「スポーツ」の記事一覧(10 / 12ページ)

ジャニーズ勢がNHKスポーツ番組で大健闘! 2016年のスポーツメディア考

<p> リオ五輪のメダルラッシュあり、広島カープの25年ぶりのリーグ優勝あり、長友佑都や福原愛の結婚報道ありと、明るい話題が多かった2016年のスポーツ界。一方で、清原和博の逮捕、野球賭博問題といった物議を醸すネタにも事欠かなかった。それらスポーツの話題や情報を、スポーツメディアはどのように扱ったのか? 特に「2016年ならでは」と感じたエピソードをおさらいしたい。</p>

イチローやダルビッシュの“本音”を引き出す、元日ハム・稲葉篤紀のインタビュー力

<p>「神ってる」をはじめ、今年もさまざまな言葉でにぎわいを見せたプロ野球。「野球は言葉のスポーツ」とよく言われるが、実際に選手・監督らから言葉を引き出し、紡ぎ出す記者やインタビュアーの力量次第で、野球報道はいかようにも面白くなり、深みを増していく。</p>

<p> その中で、今季もっとも神がかっていたインタビュアーは、間違いなく元・北海道日本ハムファイターズの稲葉篤紀だろう。</p>

<p> まずは春先、『報道ステーション』(テレビ朝日系)でのイチロー独占インタビューが素晴らしかった。</p>

<p> 稲葉×イチローの絡みは、昨年、マイアミ・マーリンズに移籍したばかりのイチローをアポなしで訪れ、「稲葉さんなら」とイチローが快諾したもの。出身地が隣町同士という間柄だからこその軽快なやりとりは、これまでのどのイチローインタビューとも趣が違っていた。</p>

マニアックすぎ!! ネタの「狭さ」で勝負をかけるNHK『球辞苑』とフジ『スポーツの神様たち』

<p> 年末年始はスポーツ系特番も花盛り。12月5日放送のテレビ朝日系『中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!』を皮切りに、ここから怒濤のようにアスリートを「ネタ」にした特番でにぎわうはずだ。</p>

<p> プロ野球やJリーグが束の間のオフシーズンを迎える今、アスリートの素顔に迫るコンテンツは、それはそれで価値がある。ただ、年末特番という性質上、ターゲットを広く構える必要があるため、どうしたって薄くてぬるくて物足りない企画に陥りがちだ。</p>

<p> 冒頭で挙げた『中居正広のスポーツ!』にしても、その内容に「スクープ」と呼べるようなネタは(当たり前だが)なく、むしろ、TBSの『プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達』と『壮絶人生ドキュメント プロ野球選手の妻たち』の二番煎じ的な話題も多かった。個々のキャラクターでの面白さや発見はあっても、見終わった後に何か心に残るものはほとんどない。</p>

気配りの人、中居正広が語った「野球と自分とSMAPと」

<p> SMAP・中居正広にとって激動の1年が、間もなく終わろうとしている。振り返れば今年、彼は自分の境遇が騒がれているはずなのに、周りを慮ってばかりだった。</p>

<p> SMAP解散騒動に揺れる中、むしろ番組では、それをネタにして場を和ませる姿を何度となく披露した。またある時は、引退危機にすら追い込まれていたベッキーのテレビ復帰を、見事にプロデュースした。先月放送された『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2016』(フジテレビ系)では、徳光和夫とみのもんたという、立教大学放送部の先輩後輩による不毛ないざこざを軽快にいなしていた。</p>

<p> 解散決定の報が世に出たのは、自身がTBSの五輪キャスターを務めているまっ最中。だからこそ彼はラジオ番組を通して、「リオのオリンピックの期間中に発表ということになったことを、スポーツ関係者の皆さま、アスリートの方々、それを支える方々、そして日本中で応援している方々、自分がキャスターとしてやらせてもらっているにもかかわらず、水を差すような時期だったことは申し訳なく思っております。深くお詫び申し上げます」と謝罪した。</p>

フジテレビの“起爆剤”にならず! あまりにも“流行る要素”がなさすぎたBリーグの惨状……

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フジテレビ番組サイトより

 22日にフジテレビ系列で生中継された、男子バスケットボールの新プロリーグ「Bリーグ」の開幕戦「A東京vs琉球」の平均視聴率が5.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だった。

 開幕前、NBLとbjリーグの2リーグを統一しBリーグを作り上げた川淵三郎エグゼクティブアドバイザーは、メディアの取材に対し、開幕戦の視聴率について「初日の視聴率はとにかく2ケタほしいよ。15%だな。スタートが一番大事なんだ」と話していたが、フタを開けて見ると、最も視聴率が期待できるプライムタイムの放送としては大惨敗。同時間帯では、18年間続いた長寿番組『いきなり!黄金伝説』(テレビ朝日系)の最終回スペシャルが14.9%で有終の美を飾った。

