)のヘンリー・カビルが演じるソロは金庫破りを得意とするスマートなプレイボーイ、『ローン・レンジャー』(13)のアーミー・ハマーが扮するクリヤキンは直情型で真面目な格闘技の達人。好対照なイケメン2人がぶつかり合いながら共闘する展開は、バディムービーとしても秀逸だ。ギャビー役には話題作への出演が続く新進女優アリシア・ビキャンデル、テロ組織を操る悪女ヴィクトリア役に『華麗なるギャツビー』(13)のエリザベス・デビッキと、タイプの異なる美女の競演も60年代ファッションと合わせて楽しめる。

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「作品選びが悪すぎる?」SMAP・香取慎吾、最新主演作の酷評にジャニーズが大激怒!

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『ギャラクシー街道』(フジテレビ/東宝)公式サイトより

 三谷幸喜監督・脚本の最新作で、SMAP・香取慎吾が主演する映画『ギャラクシー街道』のPRイベントが9日、都内で行われた。

 興行ランキングでは初登場1位を獲得するなどしている一方、ネットや一部で酷評されたためか、三谷監督は「『バカ野郎!』と言いたい。街を歩いていて、これほど『元気ですか?』と声を掛けられた経験はありません」と、皮肉まじりに反論したが、かなりの苦戦を強いられているようだ。

「興行成績ランキングでは3週目にして、前週の1位から6位に転落。ネット上では『金返せ』『見なきゃよかった』など酷評のオンパレードで、全国の劇場では閑古鳥が鳴いている。このままだと、興収29.6億円を記録した、三谷監督作品の前作『清須会議』(2013年)には、はるかに及ばない興収になりそう」(映画業界関係者)

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人生を変えてしまう快心のエッチがここにある!? 黒川芽以主演コメディ『愛を語れば変態ですか』

<p> 人は誰かを愛するとき、その人は変態になる。愛を知った人は、常識や世間体という拘束着を脱ぎ捨て、すっぽんぽんの変態となる。社会生活を営む頭でっかちな人間から、本能まるだしな野生動物へと変態を遂げる。野生の力を取り戻した変態は、拘束着を脱ぐことができない人間よりも圧倒的に魅力的だ。黒川芽以主演のコメディ映画『愛を語れば変態ですか』は、平凡な人妻あさこが自分は変態であることを受け入れ、無敵の存在へと覚醒していく姿を描く。CGなどを使うことなく黒川芽以は、怪作『LUCY/ルーシー』(14)のスカーレット・ヨハンソンばりに変身することになる。<br />
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伊勢谷友介も長谷川博己も忘れさせる!? 『劇場版 MOZU』で「観客震撼」の役者と、たけしの“素”

<p> 7日に公開され、オープニング2日間で動員17万374人、興収2億2847万2400円を稼ぎ、初登場1位を獲得した『劇場版 MOZU』。TBSとWOWOWの共同制作で2014年に放送されたドラマ版の完結編として、主演の西島秀俊や香川照之、真木よう子などおなじみのキャストに加え、伊勢谷友介、松坂桃李、阿部力、ビートたけしら豪華キャストの共演が実現した作品。</p>

<p> キャストのみならず、劇中のアクションや爆破シーンもド迫力の一言で、「どんだけ金かけてるんだ」と突っ込みを入れたくなるほどで、その分の迫力も十分に感じられる。さすがは共同制作といったところだろうか。</p>

<p> ただ、この作品最大の見所は、各世代の“イケメン”を揃って拝むことができる点ではないか。しかも単に二枚目を並べているだけでなく、役柄のマッチングも極めて自然である。公開前は、シリーズ最大の黒幕である“ダルマ”演じるビートたけしの出演ばかりが注目されたが、各々の役者が力を発揮した格好だ。<br />
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不器用に生き抜く姿に心打たれる! 21世紀的群像劇『恋人たち』

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(C)松竹ブロードキャスティング/アーク・フィルムズ

 今週取り上げる最新映画は、現代の日本を舞台に、殺し屋たちが暗躍する裏社会の抗争に主人公が巻き込まれるサスペンスと、人を愛するがゆえに挫折し傷つく人々を描く群像ドラマの2作品。ベストセラー小説を原作に人気俳優をそろえた前者と、ほぼ新人の俳優3人をメインに据えて当て書きした脚本の後者とで、構えは大きく異なるが、キャストの熱演と作り手の真摯な姿勢は互いに引けを取らない力作たちだ。

