「オグマナオト」の記事一覧

マニアックすぎ!! ネタの「狭さ」で勝負をかけるNHK『球辞苑』とフジ『スポーツの神様たち』

<p> 年末年始はスポーツ系特番も花盛り。12月5日放送のテレビ朝日系『中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!』を皮切りに、ここから怒濤のようにアスリートを「ネタ」にした特番でにぎわうはずだ。</p>

<p> プロ野球やJリーグが束の間のオフシーズンを迎える今、アスリートの素顔に迫るコンテンツは、それはそれで価値がある。ただ、年末特番という性質上、ターゲットを広く構える必要があるため、どうしたって薄くてぬるくて物足りない企画に陥りがちだ。</p>

<p> 冒頭で挙げた『中居正広のスポーツ!』にしても、その内容に「スクープ」と呼べるようなネタは(当たり前だが)なく、むしろ、TBSの『プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達』と『壮絶人生ドキュメント プロ野球選手の妻たち』の二番煎じ的な話題も多かった。個々のキャラクターでの面白さや発見はあっても、見終わった後に何か心に残るものはほとんどない。</p>

気配りの人、中居正広が語った「野球と自分とSMAPと」

<p> SMAP・中居正広にとって激動の1年が、間もなく終わろうとしている。振り返れば今年、彼は自分の境遇が騒がれているはずなのに、周りを慮ってばかりだった。</p>

<p> SMAP解散騒動に揺れる中、むしろ番組では、それをネタにして場を和ませる姿を何度となく披露した。またある時は、引退危機にすら追い込まれていたベッキーのテレビ復帰を、見事にプロデュースした。先月放送された『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2016』(フジテレビ系)では、徳光和夫とみのもんたという、立教大学放送部の先輩後輩による不毛ないざこざを軽快にいなしていた。</p>

<p> 解散決定の報が世に出たのは、自身がTBSの五輪キャスターを務めているまっ最中。だからこそ彼はラジオ番組を通して、「リオのオリンピックの期間中に発表ということになったことを、スポーツ関係者の皆さま、アスリートの方々、それを支える方々、そして日本中で応援している方々、自分がキャスターとしてやらせてもらっているにもかかわらず、水を差すような時期だったことは申し訳なく思っております。深くお詫び申し上げます」と謝罪した。</p>

いまだに「宇野ヘディング事件」頼みって……フジ『プロ野球珍プレー好プレー大賞2016』に足りないもの

<p> 2016年も残りわずかだというのに、いまだに80年代・90年代を生きる放送局がある。ご存じ、フジテレビのことだ。</p>

<p> 11月5日、『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2016』がゴールデン帯(21時~)で放送された。が、その内容は「2016」よりも「在りし日のプロ野球」を振り返ってばかりだった。</p>

<p> 伝説のスポーツ番組『プロ野球ニュース』の番組内コーナーだった「珍プレー好プレー」が特番化され、人気を博したのは1983年のこと。以降、年2回のペースで放送され、野球人気の下支えに貢献してきた。<br />
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カープ特需に沸くNHKに今こそ放送してほしい、過去の名作「カープ特集」

<p> プロ野球はペナントレースが終わり、いよいよ8日から日本シリーズ進出をかけたクライマックスシリーズ(CS)に突入する。注目はなんといっても、25年ぶり7度目のセ・リーグ優勝を決めた広島東洋カープだ。</p>

<p> 現在、各メディアでは「カープ特需」ともいうべき現象が起きている。雑誌を開けば女性誌でもカープ特集が組まれ、書店のスポーツコーナーも赤い色が目立つ。テレビでは、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)が「広島カープ芸人」の第3弾を緊急放送。広島での視聴率は23.6%(ビデオリサーチ調べ/以下同)と、シリーズ過去最高を記録した。</p>

<p> 今回の『アメトーーク!』内でも話題になっていたが、「</p>

プロバスケット「Bリーグ」開幕戦で“お祭り騒ぎ”! フジテレビに、バスケへの愛はあったのか?