「もともと、フジテレビはBS局でbjリーグの中継に力を入れていた流れで、歴史的な開幕戦を放送することになった。慢性化した視聴率の低迷を一向に打開できないフジだけに、幹部としてはなんとか“起爆剤”的なコンテンツになることを期待。生中継の番組MCにジョン・カビラとカトパンこと加藤綾子アナを投入。応援キャラクターにバスケ経験者の広瀬アリス・すず姉妹を起用して番宣させ、試合前にはE-girlsの藤井萩花・夏恋の姉妹ユニット・ShuuKaRenが、公式テーマソング『Take-A-Shot! feat. PKCZ(R)』を、史上初の全面床面LEDコートでショーアップされた光のパフォーマンスの中で披露したが、結局、E-girlsの所属事務所・LDHに近々CDデビューするShuuKaRenの売り出しにうまく使われただけで、視聴率アップにはまったくつながらなかった」(広告代理店関係者)

 ちなみに、93年5月15日に開幕した国内初のプロサッカーリーグ・Jリーグの開幕戦「ヴェルディ川崎vs横浜マリノス」はNHKで生中継され、それまでのサッカー中継史上最高視聴率となる32.4%を記録。以後、現在までしっかりと人気が根付き、かつてはアジア予選突破もままならなかったサッカー日本代表は、すっかりW杯の常連国となった。

 Jリーグと比べ、Bリーグはあまりにも盛り上がりに欠けてしまったかたちだが、理由はどこにあるのだろうか?

「Jリーグの開幕当時の方が、全体的にテレビの視聴率が高かったので、同じ土俵で視聴率を比べるわけにはいかないが、一般的にBリーグの知名度がまったくと言っていいほど浸透していなかったのは明らか。Jリーグ開幕時、日本人ではカズやラモスら、すでに日本代表の主力としてある程度、知名度があった選手がそろっており、それに加え、開幕に合わせジーコ、リネカー、リトバルスキーらW杯で活躍したレジェンドプレーヤーを続々と日本に連れてきた。それに比べ、Bリーグは国内を1リーグに統一しないと五輪に出場できなくなったため、いわば応急措置的に統一された新リーグ。NBLは実業団が母体のチーム中心だったが、ろくにテレビ中継もなく選手の知名度はほぼ皆無。一方bjリーグは演出こそ本場アメリカのNBAに近い感じだったが、主力選手はNBAのレベルに達しない黒人選手たちが中心。おまけに、バスケの男子代表は76年のモントリオール以降、五輪から遠ざかり、Bリーグ開幕前で絶大なPRになるはずだったリオ五輪も予選落ち。まったく日本で流行る要素が見当たらない」(スポーツ紙のベテラン記者)

 お笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明はパーソナリティーをつとめるラジオ番組でBリーグについて「流行らない」とバッサリ。Bリーグの関係者と選手には小木の予想を裏切る結果を目指し、奮起してほしいものだが……。

レスリング・吉田沙保里に日テレ『Going!』が熱視線? ALSOK退社でテレビ進出に暗雲も……

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「目を覚ませ」(avex trax)

 リオ五輪で惜しくも4連覇を逃し、銀メダルとなった女子レスリング・吉田沙保里の去就を最も気にしていたのはテレビ関係者だといわれる。

 実際、凱旋帰国後の会見でも、真っ先にその質問が飛んでいた。「まだ帰ったばかりなので」と返答を濁した吉田だが、局がこの件にこだわるのは、引退する場合にスポーツキャスターなどのオファーをかけたいからだ。

「吉田は明るいキャラクターで、好感度も高い。東京五輪に向けて長期契約を狙っている番組もある。ウワサでは、くりぃむしちゅーの上田晋也がMCを務める日本テレビ系の『Going!Sports&NEWS』が、早くも水面下で吉田にコンタクトを取っているとか。吉田は上田と別の番組を通じて意気投合して個人的に付き合いがあるようで、そこは一歩リードかもしれませんね」(テレビプロデューサー)

 一方、吉田の起用に慎重になる関係者もいる。吉田は昨年末に所属のALSOKを退社。これは、最後になるかもしれない五輪出場を前に、あらゆる活動支援やメディア、CM出演などで生まれる報酬を100%、懐に入れるためだとみられている。

 実際、それまで無償で受けていたスポーツ紙などの直撃取材も「今後は3万円」とした話などを週刊誌で報じられ、さらには五輪前に資金集めのパーティーを大々的に開催。しかし、その露骨なフリー転身は、それまで支えてきたALSOK側をかなり怒らせたものだというウワサもあるのだ。

「五輪直前まで支援してもらっていながらの退社は、恩知らずと見る向きも多かったようですが、ALSOKは各テレビ局のCMで大口スポンサーとなっているので、極端に吉田を大きく起用するのには気が引けるというテレビマンもいるみたいですよ。そこは、今後のマネジメント次第ですが」(芸能関係者)

 起用が浮上する『Going!』は江川卓(野球評論家)や亀梨和也(KAT-TUN)など華がある出演者がそろうが、女性は局アナ中心で、ビッグネームを欲しがっている事情もある。番組サイドに起用の可能性があるのか聞いてみたところ「担当者不在」で回答はもらえなかったが、いずれにせよ、吉田と接触したがるテレビ関係者は少なくなさそうだ。
(文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)