『グラスホッパー』(11月7日公開)は、伊坂幸太郎の小説を生田斗真主演で映画化したサスペンス娯楽大作。仕組まれた交通事故で婚約者を失った教師・鈴木(生田)は、復讐のため退職して、裏社会の組織に潜り込む。だが狙った相手は、車道沿いで背中を押して事故死を偽装する「押し屋」(吉岡秀隆)によって殺されてしまう。命じられて押し屋を追跡する鈴木だったが、復讐の意図がバレ、組織から追われる身に。その頃、相手を絶望させる眼力で自殺に追い込む「鯨」(浅野忠信)、若きナイフの使い手「蝉」(山田涼介)という2人の殺し屋も、組織を揺るがす壮絶な抗争に巻き込まれていく。

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皇室、五輪、放尿、滞納つづきの健康保険……曲がり角を過ぎたこの国の物語『恋人たち』

<p> 映画の冒頭、ヒゲづらの男が博多弁でとつとつと愛について語る。男はかねてより交際していた恋人にプロポーズした。どんな答えが返ってくるか、ドキドキする瞬間だ。答えはイエス。男はタバコはもうやめるけんと約束するも、恋人がシャワーを浴びている最中に、うれしさのあまりついタバコを一本吸ってしまう。当然、シャワーから出てきた彼女はタバコの匂いに気づく。男は怒られるかと一瞬ビクつくが、彼女はこう言った。「これから一緒に暮らしていく中で、少しずつ減らしていければいいね」と。ヒゲづらの男はたどたどしくも、かつて恋人と過ごした愛おしい時間を振り返る。そして観客は、その愛はすでに失われたものであること知る。『ぐるりのこと。』(08)以来となる橋口亮輔監督の7年ぶりの新作長編『恋人たち』は、愛を失い、現代社会で迷子になってしまった3人の“恋人たち”に寄り添い、彼らが不幸のどん底から懸命に這い上がろうとする姿を追っていく。</p>

“キムタク超え”岡田准一に危機! 映画『海賊とよばれた男』主演決定で懸念される「モンスター」って?

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大丈夫か?

 V6の岡田准一が、映画『海賊とよばれた男』(2016年冬公開予定)に主演することが明らかになった。13年に岡田主演で映画化され、8週連続で興行収入第1位を記録した『永遠の0』と同じ、作家・百田尚樹氏のベストセラーが原作。監督も引き続き山崎貴監督がメガホンをとる。作品は、出光興産創業者の出光佐三をモデルとした、男の一生の物語だ。

 観客動員数は700万人、歴代の邦画実写映画で6位にランクインする大ヒットを記録した『永遠の0』を作った、いわば“最強チーム”が再結集する『海賊とよばれた男』。特に岡田准一は、『永遠の0』で国内の各映画賞を総ナメにし、役者として名実ともに「キムタクを超えた」との意見もある。最近でも『図書館戦争 THE LAST MISSION』が大ヒット、16年には『エヴェレスト 神々の山嶺』という大作映画の公開も控えるなど、映画俳優として今最も勢いのある1人である。

 すでに「ヒット確実」ともいえるような『海賊とよばれた男』。ただ、岡田の大活躍や『永遠の0』の強力スタッフをもってしても拭いきれない“不安”が、同作にはこびりついている。

「原作の百田尚樹氏ですよ。故・やしきたかじん氏と書いた『殉愛』(幻冬舎)に関わる名誉毀損などの訴訟や、文化芸術懇話会における『沖縄の2つの新聞はつぶさないといけない』などの問題発言。『引退宣言』と度重なる撤回など、百田氏に対する世間のイメージは極めてブラックなのが実状です。『永遠の0』も“戦争礼賛”と映画監督の宮崎駿氏に批判されるなど物議をかもしましたし、今回もさまざまな議論を呼ぶかもしれません。話題性だけは抜群ですが……」(記者)

 さらに記者は、作品内容以前に百田氏に関する“ある疑惑”が、彼のブラックイメージをより強めていると主張する。

「『永遠の0』は、同じく作家の浅田次郎氏の『壬生義士伝』(文藝春秋)と作品の骨格が酷似しているとされ、坂井三郎氏の『大空のサムライ』(講談社+α文庫)のエピソードを使いまわしているという話もあります。『海賊とよばれた男』も、木本正次氏の『小説出光佐三』(にっかん書房)との類似性を指摘されており、ネット上でも百田氏の“パクリ”疑惑は以前より叫ばれてきました。『史実』にエンターテイメント性を与えるのが百田氏の上手さではありますが、“歴史を捻じ曲げている”と毛嫌いする人も決して少なくありません。公開が近づけば、一部の誹謗中傷は避けられないでしょう」(同)

 まさに文壇の“モンスター”ともいえる百田氏。『永遠の0』がヒットした当時と今とでは、百田作品に対する世間のイメージは大きく違うようだ。飛ぶ鳥を落とす勢いの岡田准一にとって、この『海賊とよばれた男』が“黒歴史”にならないことを祈りたい。

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