<p> 分裂していた2リーグを統一し、「B.LEAGUE」(Bリーグ)をつくった川淵三郎初代チェアマンは試合前、「15%を狙う」と宣言していた。しかし、結果は5.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。「歴史的開幕」とうたい、フジテレビがゴールデンで勝負をかけたプロバスケットボール・Bリーグ開幕戦の視聴率だ。</p>

<p> この数字は、いちバスケファンとして、いささかショックだった。NHK BSでも同時中継、さらにソフトバンクが運営する「スポナビライブ」でも無料配信されていたとはいえ、さすがにもう少し数字が取れると思っていた。</p>

<p> だが、フジテレビのショックたるや、もっとすさまじいのではないだろうか? この2週間、さまざまな番組を横断して、バスケPR企画を実施。深夜帯では特別番組まで放送して、「バスケ開幕」を訴えていたからだ。</p>

リオは一味違う? 「パラリンピック報道」に新たな視点を作る、風間俊介とマツコ・デラックス

<p> ロンドン大会で約45時間だったNHKの放送時間は、リオでは120時間以上へ激増。過去、最も注目を集めるであろう、リオデジャネイロ・パラリンピックが開幕した。</p>

<p> 開会式では、車いす選手が観客席に作られた巨大スロープから一気に滑り降り、そのままジャンプ。ど派手なパフォーマンスが、さっそく話題を呼んでいる。</p>

<p> ただ、そのパフォーマンス以上に開会式でうならされたことがある。NHKの現地リポーターを務める俳優、風間俊介のコメント力だ。</p>

フジ「タレントなし」で大丈夫!? キャスター人選に見る、リオ五輪民放各局の思惑

<p> ついに開幕したリオ五輪。1秒、1センチの差に命を懸けて4年分の思いをぶつけるアスリート同様、数字をめぐる攻防を繰り広げるのがテレビマンたち。そんな各局のキャスター人選、テーマソング、注目競技から、それぞれの思惑を予想したい。</p>

<p> メインキャスターを務めるのは嵐・櫻井翔。北京大会から数えて、冬季も含めると5大会連続でのキャスター就任だ。キャプテンを明石家さんま、スペシャルサポーターを『Going! Sports&News』でおなじみのくりぃむしちゅーの上田晋也。アスリートキャスターを田中理恵(元体操代表)が務める。<br />
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『アメトーーク!』だけじゃない! “継続は力なり”で人気をつかんだ「高校野球大好き芸人」たち

<p>「スポーツを語る」番組は年々増えている。だが、熱狂的なマニアやファンも多いだけに、ときに大きなバッシングを受ける。</p>

<p> 12日深夜に放送された日本テレビ系『ナカイの窓』の「野球 VSサッカー企画」が、その顕著な例だ。</p>

<p> SMAP・中居正広を筆頭とする野球好き、ペナルティ・ヒデをはじめとするサッカー好きの芸能人、アスリートに分かれて「それぞれの競技の魅力」を語り合うというこの企画。いいとこ取りをしようとして内容が薄くなったばかりか、結果的に相手競技をけなす方向に走ってしまい、双方のファンから反感を買った。</p>

“感動押し売り系”スポーツ番組に一石を投じる、浜田雅功『スポーツジャングル』の媚びない姿勢

<p> ひっそりと、でもしっかりと、ダウンタウン浜田雅功がスポーツメディアに戻ってきた。</p>

<p> 舞台は『スポーツジャングル』(フジテレビ系)。かつて日曜ゴールデンで人気を博した『ジャンクSPORTS』の後継番組だ。深夜枠、しかも関東ローカルではあるのだが、今年4月から大きな番宣もなく、しれっと放送が始まった。</p>

<p> 今さらながら振り返っておくと、『ジャンクSPORTS』は2000年4月から10年3月まで、10年続いたフジテレビの看板スポーツバラエティ。レギュラー放送終了後も何度か特番として復活するほど、根強い人気を誇った番組だ。アスリートの素の部分を掘り下げるとともに、マイナースポーツでも積極的に取り上げたことから、スポーツファンからの評価も高かった。<br />
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“神スイング”稲村亜美を見習うべし!? 『ユアタイム』と市川紗椰に「本当に足りないもの」とは

<p> 番組開始から1カ月。フジテレビ系『ユアタイム~あなたの時間~』に、光明はまだ見えない。</p>

<p> MCを務める市川紗椰のかみっぷり、キョドりすぎの進行ぶりばかりが批判の矢面に立たされている。だが、もっとその中身を問いただすべきではないだろうか?<br />
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