『アメトーーク!』だけじゃない! “継続は力なり”で人気をつかんだ「高校野球大好き芸人」たち

<p>「スポーツを語る」番組は年々増えている。だが、熱狂的なマニアやファンも多いだけに、ときに大きなバッシングを受ける。</p>

<p> 12日深夜に放送された日本テレビ系『ナカイの窓』の「野球 VSサッカー企画」が、その顕著な例だ。</p>

<p> SMAP・中居正広を筆頭とする野球好き、ペナルティ・ヒデをはじめとするサッカー好きの芸能人、アスリートに分かれて「それぞれの競技の魅力」を語り合うというこの企画。いいとこ取りをしようとして内容が薄くなったばかりか、結果的に相手競技をけなす方向に走ってしまい、双方のファンから反感を買った。</p>

韓国プロ野球選手が“車内オナニー”で逮捕!「道行く女子大生をオカズにシコシコ……」

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キム・サンヒョン選手(韓国・毎日新聞より)

 韓国のプロ野球選手が、前代未聞のスキャンダルを起こした。渦中の人物は、KTウィズのキム・サンヒョン選手。なんと彼は、通りかかった女性を眺めながら、自分の車の中でオナニーするという公然わいせつ行為で警察に逮捕されたのだ。

 全羅北道(チョルラプクト)の警察署によると、この“車中オナニー事件”が起こったのは6月16日午後4時50分頃。とある建物の前に駐車したキム選手は、道行く女子大生(20歳)を見つけると、運転席の窓を開けて自慰を開始したという。オナニーに熱中するキム選手だったが、その女子大生と目が合うと逃走。しかし、彼女に車両ナンバーを覚えられ、あえなく身元発覚となってしまったわけだ。キム選手は警察の取り調べに対し「性的衝動を感じてやってしまった」と話していたという。

“車中オナニー事件”が明るみになったのは、事件から1カ月ほどたった7月12日のこと。この日も7番バッターとして試合に出場していたが、韓国メディアの報道で事件が明るみになった4回以降に交代している。世間やファンはもちろん、監督や選手たちも、まったく事件を知らなかったという。
 
 キム選手は2009年に韓国プロ野球のMVPを受賞した経歴を持つ、KTウィズの主力選手だ。しかし、今回のスキャンダルの衝撃は大きかった。KTウィズは公然わいせつ行為で警察に立件されたキム選手に対して、翌13日、任意脱退を決定したという。この処分を受けた選手は少なくとも1年以上、球団の同意なしに復帰することができない。球団が選手の所有権を保有するが、練習にも参加できず、年俸も支給されないそうだ。

 韓国野球ファンの失望も大きい。「こんな人だとは思わなかった」「妻子を持つ人間が何をやっているんだ……」「道行く人を見てそんな行為をするんだから、精神的な治療も必要だろ」「奥さんが一番かわいそう」「野球人生も、人としての人生も終わったな」などのコメントが書き込まれている。 
 
 ちなみにKTウィズでは、以前にも所属選手が物議を醸したことがある。昨年、レギュラー捕手であったチャン・ソンウ選手が、元彼女である韓国No.1チアリーダーのパク・キリャンさんを、SNSを通じて誹謗中傷していたのだ。クさん側はチャン選手を名誉毀損で告訴、チャン選手は裁判所に罰金700万ウォン(約70万円)の支払いを命じられている

 つい先日には、メジャーリーガー、カン・ジョンホの性的暴行疑惑も発覚したばかりだが、韓国プロ野球選手たちは、“バット”の振り方を改める必要があるようだ。
(文=S-KOREA編集部<http://s-korea.jp>)

“感動押し売り系”スポーツ番組に一石を投じる、浜田雅功『スポーツジャングル』の媚びない姿勢

<p> ひっそりと、でもしっかりと、ダウンタウン浜田雅功がスポーツメディアに戻ってきた。</p>

<p> 舞台は『スポーツジャングル』(フジテレビ系)。かつて日曜ゴールデンで人気を博した『ジャンクSPORTS』の後継番組だ。深夜枠、しかも関東ローカルではあるのだが、今年4月から大きな番宣もなく、しれっと放送が始まった。</p>

<p> 今さらながら振り返っておくと、『ジャンクSPORTS』は2000年4月から10年3月まで、10年続いたフジテレビの看板スポーツバラエティ。レギュラー放送終了後も何度か特番として復活するほど、根強い人気を誇った番組だ。アスリートの素の部分を掘り下げるとともに、マイナースポーツでも積極的に取り上げたことから、スポーツファンからの評価も高かった。<br />
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桃田賢斗の「闇カジノ問題」で人気凋落のバドミントン“救世主”川淵三郎氏を招へいか?

<p> 近年、「子どもにやらせたくないスポーツ」のアンケートで上位に入るのが野球。以前からプロ選手選手の風紀が乱れているのは知られたことだが、最近は賭博や覚せい剤の事件で、その傾向がさらに強まっている。ほか薬物問題が持ち上がったスノーボードや、肉体的な危険度の高いボクシング、格闘技なども挙げられているのだが、ここに新たに加わりそうなのがバドミントンで、SNSでも「あまりやらせたくない」という声が散見されるようになってきた。</p>

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